ドワルス・ドール・フラーンデレンで鎖骨骨折して、ジロ出場が取りやめとなったワウト・ファンアールト。
急遽、ツール・ド・フランスに参戦となったが、スーパーワウトが見られることはなかった。
そのワウト・ファンアールトがパリオリンピック個人タイムトライヤルに驚きの秘密兵器で登場するかもしれない。
不運なツール・ド・フランス
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We cried about your tears in the spring. Falling down, getting up, fighting and going on again. You couldn’t pursue your personal goals this spring, but you desperately wanted to be a part of the team at the Tour de France. There, once again, you… pic.twitter.com/InS98I4xZA
— Team Visma | Lease a Bike (@vismaleaseabike) July 21, 2024
秘密兵器の前にワウト・ファンアールトのツール・ド・フランスでの走りについて。
まず、上記のようにTeam Visma | Lease a Bikeはチームのために乗ったワウト・ファンアールトを称賛している。
ただ、完璧ではないワウトには不運も沢山あった。第1ステージこそ、集団トップの3位となったが、第3ステージで落車に巻き込まれてしまう。
そして、第13ステージでは集団先頭で走っていて、下りカーブで落車。歩道にのりあげ自転車が宙を舞ってしまった。これは奇跡的に、骨折などなかったけれど、打撲はかなりの影響があったはず。
第18ステージでも逃げに乗ったけれど、結局決定打を放つことなく勝利には届かなかった。いくら強くてもタイミングと運も必要だ。
最終のタイムトライヤルでは、パリ五輪を考えて調整の走り。結局、このツールでスーパーワウトの走りは披露されなかった。
パリオリンピックを今シーズンの大きな目標の一つにあげていたけれど、ツール参戦は理にかなっていたのか。これについても、ワウトは語っている。
パリオリンピックの秘密兵器
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ワウト・ファンアールトの秘密兵器はこれだ。フロントもディスクホイールで走るかもしれないのだ。
メジャーなTTでフロントディスクで走ったのは、2012年が最後と思われる。オーストリアの女子選手が使っている。誰が考えてもわかるけれど、両輪ディスクだと風の影響をうける。
特にTTポジションで風を受けると不安定で落車の可能性は高くなる。パリのコースは、路面状況が良くない。風は弱いけれど、街中なので突然の風とかはありそう。
ワウト・ファンアールトのコメント
ツールの最後の数日は、いつもとは違う乗り方をすることができた。 得るものはほとんどなく、頭はすでにパリにあった。今のところ調子は良い。
ツールは脚に問題があったが、土曜日にはうまくいくと自信を持っている。一歩前進するにはツールが絶対に必要だった。
ツール・ド・フランスでの、タイムトライアルは大成功とは言えませんでしたね。
特にあの最初のタイムトライアルは間違いなく私の弱かった時期の一つだった。そこにいるのは私自身ではなかった。
土曜日には良くなると確信している。野心的ではないように聞こえるかもしれないが、目標は、私が幸せで誇りに思えるタイムトライアルを完了することだ。
希望を抱かせるためにここにいるわけではない。できるだけ短く終わらせたいと思っている。最終的に3頭の人気馬を追いかけても満足できるかも知れない。
タイムトライアルとロードのどちらが有利と考えている?
今回のタイムトライアルでの準備は想像していたものとは違っていた。私の経験から言えば、100パーセント準備できたほうが良いんだ。
その点ではツールは不利だった。しかし、パリのロードレースにはこのツールが必要だった。
フロントもディスクホイールで試走してましたが、本当に使いますか?
それは確かにオプションだ。私たちはしばらくの間これを準備してきた。とても速いが、適切な条件が必要となる。
土曜日に決めることになる。バイクをコントロールし続ける必要があるため、主に風に左右される。
コースを見たときは避難場所がたくさんあるので嬉しかった。したがって、たとえ奇抜に見えたとしても、それは選択肢になり得るんだ。
空気抵抗を考えるとディスクだけど、間違いなくリスクがある。直角コーナーも多く、取り扱いには十分に注意しないといけない。果たして、ワウト・ファンアールトはフロントディスクでスタートするのか。
注目の個人タイムトライヤルだ。
コメント
今季なかなかスーパーワウトが見れてないので是非みたいですね。シルバーコレクターの名を返上してここでビッグタイトル獲得してほしいです。
コースは把握してないんですが、平坦パワー系のコースなんでしょうか。
当然ガンナや、ツール最終TTまで残れなかったキュングあたりも狙ってくるでしょう。
両輪ディスクホイールで攻め攻めはよいけど、ホントに気をつけてもらいたいですー(。>﹏<。)
コースは高低差はほとんどなし。直角コーナーが12か所くらい。ワウト・ファンアールトは、フロントディスクを2台用意しており、使う可能性が高そうです。
フィリッポ・ガンナはこのためにツール・ド・フランスを回避。トラックもあるし当然返り咲きを狙っているでしょうね。
レムコはツールの疲れがあるが、ジョシュア・ターリングやフィリッポ・ガンナよりもよいと言ってますね。
シュテファン・キュングはあまり期待できないような話を聞いてます。
ガンナは仕上がってそう〜!
キュングはスペシャルTTバイクの記事を拝見しましたが、このバイクでなかなか結果が残せてないのはつらいですね〜
ターリングは伸び盛りなので下剋上するかも!?
レムコはツールのために体重落としたからパワー減してないかな?平地系ではパワー落ちてると難しいような気もしますが強いですね。
TTも無線ないのかしら〜
ジョシュア・ターリングがかなり仕上げてきているでしょうね。12歳の頃からレースに出て、家族で100マイル走に出た時には、一人で完走したとか。
今回勝つとチョコレートとマクドナルドが食べたいと。伸び盛りだし、なりより小さなころから、毎週TTのレースに出ていたのだから、取り扱いもうまい。
TTは全国選手権、オリンピック、世界選手権と同じで無線はないでしょうね。