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パリ~ニース第3ステージ 個人タイムトライヤルで勝利したのは驚きのライダー!

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Photo credit: pom'. on Visualhunt / CC BY-SA
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パリ~ニース3日目のステージは、個人タイムトライヤル。

ここまではスプリンターが勝利したきたが、今日はTTスペシャリストが活躍する出番だ。

注目されるのはイネオスの元世界TT王者のローハン・デニス。リッチー・ポートはリタイヤしたので、イネオスのTT注目は彼となる。まあ、総合はテイオ・ゲイガンハートが狙うでしょうけど。

そして、主役は総合優勝を狙うプリモッシュ・ログリッチだろう。ここでリードを広げると総合を守る戦いとなるはず。

アワーレコード保持者のヴィクトール・カンペナールツ(Team Qhubeka ASSOS)も、これまでのレースで果敢なアタックを見せており調子は良さそうだ。

昨年、TTで優勝したセーアン・クラーウアナスン(Team DSM)も要チェックとなる。

 

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第3ステージ ジアン〜ジアン 14.4㎞

第3ステージコースマップ photo paris-nice.f

 

ロワールの町ジアンで始まるタイムトライヤルは、スタートして2km地点に登りが現れる。ここでスピードは落ちるけど、残りは平坦基調。

ただ、小刻みなカーブも多いのでTTポジションのまま曲がれるかは微妙。最後は6.3%の登り勾配となっているので、ライダーは最後に苦しめられる。

このステージで大きくタイムを稼ぐライダーは誰となるだろう。

 

ローハン・デニス

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

放送が始まると、いきなりローハン・デニスの映像から。元世界TTチャンピオンは総合147位なので、スタートが速い。

いきなりのトップタイムを設定してしまう。この記録は当分抜かれないのではないかな。

AV48.556km/hで、17分48秒。

 

ステフェン・クライスヴァイク

Team Jumbo-Vismaのリーダーの一人、ステェン・クライスヴァイクが登場。
このパリ~ニースが今シーズンの初レースなので、総合60位と調整中だ。
 
 
スタートして2kmにある登りだけど、6%といいながら、かなりキツソウだ。ずっとダンシングで上がっている。
 
 
クライスヴァイクはローハン・デニスには及ばなかったが、ここまでで暫定2位。
 

ワレン・バルギル

今回、アルケア・サムシックのエースナンバーをつけているワレン・バルギル。ツアー・オブ・プロヴァンス総合13位。

Faun-Ardèche Classic (1.Pro)11位。Royal Bernard Drome Classic (1.Pro)9位とまずまずの調子でパリ~ニースに乗り込んでいる。

 

テイオ・ゲイガンハート

リッチー・ポートが第1ステージでリタイヤしたので、テイオ・ゲイガンハートがイネオスのエースとなる。

ここから追い上げていくのだけど、山岳での走りが重要になってくる。ローハン・デニスが神がかり的な走りがまた出来るのかにもかかっていそうだけど。

 

マキシミリアン・シャフマン

BORAのエースとしてパリ~ニースに乗り込んできた。今年はツールではなく、ジロでエマヌエル・ブッフマンを助けることになるかもしれない。

シャフマンは12位でゴール。

 

セーアン・クラーウアナスン

昨年のパリ~ニースのタイムトライヤルで優勝したTeam DSMのセーアン・クラーウアナスン。

前を走っていた、Deceuninck – Quick Stepのミケル・モルコフを抜き去る。まあ、モルコフはスプリンターですからね。

 

セーアン・クラーウアナスンは、スピードを落とすことなくゴール。なんと、ローハン・デニスの記録を上回って暫定1位となる。

 

ヴィクトール・カンペナールツ

アワーレコード保持者のヴィクトール・カンペナールツ(Team Qhubeka ASSOS)。

TTの練習自体は今シーズンあまりしていないそうだ。ロードレースに焦点を当てている。当然、レースでも逃げを見せてくれて、中々面白い。

オリンピックもベルギー代表はレムコとワウト・ファンアールトとなっており、カンペナールツは補欠なので、TTにあまり重きを置かなくても良いからだ。

だから、TTの結果はあまり期待しないで欲しいとコメントされていたけど。結果は30位。今年はロードに期待だ。

 

プリモッシュ・ログリッチ

プリモッシュ・ログリッチ登場。スタートから2km地点の登りをダンシングでこなしていく。

 

LAZERのヘルメットも問題ないようで、ログリッチは快調に飛ばしている。中間ポイントもローハン・デニスのタイムを上回っている。

 

ログリッチは、前を走るギヨーム・マルタンを抜いてしまう。

 

プリモッシュ・ログリッチは、セーアン・クラーウアナスンの記録を上回って暫定トップに立つ。順調な仕上がりだ。

 

レミ・カヴァニャ

クレルモン・フェランのTGVこと、クイックステップのレミ・カヴァニャがスタート。フランスTTチャンピオンジャージで登場だ。

 

レミ・カヴァニャは中間計測ポイントをセーアン・クラーウアナスンに次いで2位で通過。かなり速いベースだ。

 

ゴール前では、クリスティアン・ズバラーリ(Alpecin-Fenix)を抜いてしまう。

 

レミ・カヴァニャは、最後までベースを落とさずプリモッシュ・ログリッチの記録も抜いてしまった。

 

シュテファン・ビッセガー

EF Education – Nippoのシュテファン・ビッセガー。Swiss Racing Academyから昨年の8月にチームに合流している22歳の若者。

2019世界選手権U23では2位となっている。TTは得意で2019スイスU23のチャンピオン。2020ピンク・パンクツアーのTTでは3位。

2021UAEツアーでも、フィリッポ・ガンナについで2位でゴールしていた。しかし、まさかこのメンバーで優勝してしまうとは~。

 

 

しかも、リーダージャージも獲得してしまった。これは凄いことだ。

タイムは、レミ・カヴァニャと同タイムとなっているが、0.83秒速かったようだ。AV29.179km/hで17分34秒を記録している。

 

後輪には、Vision Metron TFWチューブレス対応ホイールを装着しており、969g。ホイールはわずか4gの超軽量塗料を使用しており、空気力学を改善するための「特別な化学的性質」を備えている。

 

サム・ベネット

ポイント賞ジャージを着るサム・ベネット。今後のスプリンターステージで、更に勝利を積み上げることが出来るのか注目される。

 

マイケル・マシューズ

マイケル・マシューズ(Team BikeExchange)が最後にスタート。タイムトライヤルは苦手ではないが、トップ選手には及ばないだろう。

リーダージャージは1日で手渡すことになってしまった。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

Rnk Rider Team Time Avg
1  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 0:17:34 49.184
2  CAVAGNA Rémi Deceuninck – Quick Step ,, 49.184
3  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 0:06 48.906
4  MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates 0:09 48.768
5  KRAGH ANDERSEN Søren Team DSM 0:10 48.722
6  DENNIS Rohan INEOS Grenadiers 0:13 48.585
7  LAPORTE Christophe Cofidis, Solutions Crédits ,, 48.585
8  VAN BAARLE Dylan INEOS Grenadiers 0:14 48.539
9  LAMPAERT Yves Deceuninck – Quick Step 0:16 48.449
10  BEVIN Patrick Israel Start-Up Nation ,, 48.449

ローハン・デニスより5人もタイムが良いとは~。

 

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 28 ▲27  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 8:37:11
2 32 ▲30  CAVAGNA Rémi Deceuninck – Quick Step ,,
3 37 ▲34  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 0:06
4 26 ▲22  MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates 0:09
5 1 ▼4  MATTHEWS Michael Team BikeExchange ,,
6 53 ▲47  KRAGH ANDERSEN Søren Team DSM 0:10
7 2 ▼5  PEDERSEN Mads Trek – Segafredo 0:12
8 18 ▲10  LAPORTE Christophe Cofidis, Solutions Crédits 0:13
9 106 ▲97  VAN BAARLE Dylan INEOS Grenadiers 0:14
10 11 ▲1  LAMPAERT Yves Deceuninck – Quick Step 0:15

プリモッシュ・ログリッチは、6秒差で総合3位に。完全に総合優勝を捉えている。

4位には、UAEのブランドン・マクナリティが上がってきており、これも期待の若手が実力を十二分に発揮している感じだ。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  BENNETT Sam Deceuninck – Quick Step 21
2 2  PEDERSEN Mads Trek – Segafredo 21
3 3  MATTHEWS Michael Team BikeExchange 19
4   ▼4  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 15
5 4 ▼1  BOL Cees Team DSM 15
6 5 ▼1  COQUARD Bryan B&B Hotels p/b KTM 13
7   ▼7  CAVAGNA Rémi Deceuninck – Quick Step 12
8 6 ▼2  DÉMARE Arnaud Groupama – FDJ 12
9   ▼9  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 9
10 8 ▼2  PHILIPSEN Jasper Alpecin-Fenix 9

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  DOUBEY Fabien Team Total Direct Energie 10
2 2  POLITT Nils BORA – hansgrohe 3
3 3  ARMÉE Sander Team Qhubeka ASSOS 3
4 4  BERNARD Julien Trek – Segafredo 3
5 5  OLDANI Stefano Lotto Soudal 2
6 7 ▲1  PEREZ Anthony Cofidis, Solutions Crédits 2
7 9 ▲2  DE BONDT Dries Alpecin-Fenix 2
8 8  JANSEN Amund Grøndahl Team BikeExchange 2
9 6 ▼3  DECLERCQ Tim Deceuninck – Quick Step 2
10 10  ARMIRAIL Bruno Groupama – FDJ 1

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 7 ▲6  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 8:37:11
2 6 ▲4  MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates 0:09
3 9 ▲6  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 0:22
4 4  JORGENSON Matteo Movistar Team 0:27
5 1 ▼4  VERMEERSCH Florian Lotto Soudal 0:29
6 17 ▲11  POWLESS Neilson EF Education – Nippo 0:32
7 22 ▲15  SOBRERO Matteo Astana – Premier Tech 0:39
8 19 ▲11  OLDANI Stefano Lotto Soudal 0:41
9 14 ▲5  GOOSSENS Kobe Lotto Soudal 0:45
10 18 ▲8  GODON Dorian AG2R Citroën Team 0:46

シュテファン・ビッセガーがヤングライダー賞でもトップに。

 

 

 

 

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