東京オリンピック女子ロードでフルタイムワーカーでありながら、金メダルを獲得したアナ・キーゼンホファー。
今回、スポンサーを獲得して2022 セラティジット・チャレンジbyブエルタにSoltec Teamでエースとして参戦している。
アナ・キーゼンホファーは、第4ステージで0kmアタックを決めてゴール手前1kmまでソロ攻撃を果たした。あと少しで優勝という所までいっている。
残り90kmではバーチャルリーダーにもなっていた。マアチュアですからね。
フルタイムワーカーで0kmアタック!
I am SO DEAD. But this is how I like to race. Attack at KM0, 155km solo, caught 1km before the line. https://t.co/xVr9tnymyd
— Anna Kiesenhofer (@AnnaKiesenhofer) September 10, 2022
アナ・キーゼンホファーは、ツイッターで
私はとても死んでいる。でも、これが私の好きなレースの方法なんだ。0kmでアタック、155km単独走行、ゴール1km手前で捕まる。
途中9分30秒ものタイム差を稼ぎだしたけど、ゴール手前で捕まえられている。
現在、Human Powered Healthで走る與那嶺恵理の一つ下の、総合20位。フルタイムで働きながら、プロと変わらない成績を残すのは凄いとしかいいようがない。
まあ、初日のチームタイムトライヤルで3分53秒遅れることがなければトップ10に入っていただろう。これはスタート前から分かっていたので総合順位は狙っていない。
アナ・キーゼンホファーの凄いところは、フルタイムワーカーで働くアマチュアだということ。それでも東京オリンピック以降、個人的なスポンサーはいつくかついている。
- Swiss Krono Group
- Raiffeisen Bank International(ルーマニアの銀行)
- Factor bikes
- Isadore apparel
- Favero Assioma(Faveroのペダル型パワーメーター使用)
- Sponser sport food
- WhatShop
- Raiffeisen
- Favero Assioma
- ARBÖ(オーストリアの自動車サービス会社)
数学者で博士号も持っている。
2008-2011: オーストリアのウィーン工科大学で数学と物理学の学士号を取得
2011-2012: 英国のケンブリッジ大学で純粋数学の修士号を取得。
2012-2016: UPC (バルセロナ) で博士号取得。論文: b シンプレクティック多様体上の可積分系。
2017-2021: EPFL (ローザンヌ、スイス) の科学協力者。さまざまな学部課程を教えている。偏微分方程式、特に特定の非線形波動方程式の適切性に関する研究。
意識の問題
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アナ・キーゼンホファーは、以前のインスタグラムのビデオメッセージで以下のように語っている。
ときどき人が私のところに来て、こう言い始めます。『私もサイクリングは好きですが、あなたとは違います。私はただの趣味のサイクリストです。小さなレースのためにトレーニングしているだけです。』
それを聞くと、ちょっと悲しくなりますね。趣味のサイクリストだけ』なんてありえない。小さなレースしかできない」ということもない。
自分にとって何が大切なのかが重要なのです。最終的にどんなメダルを手に入れるかということではないんです。東京と書いてあろうが、グランフォンドのものであろうが。
そこに到達するために乗り越えなければならない障害こそが重要なのです。
プロもアマもなく、どんなに大きくても小さくても、目標が重要であるといいたいのですね。アナ・キーゼンホファーは、ブエルタのあとは
- 9月18日 世界選手権個人タイムトライヤル
- 10月16日 Chrono des Nations (UCI 1.1)
まくまで、アマチュアとして参加だ。
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