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ナイロ・キンタナが過去最速のタイムでモンヴアントゥの登りを制する 

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ナイロ・キンタナはフランスのツール・ド・ラ・プロヴァンス第3ステージでアルケア・サムシックに移籍して初の優勝を飾った。

モン・ヴァントゥへの登りでは、ツール・ド・フランスでも争うことになる一流クライマーを置き去りにしての勝利であり、素晴らしく軽やかな走りだった。

キンタナはゴール後も、全く息も乱してないような感じで好調さをうかがわせる。

ナイロ・キンタナはステージ優勝と共に、総合優勝争いでもトップとなり最終ステージを迎える。

 

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アルケア・サムシックのアシストが光る

第3ステージ プロフィール

今回は山頂ゴールとなっており、このステージのクイーンステージ。

モン・ヴァントゥは最後の頂上まで上がった訳ではなくて、ゴール手前6キロのシャレーレイナール(登坂距離9.5km/平均勾配9.3%)までを駆け上がった。

 

Photo deceuninck_qst twitter

レースは5人の逃げから、「クレルモン・フェランのTGV」と呼ばれているレミ・カヴァニャ(Deceuninck-QuickStep)がモン・ヴァントゥの登りに入ってからも粘った。

だが、5分程度のアドバンテージでは登りに入ると一気に削られてしまい、集団に飲み込まれる。

 

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各チーム共にエースを引っ張り上げようとアシストが前を固めるが、アルケア・サムシックのアシストが光っていた。

上の写真ではバルギルの後ろにキンタナ。その後ろは、ヘスス・エラダをアシストするコフィディスが続いている。チームイネオスのエディ・ダンパーの姿も見える。

アルケア・サムシックは、マキシム・ブエからフランスチャンピオンジャージのワレン・バルギルが先頭を引く。

 

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そして、最も光ったのがモビスターからナイロ・キンタナと共に移籍してきたウィネル・アナコナ。

彼はワレン・バルギルのあとを受けて、全開で集団先頭を引っ張り限界まで走って、ナイロ・キンタナを解き放つ。

まだゴールまで7キロある地点からナイロ・キンタナは猛然とアタック!

 

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追いすがるセップ・クス(Team Jumbo-Visma)をあっという間に引き離してしまった。

ナイロ・キンタナは一人別次元のスピードで後続から迫る集団を完全に破壊。ツール・ド・フランスでライバルとなるであろう、ティボー・ピノ、ヒュー・カーシーを引き離してしまう。

中継映像では、ナイロ・キンタナがあまりにも速すぎて絵にならないので、後ろの後続集団の争いを写す場面が多かったほど。

確かに、後ろのティボー・ピノがいる第3集団のほうがアタックがバンバンかかって見ていて面白かっけど。

 

ナイロ・キンタナの調子の良さ

Photo NairoQuinCo twitter

 

このステージでの、ナイロ・キンタナの登りの所要時間は28分12秒で1994年にマルコ・パンターニが記録した28分20秒よりも8秒速い最速のタイムを記録したようだ。
追い風もあったようだが、凄いスピードで上がったことは間違いない。

記録は非公式でシャレーレイナール(登坂距離9.5km/平均勾配9.3%)で計測されている。

2分12秒遅れの6位でゴールしたセップ・クスのSTRAVAデータは、AV22.1km/hで、平均363ワット、最大986wに達している。

セップ・クスはこの時期にこれだけのパフォーマンスが出せたのは良かったと言っている。

今回のゴールとなったシャレーレイナードから頂上までは、あと6キロある。だが、ここからは吹きっさらしの荒涼とした山岳となり、わずかに勾配は緩くなる。

ゴールが頂上まであった場合にキンタナが、どれだけのタイムで走れたかはわからない。

だが、過去最速のスピードで上がっていたことは間違いないだろう。ツール・ド・フランスの時期には、灼熱の太陽を遮る木陰もないので同じスピードで上がることは難しい。

だが、これだけのスピードであがられたら誰も太刀打ちできないだろう。

ちなみにモン・ヴァントゥのツール・ド・フランスでの最速記録は以下の通り 距離15.9km

  1. マルコ・パンターニ 1994(#15)46’00
  2. ミゲル・インデュラン 1994(#15)47’30
  3. リチャード・ビレンケ 1994(#15)47’30
  4. リュック・ルブラン 1994(#15)47’30
  5. Armand de Las Cuevas 1994(#15)47’30
  6. ランス・アームストロング 2002(#14)48’33
  7. クリス・フルーム 2013(#15)48’35
  8. アルベルト・コンタドール 2009(#20)48’57
  9. アンディ・シュレック 2009(#20)48’57
  10. ランス・アームストロング 2009(#20)49’00

1994年のツールではパンターニが優勝したのではなくて、トップは単独でエロス・ボーリがステージ優勝。

 

ナイロ・キンタナはコロンビア選手権ではエガン・ベルナルの最後のラストスパートで離されたが、タイムトライヤルでは勝っている。

毎年TTを改善してるベルナルに対して、41.4kmの距離で4秒上回ったのは凄いことだ。

今年のナイロ・キンタナが良いコンデションであることは間違いない。ツール・ド・ラ・プロヴァンスはあと残すところ1ステージ。

2位のアレクサンドル・ウラソフ(Astana Pro Team) に対して1分4秒。3位のアレクセイ・ルチェンコに1分28秒の差。

Astanaはアレクサンドル・ウラソフの総合優勝のために、アレクセイ・ルチェンコがアシストしてくるだろう。

アルケア・サムシックは総力を上げてアスタナの攻撃を阻止しなければならない。好調なナイロ・キンタナの総合優勝はあるのか?

今夜答えが出る。

 

こちらは第3ステージのハイライト
Tour de la Provence 2020 Stage 3 HIGHLIGHTS | Mont Ventoux: Chalet Reynard Summit Finish

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