ジロ・デ・イタリアのルート発表の席上に現れたディフェンディングチャンピオンのリチャル・カラパス。
カラパスは、来シーズンモビスターからチームイネオスに移籍する。
リチャル・カラパスは再びジロを制覇したいと考えているが、チームイネオスには多くの強力なリーダーが存在している。
ジロ・デ・イタリアへの思い
Un resumen de el esfuerzo y dedicación de todos los días…. 🥺🤩🥳 https://t.co/Cgsw5Wzg19
— Richard Carapaz M (@RichardCarapazM) August 14, 2019
第103回のジロ・デ・イタリアは5月9日にブダペストで始まり、山岳地帯の3週目を走ったあと5月31日にミラノで締めくくられる。
2020年のジロでは、3つの個人タイムトライヤルがある。
- 第1ステージ ブダペスト 8.6km
- 第14ステージ コネリアーノ〜ヴァルドッビアーデネ 33.7km
- 第21ステージ チェルヌスコ・スル・ナヴィリオ〜ミラノ 16.5km
今年の合計70kmの個人タイムトライヤルと比べると、10キロ以上短い。
このタイムトライヤルのコースについてカラパスは
「昨年はタイムトライアルがかなりあったが、今年は山岳の前でタイムトライアルが少し長い程度でクライマーに適している。
しかも、クライマーが違いを生むことができる多くの山とステージがその後にある」
と述べた。
つまり個人TTが少なく山岳が厳しいコースは、カラパスに有利に働くと考えているのだ。
2020ジロ・デ・イタリアで最も厳しいと考えられている第20ステージ。獲得標高は5,000m近くになるといい最終ステージの前に現れる最難関ステージだ。
セストリエーレの山頂フニッシュが、彼にとって勝利にふさわしいかどうか尋ねられたカラパスは、
「それは確かに重要なステージだが、ジロに乗るかどうかを決めてからルートを詳細に検討します 」
とインタビューに答えている。
チームイネオスは、各グランドツアーでどのライダーがレースするかをまだ決めていない。
クリス・フルームは順調に回復しているようで、来年7月にはツール・ド・フランスのスタートラインに並ぶことを望んでおり5回目のタイトル獲得を目指す。
エガン・ベルナルもチームが望むならば出場するという。
Tried running at 21kph after watching @EliudKipchoge this morning 🤦♂️👀👀 Lasted a couple of mins #storyofmylife🤣 pic.twitter.com/3OCffjeXr6
— Geraint Thomas (@GeraintThomas86) October 12, 2019
実は、ゲラント・トーマスもジロを狙うかもしれない。ルートを見てから決めるとのことだが、そうなるとリチャル・カラパスとバッティングしてしまうことになる。
これについては、また別記事でゲラント・トーマスの思いについて記事にする予定。
いずれにしても、各グランドツアーで優勝を狙えるライダーを抱える贅沢な悩みがリチャル・カラパスの移籍によって更に強くなった感じがする。
リーダーの振り分けは、チームイネオスのウインターキャンプの中で話し合われる予定だ。
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