フェルナンド・ガビリアが久々の勝利を上げた!
膝の故障でジロ・デ・イタリアでリタイヤしており、ツール・ド・フランスもスキップしていたフェルナンド・ガビリア。
今シーズンは、膝の故障により中々勝利にありつけなかったが、パスカル・アッカーマンをスプリントで下し5か月ぶりの勝利となった。
Gree-Tour of Guangxi
フェルナンド・ガビリアの勝利したのは広西ツアー(ツアー・オブ・グアンシー)の第1ステージ。
133キロのコースで、街中を3周したあとにゴールを迎えるほぼフラットに近いコース。
最初の逃げは、ヨセフ・チェルニー(CCC Team)、ミケルフレーリク・オノレ(Deceuninck – Quick Step)、ライアン・ミューレン(Trek – Segafredo)が90km地点まで逃げる。
最後まで逃げていたライアン・ミューレンがつかまると、次に「クレルモン・フェランのTGV」と呼ばれているレミ・カヴァニャ(Deceuninck-QuickStep)がアタック!
レミ・カヴァニャはチームとの延長契約が決まっている。
ラスト15kmを切ってからは、ヴィクトール・カンペナールツ( Lotto Soudal)もアタックをかけた。
ヴィクトール・カンペナールツはTeam NTTに移籍が決まっている。カンペナールツのアタックはロードレースでは中々見れないので是非見てみたかった。
全てのアタックが封じ込まれて、最後のスプリントに進む中、フェルナンド・ガビリアはフィル・バウハウス(Bahrain Merida)のホイールにつく。
パスカル・アッカーマンは、フェリックス・グロスチャートナーのリードアウトを得て、完璧なスプリントの体勢に入ったが、コース右側からスプリントを開始したフェルナンド・ガビリアが素晴らしい追い込みを見せる。
An extremely tight finish sees @FndoGaviria win Stage 1 of the @TourofGuangxi for @TeamUAEAbuDhabi ❤️🚴♂️⚡️ pic.twitter.com/pd8iwgqCfo
— Velon CC (@VelonCC) 2019年10月17日
リードアウトしたフェリックス・グロスチャートナーは自分の仕事を信じて後ろで手を上げて喜んでいたが、なんとパスカル・アッカーマンが僅差で負けてしまった。
フェルナンド・ガビリアの爆発力が戻った感じのスプリントで、素晴らしいものだった。残りのステージでもパスカル・アッカーマンとのスプリント勝負が見られそうだ。
復活までの道のり
4月にトラックでクラッシュしてから膝のケガに苦しんでいたフェルナンド・ガビリア。
今シーズンの成績は
ジロ・デ・イタリアの勝利もエリア・ヴィヴィアーニの斜行失格により繰り上げの勝利であり、納得のいくものではなかった。
ジロ・デ・イタリアのあとに、Tour de Pologne (2.UWT)に出場するが、第1ステージも第2ステージも2位という結果。
ブエルタ・ア・エスバーニャにも出場したが、第4ステージで3位に入るのがやっとだった。
フェルナンド・ガビリアは
「私は長い間優勝していないので、この感覚は驚くべきものです。
シーズン最後のレースで勝つために戻ってくるのは本当に良いことだ。シーズン前半は散々だったが、今では良い気持ちで冬のトレーニングを始めることができる」
と表彰式の後のインタビューで答えている。
来シーズンは、復活したフェルナンド・ガビリアの素晴らしいスプリントが見られそうだ。今シーズンの鬱憤を是非晴らして欲しい。
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