ディラン・フルーネウェーヘン(Team Jumbo-Visma)は、ジロ・デ・イタリアのメンバー選択で、クリス・ハーパーに変わって出場することになった。
9か月の出場停止を受けて復帰するのは、良いけれども大けがを負わせたファビオ・ヤコブセン(Deceuninck – Quick Step)と和解したのか気になっていた。
さらに、本人も復帰にあたって周りの反応と実際にレースを戦うライダー達に受け入れられるのか心配している。
否定的な反応に備える
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昨年8月、ディラン・フルーネウェーヘンはツール・ド・ポローニュでファビオ・ヤコブセンの生命を脅かすクラッシュを引き起こしたことで、9か月の出場停止の処分を受けている。
ディラン・フルーネウェーヘンの出場停止は5月7日に終了。ジロは1日後の5月8日にトリノの個人タイムトライヤルで始まる。
ディラン・フルーネウェーヘンは、サイクリングの世界で誰もが両手を広げて歓迎するとは限らないことを認識している。
唯一の問題は、レースで精神的にどうなるかです。プロトンはどのように反応しますか?
常に緊張している。レースでのみそれを見ることができる。いずれにせよ、いっぱいです。
私はみんなの感情を受け入れる。過去数ヶ月より悪くなることはない。心理学者とたくさん話をした。私は否定的な反応に備えている。
最初が個人タイムトライヤルからなので、まずは観客がどんな反応を示すのか本人ならず気になるところだ。
レース中に嫌がらせを受けることはないとは思うけど。
ファビオ・ヤコブセンと会話
ファビオ・ヤコブセンはツアー・オブ・ターキーでレースに復帰。
ディラン・フルーネウェーヘンは、ファビオ・ヤコブセンにメッセージを送っていたが、返事は過去数か月なかった。
そこで、ディラン・フルーネウェーヘンは、ファビオの父親にメッセージを送る。すると好意的な返事があったので、2週間ほど前に二人はアムステルダムで会うことになったと言う。
ファビオ・ヤコブセンがツアー・オブ・ターキーに向かう前のことだ。
私たちはアムステルダムの小さな部屋に向かい合って座っていた。二人とも少し心を動かさなければならなかった。
いい会話だったが、内容は自分だけに留めておきたい。
今、一緒にコーヒーを飲んでいるわけではありません。過去にもコーヒーを飲んでいませんでした。スポーツマンとして再び期待できるようになると思う。
すでに二人が和解しているというのは良いニュースだ。
ゴールでは勝利を狙うライバル同士だったので、それほど仲が良かった訳でもないのだろう。
あとは、ディラン・フルーネウェーヘンに対する嫌がらせや脅迫などが起こらなければ良いのですけどねえ。
ポローニュの事故から、ゴールエリアのバリアも改善されており、とても良いバリアも出来ている。二度とあのような事故が起こることのないように選手の安全を最優先にして貰いたい。
ディラン・フルーネウェーヘンは、いきなりステージ優勝を狙う訳ではないだろう。メンバーには、売り出し中のデェビット・デッカーもおりスプリントは二人で担うはずだ。
まずは復帰のレースを見守りたい。
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