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Sticky bottleアタックを非難したUno-X Pro Cycling Teamのライダー 処分はないのか?

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Photo credit: Steve Dawson. on VisualHunt.com
この記事は約3分で読めます。

Sticky bottleという自転車で使われる言葉がある。直訳すると粘着ボトル。

「スティッキーボトル」という言葉は、チームカーからボトルを渡されたときに、必要以上に長く持ちこたえることによって得られるライダーのアドバンテージを表すために作られた言葉だ。

だが、これをアタックに使ってはいけない。2023 ツール・デ・アルプ第2ステージで、それは起こった。

 

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Sticky bottleアタック

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット

 

2023 ツール・デ・アルプ第2ステージでは、序盤から4人が逃げていた。だが、長い2級山岳で最後は二人となる。

  1. オーデネ・ホルター  Uno-X Pro Cycling Team
  2. マチュー・ブルゴドー TotalEnergies

 

事件は、残り39kmで起こる。

サポートカーからボトルを貰っていたマチュー・ブルゴドーが突然、猛烈なスピードでオーデネ・ホルターを置き去りにしたのだ。

 

以下のツイート動画を見て貰うと、スピードがよくわかる。

 

ボトルを軸にして、車のスピードも使ってスパートしている。

ただ、動画では、どれくらいホールドしていたかは、わかりにくい。しかし、これにはオーデネ・ホルターもついていけない。

レース後、ホルターは動画をTwitterに投稿し、「シャポー TotalEnergies🥰👏🏻 #GreatMove」

ハッシュタグ #GreatMoveを追加している。そこには皮肉が込められている。

 

この行為により、TotalEnergiesのスポーツディレクターに200スイスフランの罰金、マチュー・ブルゴドー自身に、100スイスフランの罰金となっている。

補給するだけならば良いけれど、Sticky bottleを攻撃に利用してはいけないだろう。

結局マチュー・ブルゴドーの逃げは捕まったけれど、これが優勝でもしていたら、もっと問題となっていたはず。折角の良い逃げが台無しだ。

 

おもいっきり酷いのはこれだ。2015ブエルタ・ア・エスパーニャで、ヴィンチェンツォ・ニバリの爆走。

 

補助が最大2秒を越えた場合には、ライダーは処罰される可能性があるが、これは笑ってしまうほどだ。

コメント

  1. DragonMaster より:

    ニバリの魔法の絨毯はイル・ロンバルディアではなくブエルタ・ア・エスパーニャでの行為ですよ。
    この行為によりニバリは2015年のブエルタは第2ステージ終了後に失格となっています。

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