エガン・ベルナルによると、彼はツール・ド・フランスで4回優勝したクリス・フルームと一緒に走っているとき、常に何か新しいことを学ぼうとしています。
チームスカイのペアは、ポルタ・ア・カタルーニャ(UCIワールドツアー第9戦)で一緒にレース出場。
ベルナルとフルームは2月にも、ツール・ド・コロンビアで一緒に走ってます。
パリ~ニースでは第2エースながら優勝
3/10(日)から8日間の日程で開催された、シーズン序盤の本格的ステージレースであるパリ~ニース。
2012年から2017年までの6年間のうちチームスカイは5回総合優勝。チーム・スカイにとってパリ~ニースは非常に相性の良いレースとなっている。
2012 | ブラッドリー・ウィギンス | イギリス Team Sky |
2013 | リッチー・ポート | オーストラリア Team Sky |
2014 | カルロス・ベタンクール | コロンビア AG2R La Mondiale |
2015 | リッチー・ポート | オーストラリア Team Sky |
2016 | ゲラント・トーマス | イギリス Team Sky |
2017 | セルヒオ・エナオ | コロンビア Team Sky |
今回のパリ~ニースはエガン・ベルナルのジロ・デ・イタリアを意識したレース。
メンバーは
- 71.エガン・ベルナル
- 72.テイオ・ゲイガンハート
- 73.セバスティアン・エナオ
- 74.ミハウ・クフィアトコフスキ
- 75.ヨナタン・カストロビエホ
- 76.ルーク・ロウ
- 77.イバン・ソーサ
レースは、第7ステージまでミハウ・クフィアトコフスキがリーダージャージを着用。
ベルナルがミハウ・クフィアトコフスキからリーダージャージを受け継いだのは第7ステージ。
逃げ集団に入っているフィリップ・ジルベールにリーダージャージを渡すのを阻止するために、チームスカイは、メイン集団を牽引。テイオ・ゲイガンハート。そしてイバン・ソーサがハイスピードで牽引。
ミハウ・クフィアトコフスキも脱落してしまったので、メイン集団からエガン・ベルナルがアタック!
ラスト1キロは、タイムトライヤル状態でゴールしてリーダージャージを着用。
最終第8ステージもナイロ・キンタナの攻撃をふせいで総合優勝を果たした。
「ミカルがリーダーで自分は、第2エースとしにパリ~ニースに行ったんだ。そのことは全く気にしてなかったんだ。必要ならば集団をコントロールすることもあると思っていたよ。」
ベルナルがフルームとの関係について尋ねられたところ
「フルームはスカイのリーダーです。私はいつも彼の行動の全てを見ています。どのようにディレクターと話をするのか、どのような指示を私達に与えるのか、いつも彼から新しいことを学んでいる。
カタルーニャでもあたらしいアプローチがあると思っている」
ポルタ・ア・カタルーニャ
今週から始まっているUCIワールドツアー第9戦のポルタ・ア・カタルーニャ。
実は、ベルナルは昨年もこのステージレースに出場していて、最終ステージで落車リタイヤするまで、総合2位だったのだ。1位はバルベルデ。
第4ステージのイアナース~ラ・モリーナのラ・モリーナ山頂フィニッシュではバルベルデに最後までくらいついて2位フニッシュをしている。
そして、今回はチームのエース、フルームと一緒に走ることに。
ただ、2019ポルタ・ア・カタルーニャ第2ステージでクリス・フルームが落車して大きくタイムロスしてしまった。
これにより必然的に、エガン・ベルナルがチームのエースとしての走りを要求されることになる。
フルームが山岳ステージでベルナルのアシストとしての働きを見せるならばベルナルの総合優勝の可能性は高くなる。チームのエースナンバーはフルームがつけてますが、最初から今回のレースではベルナルがエースとして総合を狙っていくチーム戦略だったと思われます。
RACE REVIEW: @Eganbernal sits seventh overall after holding firm on day two at #VoltaCatalunya, plus an update on @chrisfroome following his crash
— Team Sky (@TeamSky) 2019年3月26日
ベルナルのキャリアはまだ比較的初期の段階にあります。ですが、ベルナルはチームから今シーズンの最初のグランドツアーであるジロ・デ・イタリアのリーダーとして十分な働きをすると確信されています。
彼は、元優勝者のVincenzo Nibali(バーレーン – メリダ)とTom Dumoulin(Sunweb)、そして2018年のブエルタ・ア・エスパーニャの優勝者Simon Yates(Mitchelton-Scott)と対戦するという最大の課題に直面するでしょう。
ベルナルは、リーダーシップデビューで彼自身にそれほど多くのプレッシャーをかけないであろうと言いました、逃したどんな目的もハードワークの欠如になることはないと言いました。
「私は(ジロのために)オールインします」と彼は言った。
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