サガンは、ロードで達成すべき膨大な量をまだ持っているが、ワールドツアーでのフルタイムの仕事が終了したときには、グラベルレースにも手を出したいと考えている。
サガンはグラベルレースのコミュニティ精神に惹かれており、レースよりもただ参加したいと考えているようだ。だが、この種目が今後数年で拡大する大きな可能性を秘めていると信じている。
グラベルは楽しみのために
私はプロロードライダーであり、たまに楽しいライドを楽しむことはあっても、今のところはロードレースに集中している。
オフロードでのレースを考えるとしたら、マウンテンバイクだろう。将来的にはグラベルレースに参加する可能性もある。
だが、それは楽しみであり、友人や他の参加者と楽しい時間を過ごし、コースや景色を楽しむためで、結果を出すためではない。グラベルレースに出場するのではなく、ただ参加するだけだ。
サガンは現在、オーストリアのBORA – hansgrohe のシーズン前合宿に参加している。
ここでも、「バイクを扱うスキルを鍛えるのに役立つと思うから」とオフロードでのトレーニングを時々行っている。
ダーティカンザにも参加したい
リードビル100やグラベルに特化したダーティカンザなど、アメリカで開催される主要なオフロードレースのいくつかに興奮したのかと尋ねられると、彼はいつか参加したいと意気込んでいた。
もちろん、これらのイベントは私をワクワクさせてくれる。将来的には、これらのイベントに参加しなければならないと思うが、またしても、ただの参加者としてだ。
私にとっては結果が目的ではなく、ただ走りを楽しみ、雰囲気を味わい、他のライダーたちと交流することだけが目的だ。
ここ数年開催されたサガン・フォンドでは、いつもグラベルロードが多く使われていたことを忘れてはいけない。
人々はこのフォーマットを気に入ってくれたし、私も気に入っている。ロードレースのキャリアが終わった後も、楽しみのためにグラベルレースに参加することを考えている。
グラベルレースの発展
ここ2年のグラベルレースとライディングの成長は凄まじいものがある。レースは、ワールドツアーのライダーたちを惹きつけている間にも拡大中だ。
ピーター・ステティーナ(Peter Stetina)とローレンス・テンダム(Laurens ten Dam)は引退してフルタイムでグラベルレースに参加している。
EF Pro Cyclingのライダーを含む他の数名はリードビル(Leadville)やダーティ・カンザ(Kanza)などの有名レースに参加中だ。
グラベルは参加型スポーツとして、またコミュニティスポーツとして、より包括的であることでファンを獲得してきた。サガンはグラベルの成長を目の当たりにし、グラベルの評判の理由をいくつか挙げている。
私は、グラベルには明るい未来があると思っている。第一に、一般的なアマチュアサイクリストにとっては、車が少ないオフロードを走るので安全性が高い。それだけで、特に道路交通量の多い地域では、より多くの人が自転車に乗るように促すことができる重要な心理的要因となっている。
それに加えて、技術がほとんどない人でも未舗装路を簡単に走れるグラベルバイクも登場している。コロンビアで撮影した真新しいSpecialized Divergeに乗っている私の動画をご覧になったことがあると思う。
もちろん、私のように冒険する必要はないが、これだけ安定したハンドリングのバイクがあれば、より幅広い人がこの種目に挑戦することができる。
アスファルトとダートを安全かつ快適に組み合わせることができれば、バイクをどこで走らせるかの選択肢が増える。
サガンの言うように、車がいないというのは最も安全なことだ。バイクも進化しており安全性や操作性は高まっている。今後もグラベルの人気が高まってくことは間違いない。
コメント