SMART Tire Companyは、火星着陸船用に作成されたタイヤと同じ設計に基づいた新しいアルミニウム合金タイヤ技術を昨年発表していた。
パンクしないタイヤが完成すると、自転車のみならず、自動車でも利用が出来る。パンクせず耐久性も良いならば、毎年廃棄されるタイヤの問題もクリアーされるはずだ。
昨年発表から開発は進んでおり、50%軽量化とコストも抑えることに成功している。
パンクしないタイヤ
当然開発には、時間とお金がかかる。クラウドファンディングに加えて、1月にはテレビ番組Shark Tankに出演して投資家に製品を売り込んでいる。
A big thank you to all those who have supported our appearance on Shark Tank! 🚲🦈 We had so much fun, deal or no deal, facing off with the Sharks! Of course the episode was filmed months ago and we’ve been super busy, so stay tuned for more big news, soon! 🚀 pic.twitter.com/dmalJxvvFn
— The SMART Tire Company (@SmartTire) January 9, 2022
SMART Tire Companyによると、タイヤは同じエアレス形状記憶技術を使用している。
NASAが超弾性タイヤに採用し、火星探査車のミッションで利用して、宇宙の最も遠い範囲を移動するときにパンクの可能性を排除している。
まあ、火星でパンクしても直せないですからね。
タイヤはNiTinol +と呼ばれる高度で軽量な素材でできており、ゴムのように弾力性があり、チタンと同じくらいの強度があると同社は主張。
これは、スムーズな乗り心地を確保しながら、フラットになることなく完璧な形状記憶を保持することを意味する。
チューブを交換したり定期的にメンテナンスしたりしなくても、タイヤはバイクの恒久的な部品になることができる。
タイヤは第2世代となって金属の外観ではなく、従来のゴム製トレッドを独自の構造の上に接着する技術を考案している。
従来のタイヤよりもゴムの使用量が少なく、ケーシングをサポートし、内部の空気のない特殊な位相変化金属ワイヤーコイルを守っている。
ゴムは摩耗すると思うけど、どうなんでしょうねえ~。
ただ、内部の効果なNiTinol金属が少なくなるため、タイヤは50%軽量化されコストが抑えられる。
NASAの技術は安くなく当初はタイヤセットが2700ドルを越えると言われていた。目標は、今年末までに100ドルの価格でエアレスタイヤを販売することだ。
100ドル(約1万1千円)でもかなり高いけど、パンクせず交換不要ならば話は別となりそうだ。
更に、自動車のタイヤとなると市場が大きい。1回買えばメンテナンスも交換も要らないならば環境にも優しい製品となる。
果たして製品化まで出来るのか要注目だ。
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