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ニバリがローハン・デニスと協力してタイムトライアルを改善! ジロで勝つぜ!

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http://teambahrainmerida.com/category/press/
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昨今のグランツールではタイムトライヤルの重要性が高まっている。TTでのリードで総合を維持する。タイムトライヤルで逆転するというレースは何回もあります。

バーレーン・メリダのヴィンチェンツォ・ニバリは今年のジロ・デ・イタリアでのタイムトライヤルのタイムを向上させたいと思っています。

そんな彼は、UAEツアーからイタリアに戻ったら、2018世界タイムトライアルチャンピオンのチームメイトであるローハン・デニスと風洞実験に入る予定です。

 

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タイムトライアル向上に向けて

https://www.cyclingweekly.com/news/racing/vincenzo-nibali-working-rohan-dennis-improve-time-trial-giro-ditalia-409411

Photo: Yuzuru SUNADA

サイクリングウィークリーUAEツアーでのインタビュー。

「この後、現状を確認するために、風洞実験にいくよ。タイムトライアルはとても重要だからね。タイムトライアルが強くなれば負けも少なくなるはずだ」

 
ニバリは、ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャに加えてジロ・デ・イタリアも2回制覇。
今年もニバリはジロに出場する予定だ。
今年のジロ・デ・イタリアには、タイムトライアルのエキスパートであるトム・デュムラン(Sunweb)とログリッチ(Jumbo-Visma)も出場することになっている。
 
ここで、今年のジロのタイムトライアルを詳しく見てみよう。
2019ジロ・デ・イタリアのタイムトライヤル日程

  1. 第1ステージ ボローニャ〜ボローニャ(サン・ルーカ聖堂) 8.2 km(個人TT)
  2. 第9ステージ リッチョーネ〜サンマリノ 34.7 km(個人TT)
  3. 第21ステージ ヴェローナ(フィエラ)〜ヴェローナ(アレーナ) 15.6 km(個人TT)

 

第1ステージコース

オープニングからボローニャでの厳しい8.2kmのタイムトライアルから始まる。高低差204mのサンルーカ聖母教会での上り坂でフィニッシュ。

コースマップを見ても最後にぐっと上がっている。フニッシュ地点の丘では街を見渡すことが出来るほどの高さだそうだ。

http://www.giroditalia.it/eng/stage/stage-1-2019/

 

コースの最後に2.1kmで204m  平均勾配9.7%とタイムトライヤルとしてはキツイ坂が待ち構えている。

maxの勾配は16%!

http://www.giroditalia.it/eng/stage/stage-1-2019/

 

第9ステージ

リッチョーネ〜サンマリノ 34.7 kmのこのコースもなだらかにゴールに向かって登っている。

しかも、距離が34.7kmと長い。

http://www.giroditalia.it/eng/stage/stage-9-2019/

 

第21ステージコース

最終ステージであるヴェローナ(フィエラ)〜ヴェローナ(アレーナ) 15.6 kmも中間地点にかけてかけ登らなければならない。

http://www.giroditalia.it/eng/stage/stage-21-2019/

 

今年のジロ・デ・イタリアのレースは、2019年ツール・ド・フランスを超える58.5キロメートルの個々のタイムトライアルがある。しかし、こうやって個々のTTコースを見ると単純な平地のタイムトライヤルとは違って、山岳タイムトライヤルとなっている。

つまり、通常の風洞実験でのタイムトライヤルのタイム向上に加えて、山岳でのタイムアップの為の実験を繰り返すことになるだろう。

 

http://teambahrainmerida.com/about-us/

Tour of Oman 2019 – 10th Edition – 3rd stage BettiniPhoto©2019

「ログリッチとデュムランはタイムトライアルのスペシャリストだ。彼らに対抗するには山岳でチャンスを探すしかないんだ。山でタイムを稼がないとどうにもならないからね。

2018年のGiroで、サイモン・イェーツ(Mitchelton-Scott)はクリス・フルームとデュムランを警戒した。タイムトライアルの前に山岳ステージでタイム差をつけることに専念。サイモン・イェーツは13日間レースをリードしたが、最後から2番目の山岳ステージでクラックしてしまいチャンスを逃してしまった。必要以上の動きで消耗したことも原因の一つではないかと。

「サイモン・イェーツと私はほぼ同じようなタイプだ。」とNibali。

タイムトライヤルの距離が延びれば延びるほど、タイムトライヤルの得意でない選手は山岳でタイムを稼ぐしか方法がなくなる。つまりレースは活性化する!

逆に今年のツール・ド・フランスはタイムトライヤルの距離が少ないために山岳の最終週まで各選手は動かない。つまりレースは面白くなくなってしまう。

見ている側が面白くするにはタイムトライアルの距離をある程度は延ばさないとレースは面白くならないのではないでしょうか? 

これについてはデュムランも語っています。

 

オーストラリア人ローハン・デニスは、2019年にBMC RacingからBahrain-Meridaに移籍。

彼はインスブルックで2018年世界自転車個人タイムトライアルを獲得しました。そんな彼にニバリはタイムトライアルでの能力向上に協力を求めています

https://www.cyclowired.jp/news/node/277798

ローハン・デニス(オーストラリア) photo:Kei Tsuji

「彼はタイムトライアルの準備のために多くの特別なトレーニングをします。私は彼がしていることのマネをする必要はないけれど、タイムトライアルについて彼から学ぶつもりだ」

とNibaliは説明しました。

「Giroのタイムトライアル日はとても重要な日だ。かなりの重みを持っているが、山を待っているんだ。」

 

こちらはバーレーン・メリダのチーム紹介ビデオ

タイムトライアルでのタイムが縮まれば、山岳で力を発揮するリバリにとっては有利になることは間違いない。多くの有力選手が集まる今年のジロが面白くなるのは間違いなさそうです。

 

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