ナイロ・キンタナのここまでの活躍は素晴らしいものだった。
モン・ヴァントゥを最速タイムでかけあがり、ツール・ド・ラ・プロヴァンス第3ステージで初勝利。
ツール・デュ・オー・ヴァルでも、ティボー・ピノやロマン・バルデ、リッチー・ポートを破ってステージ勝利。
パリ・ニース最終ステージでも勝利。すでに5勝をあげており山頂ゴールでは全てトップでゴールしている。
ナイロ・キンタナは、あらためてMovistarからArkea-Samsicに切り替えた理由を振り返っている。
3人のリーダーの問題
ナイロ・キンタナはArkea-Samsicに移籍して多くの勝利を上げておりワールド・ツアーチームからプロチームに移ったことも後悔していない。
カテゴリを削除したことを後悔していない。幸せになりたかった。他のリーダーと議論したくなかった。
戦争は私の仕事のやり方ではありません。この冒険には多くの責任があります。勝利は素晴らしく喜びがある。今、私は勝つためにやる気がある。
やはり、3人のリーダー体制は多くの問題があったようだ。特にレース中で誰かが遅れた場合、前に2人リーダーがいればアシストもつかない場合もあったようだ。
論争にならなくても、見えない格闘があったに違いない。精神的に辛い状況だ。
ナイロ・キンタナは、Team INEOSのように強力なチームではないが雰囲気は良く、チームにはとても満足していると話している。
フランスチャンピオン、ワレン・バルギルも同じステージではナイロ・キンタナのアシストに回っているのだから心強い。
プロチームでも問題なし
彼のArkea-Samsicへの出発は、一歩後退したように見えた。
だが、ナイロ・キンタナにとって最も大切なのはツール・ド・フランスへの出場が確認出来ていることだった。
ProTeamではワイルドカードでしかワールドツアーに出場出来ないが問題ないと語っている。
それは危険な決定だった。ワールドツアーコンペティション、特にツール・ド・フランスへの参加は私にとって重要なこと。
彼らは私にツール出場が問題にならないことを確認した。だから、私は躊躇せずにサインしたんだ。
チームはカタルーニャのツアー、アルデンヌクラシック、ティレーノ・アドリアティコなど、さまざまなワールドツアーレースに参加する予定だった。
自分がワールドツアーに参加していないことを心配してなかった。
と、キンタナは振り返った。
グランドツアーも、多くのライダーの場合1年に1回出場出来れば集中出来るし問題はない。特に、ナイロ・キンタナの場合には最も大切なのがツールでの活躍だったのでなおさらだ。
ツールに出場出来るのならば、プロチームでも全く問題なかったということだ。
ホテルから解放か
¡Hola a todos! Sabemos que estamos pasando por momentos difíciles, pero es en estos momentos donde debemos ser más fuertes para llegar a la cima, y la mejor manera de hacerlo es #CoronemosElVirusDesdeCasa.@Arkea_Samsic @LaRegionCentral @MinSaludCol pic.twitter.com/Sev3brd3ad
— NairoQuinCo (@NairoQuinCo) March 24, 2020
現在、キンタナはパリ~ニースに参加したセルジオ・ヒギータと同様にホテルに2週間自己検疫されている。ホテルではローラーに乗っている。
14日間なので、そろそろ解放されるのだが、コロンビアでは4月13日までは外で走ることは出来ない。これ以降、外で走れるのかは不明だ。
コメント