サガンがジロ・デ・イタリアのルート発表の会場に現れるという噂は数日前からあった。
サガンはツイートでも、明日重要な発表をするとファンにアピール。
その重要な発表とは噂通り、ジロとツールに出場するという嬉しいニュースだった。
ジロとツール出場でカリフォルニアツアーはスキップ
ジロのルート発表の前日にサガンが以下のような意味深なツイートを投稿。
Hey you! Something important will be announced tomorrow! pic.twitter.com/GR7fkoxI1p
— Peter Sagan (@petosagan) October 23, 2019
サガンの重要な発言とは、2020年のジロ・デ・イタリアに参戦すること。
例年は春のクラシックキャンペーンの後にカリフォルニアツアーに向かうが、来年はキャリアの中で初めてジロを走ることになる。
サガンのチームBora-Hansgroheは、7月に2020年ツール・ド・フランスでもレースを行うことも確認した。
このニュースは、木曜日にミラノで開催された2020年のGiro d’Italia全体のルートプレゼンテーションで発表。
「イタリアは心の中で特別な地位を占めています。2008年に初めて世界選手権を獲得した国であり、イタリアのチームに乗ってプロとしてのキャリアを積んだ国です。
過去10年間に、イタリアで開催された最も権威のあるレースのいくつかで何度も競争する機会があったが、何かが欠けているといつも感じていた。
世界で最も美しく、挑戦的なレースの1つであるコルサローザに参加することを夢見ていないライダーはいないと思う。
そのため、5月9日に発表できることを嬉しく思います。ブダペストのスタートラインに登場し、この象徴的なグランドツアーに初めて取り組む準備が整います。
確かに簡単なレースではないだろうが、私はそれを楽しみにしている。グランデパールとハンガリーで開催される最初の3つのステージで、スロバキアに近いレースをするチャンスを与えてくれるのは嬉しいことだ。
スロバキアの群衆の歓声がコースに沿って感じられることを確信しています」
とサガンは記者会見で述べた。
2020年のGiro d’Italiaは、ハンガリーの首都ブダペストで始まり、サガンの故郷スロバキアとの国境から50 km。
ジリナの生家からわずか数時間で始まる。
サガンの勝利を狙うステージは?
ブタペストからジュールでゴールする第2ステージ195km。
ほぼフラットと言っても良いスプリンターのためのステージ。サガンはここで上位に入ってボーナスポイントを獲得したい所。
これもハンガリーで行われるスプリンターステージ。
セーケシュフェヘールバール〜ナジカニジャでゴールする204km。このステージも絶対に逃げを容認してはいけないステージで、各チームのアシストは気を使うだろう。
サガンがマリアローザを着用するならば、このステージが最大のチャンスとなる。
ただ、サガンの場合には少しくらいの丘陵ステージならば十分に集団でクリアーできるので第4ステージでも勝利する可能性はある。
本格的な山岳ステージが始まる第15ステージ当たりまでサガンがジロに滞在する可能性もなくはないだろう。結構それまでもスプリンターステージが存在するからだ。
チームには、ポイント賞ジャージを着用したパスカル・アッカーマンもおり最後まで走るのはアンカーマンだろう。途中からサガンはアシストに回ることも考えられる。
いづれにしても、サガンがジロに参加してくれるのはファンにとってもは大変嬉しいことだ。
まずは、最初のスプリンターステージに注目したい。
コメント