今大会最初のスプリンターステージの勝利に向けて集団がペースを上げていた時に、Alpecin-Deceuninckのマチュー・ファンデルプールがパンクしてしまう。
必死の追い上げで1分から34秒差まで一人で追い上げたが、残念ながら追走をあきらめる。
そして、リードアウトを失ったジャスパー・フィリップセンは、ラスト1kmの落車に巻き込まれてしまった。
巻き込まれたのは
- ジャスパー・フィリップセン Alpecin-Deceuninck
- ワウト・ファンアールト Team Visma | Lease a Bike
- ソーレン・ヴァーレンショルト Uno-X Mobility
- ギヨーム・ボワヴァン Israel – Premier Tech
- ジェイク・スチュアート Israel – Premier Tech
- ヨン・イサギレ Cofidis
この落車で集団は分裂。多くのライダーが遅れてゴールすることになった。
ジャスパー・フィリップセン Alpecin-Deceuninck
最も注目されたスプリンターだったけれど、マチューがパンクしたのは予兆だったのか。
落車については?
僕たちはとても良かった。マチューがパンクしたんだけど、すぐにギアを変えることができたんだ。
前方ではライダーたちがフックアップしていた。自分にはもう行くところがなかった。特にスプリントを逃したことで、ポイントも逃してしまった。
残念だね。僕らにとってポジティブな1日ではなかったけど、幸いまだチャンスはある。もちろん、もっと違う結果であった方が良かったけれど、僕たちは前進し続けなければならない。
地面に叩きつけられてましたが、ケガについては?
状況を考えれば、ダメージはそれほど悪くない。少なくとも時速60キロで地面に激突したけど、幸いにも良い道だった。ツールは続けられるし、出場したかったけど、それほど悪くなくてよかったよ。
今、本当に怒っているのだろうか?
心の中では少し煮えくり返っているよ。でも、それがサイクリングなんだ。マチューがパンクしたのは不運だったけど、スプリントを走る準備はできていた。
とても長くて退屈な1日だった。自転車に乗っていて、ちょっともったいない一日だった。
ワウト・ファンアールト Team Visma | Lease a Bike
🇫🇷 #TDF2024
🗣️ “I had to brake for that crashes.”
We’re happy you’re safe, Wout. Just like all the other guys! 🙌🏼 pic.twitter.com/7K1cP9Xp04— Team Visma | Lease a Bike (@vismaleaseabike) July 1, 2024
ワウト・ファンアールトは、転倒は避けられたがブレーキをかけて止まり、スプリントのチャンスは奪われてしまった。
遅れていたけれど、幸い転倒は避けられた。ブレーキを踏まなければならなかったし、ギャップもあった。
それでもつなごうとしたけど、もうスリップストリームにはいなかった。いつもちょっとイライラするんだ。スプリントの準備はするけれど、でも、純粋なスプリントでは、すべてがうまくいかなければならないんだ。
明日のガリビエ峠での役割は?
急斜面のコルではなく、長い登りがメイン。それが普段の私に合っている。自分の役割はまだわからない。体重の軽い選手たちは、ヨナス・ヴィンゲゴーを最後にアシストしなければならない。
僕の役割は序盤にあるんだ。
明日、ワウトが挽回することはできない。チームのためにヨナスのためにアシストするのが役割だ。強い選手が必ず勝てる訳ではない。スプリントは全てが揃わないと勝てないのだ。
マーク・カヴェンディシュ Astana Qazaqstan Team
“It’s great for African cycling, Bini’s a legend”
Daniel caught up with Mark Cavendish after he got stuck behind the crash 🇮🇲🚀#TDF2024 pic.twitter.com/KQZRKC9fQZ
— ITV Cycling (@itvcycling) July 1, 2024
Astana Qazaqstan Teamは、ダヴィデ・バッレリーニがスプリントに参加。マーク・カヴェンディシュは、落車に阻まれてしまった一人だ。
落車に巻き込まれた?
何が起こっているのかほとんど見えなかったから、その音が聞こえたし、もっと近くにいた人たちが僕の前でクラッシュしようとしているのが聞こえた。
誰かにぶつかると思うのではなく、後ろから誰かがぶつかってくるのを待つんだ。だから僕はただ横滑りして、後ろからぶつけられるのを待っているんだ。幸運にもそうならなかった。
2日間苦しんでましたが、どんな気持ちで最初のスプリントデイを迎えたのだろうか?
調子は悪くなかったよ。脚の調子がいい人なんていないよ。タデイ・ポガチャルの脚はいい感じかもしれない。他のみんなは少し疲れている。
長い一日だった。回復できるほど簡単ではなかったし、ハードでもなかった。一日中、ちょっと不快だったけど、でも大丈夫。脚に何かを残してきたし、明日のアルプスを走る準備はできている。
誰も大きな怪我はしていないと思う。スプリントはできなかったけど、無事だった。それが一番大事なことだ。僕たちは進み続ける。
マーク・カヴェンディシュは、第5ステージと第6ステージが次のチャンスになりそうだが、何よりも第4ステージのタイムアウトと戦わないといけない。
コメント