昨夜は、ヨーロッパシクロクロス選手権が行われた。
女性エリート午後13.50CTC(日本時間21:50) 、男性エリート15.20 CET(23:20)から開始。
無料ストリーミングの開始は、女子エリートのシクロクロスからでしたね。
男子は、11時20分からスタートでしたが1時間ずっと目が離せないスリリングな展開が続いて面白かった!
ベルギー勢との闘い
コースはとても複雑。3キロの周回を7周するコース。砂場あり、障害物ありの直角カーブだらけの難コース。
スタートダッシュでは、マチュー・ファンデルプールは3番手。スタートからベルギー勢が飛ばしていく。
マチュー・ファンデルプールのシクロクロス復帰第一線となったスーパープレスティージュ第4戦のロッデルヴォールデでは、エリ・イーゼルビットが先行して始まったが、飛ばし過ぎたイーゼルビットは後半バテて失速してしまい5位に沈んだ。
今回のヨーロッパ選手権でも同じような展開だったがベルギー勢が強かった。
マチュー・ファンデルプールは一度、鋭いダッシュで先頭に立つが、すぐにエリ・イーゼルビットが抜き返す。
22歳のエリ・イーゼルビットのエリート初シーズンの勢いは凄い!
だが、体格差は歴然としており184センチのマチュー・ファンデルプールは頭一つ高いフォームで力強い走りが目立つ。
3ラップが終わったスタート・ゴール地点でエリ・イーゼルビットがマチューを振り返り前に出てというしぐさに見えた所からマチュー・ファンデルプールの逆襲が始まる。
3ラップ途中では、エリ・イーゼルビットに30m以上の差をつけており決まったかと思ったが、ここでイーゼルバイトは怒涛の追い込みをかけて一気に追いついた!
二人の一騎打ちに思えたが、ラスト2ラップではベルギー勢が追いついてきて、1対5の戦いになる。
追いついたうちの3人はバイク交換。エリ・イーゼルビットとマチューはバイク交換を一度もせずに走行。
大人数での最終ラップを嫌ったマチュー・ファンデルプールはペースをあげてベルギー勢を振り切り、エリ・イーゼルビットのみが追う展開に。
最後は、マチュー・ファンデルプールが3秒の差をつけてゴールフニッシュとなった。
力つきてしまったエリ・イーゼルビットだったが、今回はベルギー勢で先頭交代していたこともあり、力が残せたようだった。
最後もわずか3秒差だ。一つでもミスしていれば逆転していたかもしれないレース展開。
しかし、ロードレースならば1対6ならば間違いなく負けているレースを、たった一人で対抗して勝つのだからマチューの怪物ぶりは健在だ。
いや~、シクロクロスのレースも見ていてとても面白いですね。
今回はマチューの独走にならずにずっと競っていたので面白かったのかもしれないですが、目が離せない展開で1時間というレース時間は早かった。
これからは、シクロクロスのレースにも注目してみたいと思います。
エリートのスタートからゴールまではこちら。ローラーしながら見るにはもってこいかも。
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