アメリカ人ライダーのウィリアム・バルタがモビスターに移籍だ。
25歳のバルタは、EFEducation-Nippoからの移籍で、同じアイダホ出身のマッテオ・ヨルゲンソンと同じチームとなる。
二人共、シーズン中はニースに住んでいる。チームに同胞がいるのは心強い。
モビスターの強化は8人目
- オスカル・ロドリゲス Astana-Premier Tech
- マックス・カンター Team DSM
- アレクサンデル・アランブル Astana-Premier Tech
- オイエル・ラスカノ Caja Rural- SegurosRGA
- ゴルカ・イサギレ Astana-Premier Tech
- イバン・ソーサ INEOS Grenadiers
- ヴィニシウス・ランゲル Telco,m
2年契約
✍️🇺🇸 Excited to announce @willbarta will be a Movistar Team member for the next two years! His reaction → https://t.co/u2ymUftHFs
🤝8️⃣ Will Barta, octavo fichaje de nuestro equipo masculino; firma por dos años (22-23) → https://t.co/Zm8ZJ8ESJA#RodamosJuntos pic.twitter.com/oLF44WWDuc
— Movistar Team (@Movistar_Team) October 20, 2021
ウィリアム・バルタはアメリカの多くのプロを輩出しているHagens Berman Axeonの出身。
バルタは幼い頃からレースを始め、11歳でアイダホ州ボイジーのBYRDSクラブに参加。注目すべきはタイムトライアル能力で、2017年のU23全国選手権でブランドン・マクナルティ(当時Rally Cycling)に次ぐ2位、エリートで4位となっている。
2017年にU23リエージュ-バストーニュ-リエージュで4位となり、アルデンヌクラシックの力があることも証明。オールラウンダーの可能性を見せてくれる。
だが、2018年U23ジロデイタリアでのクラッシュで大腿骨骨折。手術では、臀筋を切る必要があり、完全な力を取り戻すために8か月のリハビリテーションに直面した。
6月16日にケガをしていたが、2019年にはCCC Teamとの契約を勝ち取る。2019年のツール・ド・ロマンディでは一流TTスペシャリストに交じって8位を獲得。
この時の優勝はプリモシュ・ログリッチ。彼とは43秒のタイム差があった。それが2020ブエルタ第13ステージの激坂タイムトライヤルでは1秒差まで縮めている。
ブエルタも総合22位で終えており、TTのみならず総合力もあることがわかる。
これで、チーム消滅したCCCからEFEducation-Nippoに移籍となり、救われた。ただ、今シーズンは足の故障のために4月までレースを走れていない。
モビスターでは、10歳のころからアイダホ州のBYRDSで一緒にレースをしていた親友のマッテオ・ヨルゲルソンと走るのが楽しみだと。
ニースでは二人はトレーニングパートナーだ。是非、身体を万全な状態にしてスーパーなTTの走りを取り戻して貰いたい。
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