Veloflexは、カーボンリムに関する問題に対処したSPS(サイドウォールプロテクションシステム)での新しいクリンチャータイヤ(オープンチューブラー)を発表した。
カーボンビーズフックの一部はETRTO規制を無視しているため、リムエッジが鋭くなり通常のタイヤが損傷する可能性がある。
SPSはこの分野で強化されており、安全上の懸念を排除すると言われている。
詳しくは、下記のカーボンリムの形状の図を見て貰うとわかりやすい。
Veloflex SPS強化カーボンリム用クリンチャータイヤ
リムとタイヤの基準は、まだ統一されていない。
そのため、Veloflexは安全性をさらに高めるためにタイヤ自体に工夫を加えた。
下記の図を見て貰うとと分かりやすい。
右の図のリム形状では、ビーズの真円度に関するETRTO基準を満たしていないリムエッジの原因を示している。
右の画像のようなカーボンリムの場合には、エッジがとがっているのでタイヤに亀裂が入ってしまうのだ。
この場合、タイヤのサイドウォールに潜在的な切断を引き起こし、壊滅的な故障を引き起こす可能性があるのは誰が見てもわかる。
Veloflexは、すべてのカーボンリムが問題になるわけではないと述べている。
ここで、少し用語の解説です。
オーブンチューブラーとは
チューブラータイヤと同じ行程で作られるクリンチャーホイール用タイヤで、フィニッシュのみ筒状にするか、クリンチさせるビードをつけるかの違いにとどまり、しなやかな造りが可能となっている。
装着方法はクリンチャーと変わらず、空気をいれてない状態では平べったい形状となっている。
Veloflexの場合には、チューブラーに使用するのと同じ職人加工で製造されておりオーブンチューブラーと呼んでいる。
SPSは、Sidewall Protection Systemの略で、リムのエッジ部分と直接当たるビート部分の補強が含まれている。
Veloflexはこの補強材で、すべてのカーボンリムは新しいタイヤで安全だと主張している。
つまり、カーボンリムの形状がどうであれ大丈夫であると主張している。
Veloflexは、いくつかのクリンチャーモデルで新しいテクノロジーを提供する。
- レコードSPS 700×23(49ユーロ、160 g)
- Corsa 28 SPS(52ユーロ、230 g)
- Corsa 25 SPS(€49、220g)
- Corsa 23 SPS(44ユーロ、210 g)
- マスター28 SPS(51ユーロ、230 g)
- マスター25 SPS(49ユーロ、220グラム)
- マスター23 SPS(44ユーロ、210グラム)
Veloflex SPSタイヤは現在入手可能。
古い非SPSタイヤはまだ利用可能だが、在庫がなくなると徐々に廃止される。
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