ロードバイクの情報を発信しています!

2026 ツール・ド・フランスのコース発表 マチューやワウトにチャンスはあるのか?

海外情報
UnsplashNathan Johnが撮影した写真
この記事は約6分で読めます。

2026 ツール・ド・フランスのコースが発表された。

本格的なコース発表は新年に入ってからだけど主要なコースが発表されている。すでに第1ステージと第2ステージは発表済み。第1ステージからチームタイムトライヤルが組み込まれている。

 

スポンサーリンク

2026 ツール・ド・フランスのコース

 

Tour de France
2026 ツール・ド・フランスのコース概要
  • 7月4日(土)~7月26日(日)
  • バルセロナからパリまで3,333km
  • 19 kmのチームタイムトライアル1回
  • 26km個人タイムトライアル1回
  • スプリントステージ6つ、ヒルステージ5つ、マウンテンステージ8つ
  • ピレネー山脈、中央高地、ヴォージュ山脈、ジュラ山脈、アルプス山脈を経由
  • 5つの上り坂の到着
  • アルプ・デュエズに2回連続で到着し、アルプスの頂点に立つ
  • 標高差5,600mの過酷な最終山岳ステージ
  • 合計標高差54,450m

 

第1ステージ バルセロナ~バルセロナ 19.7km

 

ツール・ド・フランスにチームタイムトライアルが含まれるのは2019年のツール以来となる。その時の優勝はJumbo-Visma。

ツール開幕でのチームタイムトライアルは、エディ・メルクスがミュルーズを制覇した1971年まで遡らなければならない。

パリ~ニースと同じ方式となり、実際の個人タイムが総合順位に加算される。各チームの最初のライダーのタイムが公式タイムとなる。

ゴール手前は800mで7%の勾配。ライダーには最後に地獄が待っている。これは誰が最初にゴールするかでマイヨジョーヌの行方も変わってくるが、チームのエースを最後に解き放つレースとなる。

ここで大きなタイム差がつくと下位チームになってしまったエースは浮上するのが難しくなる。

 

第2ステージ  タラゴナ~バルセロナ 178km

 

第2ステージのスタートはタラゴナで、決勝はステージの後半にある。

カタルーニャの人口数百万人の都市の中心部を3周するコースで、そのたびにモンジュイックとスタジアムへの登りがある。

ボルタ・ア・カタルーニャでも出てくる登りだ。これは間違いなく小集団でのゴールとなる。

2026 ツール・ド・フランスの第3ステージでもスプリンターの出番はない。スペインでは初日から厳しいツールとなる。

総合勢は、チーム編成を考えていないと初日から大きく遅れてしまうことも考えられる。非常に厳しいスタートと言わざるを得ない。

 

第19ステージ ギャップ~アルプ・デュエズ 128km

 

第19ステージでアルプ・デュエズに到着する。グレッグ・レモンとベルナール・イノーの名勝負から40年後のこととなる。

アルプ・デュエズで2つのフィニッシュを迎える最初のステージでは、バヤール峠、ノワイエ峠、そしてドルノン峠を越え、有名な21のヘアピン登りに挑戦する。前回は2023年にトム・ピドコックが勝利している。

翌日の第20ステージがクイーンステージとなるはず。獲得標高5,600mとなる。最終ステージは、またもモンマルトルで決着となる。

ライダーは最後まで気が抜けない。最後にパンチャーであるマチュー・ファンデルプールやワウト・ファンアールトに初日からマイヨジョーヌのチャンスはない。

さらに丘陵ステージは5つのみ。第3ステージで、はやくも3,950mの獲得標高となるコースがあり、スプリンターのチャンスは中々巡ってこない。

あまり早くから総合勢ばかりの争いとなるとスプリンターやパンチャーには出番が中々やってこない。グルペットで脚をためておくしかないか。そうなると日替わりマイヨジョーヌにもなりそうもない。

 

全てのコースのスタートとゴール。距離については以下の公式サイトでどうぞ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました