ロードバイクの情報を発信しています!

2025 パリ~ルーベ マチュー・ファンデルプールはエディ・メルクスと並んで孤高の極みに立つ

海外情報
Image by chucksink from Pixabay
この記事は約5分で読めます。

今、我々はサイクリング競技の歴史を塗り替えるライダーを見ているのかもしれない。

マチュー・ファンデルプールのパリ~ルーベ3連覇は史上3人目。オクタヴ・ラピーズ(1909〜1911年)とフランチェスコ・モゼール(1978〜1980年)についでいる。

さらに、マチュー・ファンデルプールは、偉大なるカンニバル、エディ・メルクスの記録に並んだ。

 

スポンサーリンク

3年連続で2つのモニュメント獲得

 

3シーズン連続で年間2回のモニュメントを獲得したライダー

  • エディ・メルクス (1971-1973)
  • マチュー・ファンデルプール(2023-2025)

連続で3年間となると史上二人しかいない快挙。エディ・メルクスは、1971年にはミラノ~サンレモ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、イル・ロンバルディアと3つのモニュメントを制覇している。

それに加えてツール・ド・フランスでも1971・1972年は優勝。ジロ1972・1973年と優勝。1973年にブエルタも制覇している。

ちょっとエディ・メルクスは別格だ。マチュー・ファンデルプールはグランツールで優勝するというライダーではないけれど、シクロクロスの7度の世界王者でもある。

そして、今年はマウンテンバイクでも世界一を目指すかもしれない。そうなるとロード・シクロクロス・マウンテンバイクと異なる競技での世界一となる。

そういった意味では、エディ・メルクスやタデイ・ポガチャルと一味違う点となる。

 

パリ~ルーベとミラノ~サンレモの組み合わせ

 

同一シーズンでミラノ~サンレモとパリ~ルーベをマチューは獲得。この組み合わせも歴史上5回しかない。

近年ではTeam dsm-firmenich PostNLのジョン・デゲンコルプが2015年に達成。ショーン・ケリーが1986年。シリル・ファン・ハウワールトが1908年に達成している。

しかし、2回もこの組み合わせを行ったライダーは歴史上マチュー・ファンデルプールしかいない。

ミラノ~サンレモは運も必要だし、パリ~ルーベも運が必要。マチューは運も重ね持っているのか。

 

タデイ・ポガチャルが加わるか

 

マチュー・ファンデルプールの偉業を書いた後には、いつもタデイ・ポガチャルが塗り替えていくパターンが多い。

現在、マチュー・ファンデルプールとエディ・メルクスのみが3年連続で2つ以上のモニュメントを獲得しているが、タデイ・ポガチャルが続きそうだ。

タデイ・ポガチャルは

  • 2023 ロンド・ファン・フラーンデレン、イル・ロンバルディア
  • 2024 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、イル・ロンバルディア
  • 2025 ロンド・ファン・フラーンデレン

タデイ・ポガチャルは、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュもイル・ロンバルディアも出場する。

まだ、2回もチャンスがある。とくにイル・ロンバルディアでは4年連続でシーズンの最後を飾っており、今年取ると5回目の優勝でファウスト・コッピに並ぶ。

 

歴史上のライダー

 

上記の表はパリ~ルーベ前のもの。マチュー・ファンデルプールがパリ~ルーベを勝ち取ったことで、タデイ・ポガチャルとならんで8回目のモニュメント獲得となった。

すでに二人は歴史上の人物に肩を並べている。はっきりいうとタデイ・ポガチャルは、まだ26歳なので更に上の高みを目指すのは間違いない。

マチュー・ファンデルプールよりも登れるレースで強いのでモニュメント制覇の回数はエディ・メルクスに限りなく近づくだろう。

まさに、我々サイクリングファンは歴史を作る場面を幸運にもリアルタイムで見ているのだ。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました