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トム・デュムランのジロ・デ・イタリアの優勝は難しいかもしれない

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2019年ティレノ・アドリアティコ PHTO SUADA
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トム・デュムランの今年の最大の目標はジロ・デ・イタリア。

 

オランダ人は高度トレーニングからリエージュ〜バストーニュ〜リエージュでレースに戻り、そこで50位でレースを終えています。

 

 

2017 Giroの優勝者であるデュムランは、来月のイタリアのグランドツアーに戻ります。

リエージュの話を聞かれて、デュムランはオランダの放送局NOSにこう語った。

「どうも調子がよくなかった。なんだか、一日中ブロックされているように感じたんだ」

https://nos.nl/artikel/2280034-dumoulin-zonder-kelderman-in-giro-in-de-eerste-plaats-balen-voor-hem.html

過去2年と比べると、あまり調子がよくないと語っています。大丈夫なのか?

 

トム・デュムランの今シーズンのレーススケジュールは

  1. UAEツアー
  2. ティレーノ~アドリアティコ
  3. ミラノ~サンレモ  
  4. リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ

ここまで、優勝はなくミラノ~サンレモで11位。UAEツアーの第6ステージで2位になったくらいで、目立った成績は残せていない。

まあ、昨年も同じような成績なので、シーズン序盤はこんなものなのかもしれない。

ただ、本人が調子がいまいちと言っているのが気になりますね。

 

デュムランの次のレースは5月11日のジロ・デ・イタリアとなります。

Sunwebのジロの暫定メンバーは

  1. Tom Dumoulin
  2. Jan Bakelants
  3. Chad Haga
  4. Chris Hamilton
  5. Robert Power
  6. Louis Vervaeke
  7. Kelderman
  8. Tusveld

圧倒的総合力を持つデュムランだが、彼を支えるアシストの層の薄さが気になる所。特に山岳では丸裸になりそうな感じがします。

 

28歳の彼は、チームスカイのクリス・フルームとゲラント・トーマスに続いて、ジロとツールドフランスの両方で2位でフィニッシュ。世界選手権の個人タイムトライヤルでも2位。

とてもスーパーな2018年シルバーコレクターのシーズンを走りました。

さて、今シーズンのデュムランのジロでの走りはどうなんでしょうか?
https://news.jsports.co.jp/cycle/article/20180730144348/

2018ツールド・フランス PHTO SUNADA

 

ジロでのライバルは

https://twitter.com/Eganbernal

ジロ・デ・イタリアでは、コロンビアの新星エガン・ベルナルがチームスカイのリーダーとして乗り込んできます。

ベルナルはパリ~ニースを獲得しておりトム・デュムランの最大のライバルとなるかもしれません。

しかも、支えるアシストがすごい。ツアー・オブ・アルプスでもニバリのアタックを防いでアシストした、テイオ・ゲイガンハートやコロンビアのイバン・ソーサ。

若いアシストにベテランアシストがずらっと並べば、ベルナルの走りを支えることが出来るでしょう。

 

プリモシュ・ログリッチ

Jumbo-Vismaのプリモシュ・ログリッチは、UAE Tourとティレーノ・アドリアティコで総合優勝しています。

チーム力も高く昨年4位と沈んでしまったジロでは雪辱を果たしたいはずです。

 

ヴィンチェンツォ・ニバリ

ニバリもタイムトライヤルを強化しており、ジロを淡々と狙っています。

本能でアタックをかける海峡のサメことニバリ。山岳での華麗なアタックが見たい所です。

 

サイモン・イェーツ

イギリスのサイモン・イェーツもジロを狙っています。昨年のベルタ・ア・エスパーニャの総合優勝。そして、USIワールドツアーでも総合優勝。

昨年のジロでは、3つのステージを獲得し、マリア・ローザを持って帰るのは確実と誰もが思っていたはず。

それが、最後から2番目のマウンテンステージで、まさかの失速。クリス・フルームの伝説の一日の走りでもありジロ制覇の夢は消えてしまいました。

サイモン・イェーツは苦手だった個人タイムトライヤルも着々と改善。今年のパリ~ニースの第5ステージでは個人タイムトライヤルで優勝しています。

サイモン・イェーツのチームメイトのエスデバン・チャベスも病気からの回復して重要はアシストとなりそうです。

 

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