第3ステージのゴールでタデイ・ポガチャルよりも二つ順位が上ならば、マイヨジョーヌだったレムコ・エヴェネプール。
タデイ・ポガチャルは、第4ステージのガリビエ峠を前にマイヨジョーヌを手放したいと思っており、リーダー交代は目に見えていた。
だが、我武者羅にマイヨジョーヌを狙ったのはEF Education-EasyPostのリチャル・カラパス。マライン・ファンデンベルフのアシストを受けて見事にマイヨジョーヌをゲットだ。
戦争に備える
“Ik moest niets”: Remco Evenepoel spreekt van “geslaagde missie” in Turijn en kijkt vooruit. “Morgen is belangrijk, maar niet de lastigste rit.” https://t.co/jRh76oEBCz pic.twitter.com/eLVVMSSm3A
— sporza (@sporza) July 1, 2024
レムコ・エヴェネプールの第3ステージの目標とは、とにかく安全にゴールすることだった。
マイヨジョーヌを取る計画はなかったの?
いや、イエローのことは考えていなかったよ。僕は怪我もなくここにいるし、このままであってほしい。でも、他の選手は大怪我をした。
明日はガリビエ越えのクライミングテストが待っていますね。
重要だが、ツールで最も重要な日ではなく、最もタフなステージではない。違いはあるかもしれないが、大きな違いはない。戦争に備えなければならない。
私たちは、何がおこるのか、何が可能で、何ができないのかみていかないといけない。
レムコ・エヴェネプールは、先を見据えている。マイヨジョーヌを今取るものではなく、最終的に狙うものだ。
カスパー・ピーダスンが離脱
Casper Pedersen thankfully back on his bike after going down inside the last 15KM. #TDF2024 pic.twitter.com/Ne1G0B796i
— NBC Sports Cycling (@NBCSCycling) July 1, 2024
残り15kmのラウンドアバウトのようなところで落車したカスパー・ピーダスン。脳震盪の検査を受けて走り出し、無事にゴールしていたので問題ないと思っていた。
しかし、チームからの報告では鎖骨骨折とのこと。カスパー・ピーダスンは第4ステージを走ることなく、リタイヤとなってしまった。
レムコ・エヴェネプールは、第4ステージのガリビエ峠前にアシストを一人失うことになってしまった。
カスパー・ピーダスンは、2023年にTeam DSMから移籍。ミケル・モルコフの後釜としてチームは期待しており、欧州トラックレースで複数のメダルを獲得したスピードマン。
良く逃げにのっているライダーでもあり、2023 フィゲイラ・チャンピオンズ・クラシックで初代チャンピオンとなっている。
大事なステージが続くのに、一人でもチームメイトがかけるとアシストにかかる負担は大きくなる。レムコは早くも試練を迎える。
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