1906年に設立され、美しいレースバイクを作るイタリアのブランドWilier。
Wilierは、ブランドの2番目となるeロードバイクWilier-cento10-hybridを発売する。
このeロードバイクは、現在考えられる最高のeロードバイクだと言えるだろう。
すべてのケーブルを内蔵、最軽量の10.5kg、そして何よりも外観からはeバイクだとは全く見えないのが素晴らしい。
ノイズもハブベースモーターにより、ほとんど発生しないというのだから驚きだ。
Wilier-cento10-hybrid
Wilier-cento10-hybridの最高級バージョンは、Shimano Dura-Ace Di2グループセットを備えている。
空力フレームは、ダウンチューブに組み込まれたバッテリーと相まって、250ワットのアシストを提供するeBikeMotion X35 +ハブベースモーターを中心に構築されている。
このハブベースモーターというのが本当に良い。外観はロードバイクと変わらないからだ。後ろから見てもパワータップを装着しているのと変わらないように見えそうだ。
通常のWilier-centoに3.7kgを追加した重量に収まっている。
ワンピースのカーボンファイバー製ハンドルバーに取り付けられたシンプルなプッシュボタン制御モジュールにより、ハンドルバーから手を離さずにモードを変更可能。
さらにカスタマイズするためのスマートフォンアプリもあり、ANT +を使用すると、互換性のあるサイクリングコンピューターを接続することも出来る。
Cento10 Hybridのケーブルはすべてフレーム内に統合されている。
洗練された外観だけでなく、パフォーマンスを向上させるためにも貢献している。
Cento1 Hybridに比べて、表面積が小さく尾部が切り取られているため、空力特性が8%向上したという。
軽量であることのメリット
新しいWilier-cento10-hybridの重要な焦点は重量。フレームの重量は先代のCento1ハイブリッドの11.5kgから7%削減。
統合されたモノコックハンドルバーAlabardaと、DuraAce Di2により10.5kgの重量を達成。現在購入できるeロードバイクでは世界最軽量のはずだ。
通常のロードバイクに近い重量は、ハンドリングも近いことを意味する。
軽いということは、ユーザー、ルート、および用途が同じであれば、バッテリーの充電を4,5%節約することにもつながる。
Wilierは走れる距離を伝えるのではなくて登れる距離でバッテリーの持ち時間を提供している。登れば当然負荷がかかり、バッテリーを多く使う。
どれくらいの勾配かはわかないが、Wilierは2,000mまでは上れると考えている。
「テストでは、ルートの難易度に応じて、1000mから2000mの上り坂をカバーする可能性が示され、バッテリーは1時間半以上動作します」
とWilierは言う。
予測範囲を提供することはそれほど簡単ではなく、ほとんどの自転車ブランドは目標距離を提供している。
自転車も平地だけを走るのではないので、クライミングの範囲を提供することは興味深いアプローチであり、非常に起伏の多いルートでテストすることによってしか評価できないことだ。
登りを1時間30分も走れれば十分ではないかな。平地ならば軽く2時間は持ちそうだし。
最大の特徴は外観
最も他のe-バイクと違う点は反ドライブ側から見た外観だ。
BBの部分にエンジンがないので見た目はロードバイクと全く同じ。
Qファクターも、通常のWilier Cento10Proと全く変わらない。
これを今年発売されたS-Works Turbo Creo SLのBB付近と比べてみよう。
ドライブ側から見るとターマックと変わらないが、反ドライブ側からみるとeバイクであるこがバレバレだ。
しかも、ゴツイのでQファクターも通常より広いはずだ。
Wilierはオプションで500 W/hボトルバッテリーも用意しており、走行距離を増やすことも可能としている。
また、最大28mmのタイヤ用のスペースもあり、ワイド化にも対応済みだ。
価格は、Shimano Dura-Ace Di2で10,100ポンド(約140万)。
Ultegraバージョンもあり4つのモデルが展開されている。ドライブトレインを105バージョンにすれば4500ポンド(約65万円)で収まる価格となる。
自分的には、次のバージョンくらいが本気で欲しいeロードバイクとなりそう(^-^;
確認はしてないですが、後ろのホイールを変えればそのままアナログバイクとして乗れそうな雰囲気もありますね。
それならWilierのロードバイクを買ったの同じになりそう。かなり興奮して注目しております。
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