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ツール・ド・ロマンディ 4.05kmのプロローグを制した爆速ライダーはやはりあの人か?

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Photo credit: joménager on VisualHunt
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 ツール・ド・ロマンディは1947年が第1回の開催。

昨年はコロナで中止となっており、2019年の優勝はプリモッシュ・ログリッチ。

これまでの優勝者を見てみると

  • 2019:プリモッシュ・ログリッチ
  • 2018:プリモッシュ・ログリッチ
  • 2017:リッチー・ポート
  • 2016:ナイロ・キンタナ
  • 2015:イルヌル・ザカリン
  • 2014:クリス・フルーム
  • 2013:クリス・フルーム
  • 2012:ブラッドリー・ウィギンス
  • 2011:カデルエヴァンス

今回は、2018年優勝のリッチー・ポートに2回優勝しているクリス・フルームも出場。出場メンバーをざっとみるとイネオスが強いように見えるけどどうかな。

プロローグで始まり、個人タイムトライヤルで終わる5ステージのレースとなっている。

 

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プロローグ   オロン~オロン 4.05km

 

ツール・ド・ロマンディでプロローグが行われるのは2015年のチームスカイが優勝して以来のこと。

プロローグの開始はルート・ド・ムドンで行われ、オロン・ラ・ヴィルを横断し、パレジューに向かい、Uターンした後、オロン・ラ・ヴィルに戻る。

コースはかなり簡単で、途中で3つのカーブがある。700メートル後、右折し、その後、道路は1.2km直進。

道路の終わりで完全な折り返しが待っており、2.4km後に中間地点が続く。その後約700メートルで、ライダー達は最後の登りに向かう。

最後の登りは、67mの高低差があり、平均勾配7.6%に達する。距離は短いけれども、最後の登りでタイム差がつくのではないかな。

 

シュテファン・ビッセガー

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

EF Education – Nippoのシュテファン・ビッセガーは、早い段階で登場。物凄い記録をたたき出す。

パり~ニース第3ステージの個人TTで優勝したライダーだ。やはりTTに強いライダーだ。

 

シュテファン・キュング

なんと、2020世界選手権3位のシュテファン・キュング(Groupama – FDJ)はトップタイムとはならない。

彼を大きく上回っているのは、EF Education – Nippoのシュテファン・ビッセガーだ。

 

ヨス・ファンエムデン

オランダチャンピオンジャージのヨス・ファンエムデン(Team Jumbo-Visma)。36歳のベテランながらタイムトライヤルは得意種目だ。

5分40秒。av40.84km/h。

 

マイケル・ウッズ

パワーの塊のようなマイケル・ウッズでのゴール前の登りではダンシングしている。

 

今回はISNのエースナンバーをつけて走る。5分51秒。av41.538km/h。

 

ウィルコ・ケルデルマン

ウィルコ・ケルデルマン (BORA – hansgrohe)はシーズンインはキャンプ最終日の交通事故によって遅れた。

サガンと共に、ボルタ・ア・カタルーニャでレース復帰。

復帰したボルタ・ア・カタルーニャは総合5位と良い成績だった。だが、続くイツリア・バスクカントリーでは第3ステージでマイケル・ウッズと共にゴール手前4.5kmで落車してリタイヤしてしまう。

ウィルコ・ケルデルマンの目標はツール・ド・フランスなのでこのロマンディでも結果が欲しいところだ。

5分42秒でav42.602km/hでゴール。中間タイムはここまでトップタイム。av50.865km/h。

 

ミゲル・アンヘルロペス

アスタナからモビスターに移籍したミゲル・アンヘルロペスは、このツール・ド・ロマンディが2021の初レース。

1月にコロナ陽性になったのが影響しているようだ。

ゴールは5分25秒。av42.201km/hで、ここまでの暫定9位。ミゲル・アンヘルロペスにしては良いタイムではないかな。

 

サガン

サガンは、ロンド・ファン・フラーンデレン以来のレースとなる。

 

今回スプリンターが活躍出来そうなステージがあるので、サガンのスプリント勝利が見られるかもしれない。

5分38秒。av41.895km/h。

 

ローハン・デニス

元世界チャンピオンのローハン・デニス登場。中間タイムを1位通過すると、ゴールでは凄まじいタイムをたたき出す。

EF Education – Nippoのシュテファン・ビッセガーの暫定1位のタイムを9秒上回った。わずか4kmの距離で9秒は大きい。

5分27秒。av44.632km/h。チームメイトのフィリッポ・ガンナを待たないといけない。

 

クリス・フルーム

クリス・フルーム登場。

 

 

フルームは、全く乗れていない。ゴールは6分18秒。av38.558km/h。これでは英国のタイムトライヤル代表となるのは難しい。

 

フィリッポ・ガンナ

さあ、ガンナの登場だ。前回のティレーノ〜アドリアティコ では、まさかの負けを喫してしまった。

ワウト・ファンアールトとシュテファン・キュングに敗れて3位となっている。

 

しかし、ガンナはこのステージでもふるわず、暫定5位となってしまう。ローハン・デニスから14秒遅れてしまった。ガンナも人間なんですね~。

5分41秒。av42.895km/h。

 

トニー・マルティン

ユンボ・ヴィズマのいぶし銀。トニー・マルティンが帰ってきた。パリ~ニース第4ステージで道路脇のポールにぶつかってしまいリタイヤ。

長くかかるかと思われたが、ようやく復帰だ。ツール・ド・フランスでは序盤の平地で引かないといけないので、コンデションをあげていかないといけない。

4度の世界TTチャンピオンは、5分47秒。av42.039km/h。

 

リッチー・ポート

リッチー・ポートは凄いタイムを出してきた。チームメイトのローハン・デニスに9秒遅れの5分35秒。av43.455km/h。

あと、ゲラント・トーマスのタイムを待つくらいだろうか。

 

マルク・ヒルシ

UAEはエースナンバーだった、ダビ・デラクルスが欠場。変わってメンバー入りしたのがマルク・ヒルシ。

マルク・ヒルシは暫定6位の記録をたたき出す。5分41秒。AV42.8km。これは良いタイムだ。

 

ゲラント・トーマス

今回イネオスのエースナンバーをつけているゲラント・トーマス。ツールまでは後2か月だが、そろそろコンデションを上げてくる頃だ。

 

ゲラント・トーマスはコンデションを上げてきている。ゴールは5分35秒。av43.504km/hで2位となった。順調ではないかな。

なんと終わってみると上位3人をイネオスが占めるという結果になった。意外なのはフィリッポ・ガンナの調子が落ちていること。

これはジロ・デ・イタリアの個人タイムトライヤルの連続優勝は難しいかもしれない。ジロのスタートまで時間もない。ガンナはメンバーとなっているので、スイスからイタリアに直行となる。

少し体調が心配されが、まあ立て直してくるでしょうけどね。

 

こちらハイライト

 

リザルト

プロローグ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time Avg
1  DENNIS Rohan INEOS Grenadiers 60 50 0:05:26 44.724
2  THOMAS Geraint INEOS Grenadiers 25 30 0:09 43.522
3  PORTE Richie INEOS Grenadiers 10 18 ,, 43.522
4  CAVAGNA Rémi Deceuninck – Quick Step   13 0:11 43.264
5  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo   10 ,, 43.264
6  TRATNIK Jan Bahrain – Victorious   7 0:13 43.009
7  HERRADA Jesús Cofidis, Solutions Crédits   4 0:14 42.882
8  HIRSCHI Marc UAE-Team Emirates   3 0:15 42.757
9  GANNA Filippo INEOS Grenadiers   2 ,, 42.757
10  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step   1 ,, 42.75

早くもイネオスが優位に立つ成績となっている。

総合

Rnk Rider Team UCI Time
1  DENNIS Rohan INEOS Grenadiers 10 0:05:26
2  THOMAS Geraint INEOS Grenadiers   0:09
3  PORTE Richie INEOS Grenadiers   ,,
4  CAVAGNA Rémi Deceuninck – Quick Step   0:11
5  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo   ,,
6  TRATNIK Jan Bahrain – Victorious   0:13
7  HERRADA Jesús Cofidis, Solutions Crédits   0:14
8  HIRSCHI Marc UAE-Team Emirates   0:15
9  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step   ,,
10  GANNA Filippo INEOS Grenadiers   ,,

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