2023世界選手権個人タイムトライヤルで、レムコ・エヴェネプール、フィリッポ・ガンナに続いて3位となった INEOS Grenadiersのジョシュア・ターリング。
2023年末のクロノ・デ・ナシオンでは、世界王者のレムコ・エヴェネプールをTTで破っている。
だが、ジョシュア・ターリングは、個人タイムトライヤルだけでなく北のクラシックシーズンでは、この独走力をいかした入りでドワルス・ドール・フラーンデレンでは6位となっている。
パリ~ルーベでも期待されていたのだけど、まさかの失格となっている。
ステッキーボトル
ジョシュア・ターリングは、落車とパンクでバイク交換。ただ、これから集団復帰する時に事件は起こった。
This is how Josh Tarling got himself DSQed today – too much sticky action at speed to get back in after a puncture
I’ve seen those not given as long as you’re not overtaking someone#ParisRoubaix pic.twitter.com/g3ksunSrKm
— Mathew Mitchell (@MatMitchell30) April 7, 2024
ジョシュア・ターリングは、サポートカーの窓に手をかけて何百メートルも走ってしまった。今は、ヘリコプターで撮影されているので、不正を見つけると陪審員も黙っていない。
Very frustrating for Tarling 🇬🇧, but those are the rules. #ParisRoubaix pic.twitter.com/18UELcTn7g
— Tim Bonville-Ginn (@TimBonvilleGinn) April 7, 2024
ジョシュア・ターリングは、何故失格なのか陪審員に食い下がったけれど、判定がくつがえることはない。
自転車レースでは、ボトルをサポートカーから貰う時に、5秒以内に手を離さないといけない。
ロードレースには、Sticky bottle(スティッキーボトル)という言葉がある。直訳すると粘着ボトル。
「スティッキーボトル」という言葉は、チームカーからボトルを渡されたときに、必要以上に長く持ちこたえることによって得られるライダーのアドバンテージを表すために作られた言葉だ。
ジョシュア・ターリングは、独走力があるのだから、多少時間がかかっても自分の力でいくべきだった。
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