UCIの既定により、自転車の重量は6.8kg以上となっています。
メーカーは、軽く固いフレームから、よりエアロなフレームと目指す所が変わってきてます。
エアロフレームバイクは、40キロ以上でバリバリ走らないと効果がない訳ではなく、30キロくらいで走っても十分効果があります。
特に、トッププロの効率アップよりも、アマチュアの効率アップのほうが数値が良い結果が出ています。エアロなフレームはアマチュアこそ乗る効果が高いフレームだといえます。
BMCタイムマシンロード01
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http://www.cyclingnews.com/features/top-5-aero-road-bikes/
BMCのエアロロードバイク。
目指したのはスーパーカーのようなバイク。
単なるレーシングバイクではなくて、プロトンを置いていく武器。そんなスピードを追求したBMCのバイク。
フレーム重量は940gに押さえている。バイク重量は7.76kg。
エアロモジュール
特徴は、フレームBB上のエアロモジュールと命名されている部分だろう。
エアロモジュールはダウンチューブとシートチューブの間にあり、ボトルケージとバイサイドストレージの両方を備えています。
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写真の箱のような部分は、工具入れとなっている。また、Di2コントロールボックスはダウンチューブに組み込まれています。滑らかな一体型コクピットシステムは、すべてのホースとケーブルを風圧から解放。
あくまで、空気抵抗を考えた上での形状であることは間違いない。
Integrated Aero Cover
フロントブレーキキャリパーのディスクロータにまたがって見えるエアロカバーはどの角度からでもキャリパーの周りの気流を平滑にします。
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トップ仕様のタイムマシンは、Dura-Ace Di2と62mmのハイトのDTスイスのカーボンクリンチャーを備えています。 Ultegra Di2の選択肢もあります。
スピードとスタイルの最高峰を目指し、エアロダイナミクスがシステムに統合されたバイクとなっている。
こちら、タイムマシンロード01開発者の紹介動画
こちらも解説動画
S-Works Venge
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S-Works Venge ViAS Di2は、ツール・ド・フランスでももっとも勝利したバイクでもあります。
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世界最速のバイクを作るというコンセプトのもとに開発。社内の風洞実験施設Win Tunnelにおいて、1000時間以上のテストを繰り返し改良が重ねられた。
前作の2015Venge Viasのフレーム重量1200gから240g軽量化して960gに。
R9170系デュラエースDi2とCLX64ホイールを装備した完成車では7.1kg。
ディスクエアロロードバイクの中で最軽量ではないでしょうか?
ハンドル回りの改善
前作までのモデルでは、一体型のハンドルで細かい調整が出来ませんでした。新しいVenge sports SpecializedのAerofly IIバーは、調整が容易になっています。
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2019ツアー・ダウンアンダーでDeceuninck-QuickStepやBORAが使用してます。
Cannondale SystemSix Hi-Mod
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キャノンデールが開発した初のエアロロードがこのSystemSixだ。
SystemSixは、現在のUCI既定をクリアーした最速のエアロロードバイクであるとCannondaleは主張しています。
重量は7.7kg(2つのボトルケージとアウトガーミンマウントを含む)
トップチューブにカッコ良く名前があります。
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KNØT64ホイール
64mmハイトのディープリム。最も幅広い所で32mm。内側は21mmというワイドリム設計。
ワイドリム化により、乗り心地や快適性も向上させている。SystemSixでは23mm幅のタイヤで出荷しますが、23Cタイヤ装着時の幅は26mmとなり、ワイドリム化のメリットが得られます。
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Power2Max
Power2Max製のパワーメーターが標準装備される。
クランクは、Cannondaleの最上位モデルHollowGram SiSL2。
RIDLEY NOAH FAST
リドレーは、ベルギーのメーカー。プロ仕様のバイクとしてツールドフランスでもNOAH FASTは実践投入されてます。
NOAH FASTはリドレーのエアロ第5世代となりディスクブレーキが搭載されました。
NOAH FASTは、リムブレーキとDISKブレーキの2種類が開発されてます。
こちらは、ツール・ド・フランスでの写真ですがリムブレーキで乗ってますね。
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チューブセクションの先端にチャネルを成形することで空気抵抗の低減を行う「F-Surface処理」を行っています。
これらは空気力学的なトリップワイヤーとして働き、渦を作りフレーム上の気流の分離を遅らせて空気抵抗を低減させます。
飛行機の羽やゴルフボールなどのディンプルデザインと同じ原理で、「 F-Surface technology」とリドレーは呼んでいます。
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ステム一体型のハンドル
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ヘッドセットのスペーサーでさえ、ケーブルとホースを完全に隠すカーボンコックピットになっています。
ロット・スーダルが乗っていますね。2019ダウンアンダー・クラシックでカレブ・ユアンが勝利しています。
Trek Madone SLR 9ディスク
これまで紹介したエアロロードは、より速くより軽くを目指していました。
TREKは、エモンダで実現したように軽いフレームを作り出すことは可能でしたが、あえて快適性を打ち出してきました。
マドンは、バンプスムージングIsoSpeedテクノロジーの最新バージョンを使用しています。
シートマストアセンブリは、トップチューブの下に延び、シートクラスタの中心の周りを枢動する。 たわみ量はシンプルなスライダーで調整でき、リバウンドはシートチューブの小さなエラストマーで減衰されます。
振動が吸収されれば疲労度も減るのでよりパワーを温存出来ますね。
ハンドルは、これまで一体型から角度調整可能になりました。2ピースのエアロバー/ステムコンボも採用。ステムとバーのサイズが豊富に用意され、バーを傾けて調整することもできる。しかも、完全に一体化されたエアロコクピットは損なわれていない。
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https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/madone-slr/
別府史之、新型Madone SLRを語る
DISKブレーキ仕様は、7.4kg
リムブレーキ仕様は、7.045kg
なぜ、エアロなのか
プロが山岳でも、エアロロードを使用する理由は、登りだけでなく下りがあるからです。
下りでの空気抵抗の少なさで、ヒルクライム用バイクよりも速く下れるからです。
6%の勾配の登り坂までならば、エアロロードのほうが速いという結果も出ています。6%ならばプロだと空気抵抗のほうが大きいんでしょうね。
今後、さらに軽く快適性も重視されたエアロロードが出てくることに期待です。
こちらの動画では、違ったTOP5が紹介されている。
- COLNAGO
- SIMPLON
- ALGON18
- RIDLEY
- LOOK
LOOK以外は、全てDISKブレーキとなっている。
どれも、これも美しくて芸術作品のようです。一台欲しい^^;
こちらは、ビデオで紹介されているのでじっくりと見れます。
参考サイトhttp://www.cyclingnews.com/features/top-5-aero-road-bikes/
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