5月くらいから、腰や背中の問題を抱えていたマチュー・ファンデルプール。
東京オリンピックのMTBでの転倒で、更に身体を痛めてしまう。
イタリアでの高度トレーニングを打ち切り、MTB世界選手権を欠場。
ベネルクスツアーもキャンセルして、わずかな調整レースを走り、世界選手権8位、パリ~ルーベを3位でなんとか走り切った。
長年の蓄積
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David Bombeke Facebookより
マチュー・ファンデルプールを指導している理学療法士のデビッド・ボンベケは、トレーニング風景を投稿した。
1週間前から、バイクトレーニングにも復帰している。
デビッド・ボンベケは、マチューの現在の様子について次のように語っている。
その背中はもはや問題ではない。あれは、長年の蓄積による問題だった。マウンテンバイク、クロスカントリー、ロードレース、ストレス、オリンピックでの転倒、ツール……実は、私たちはそれを憂慮するようなことはなかった。
彼が本当に休むことができなかったので、その問題を徹底的に治療することができなかった。過剰な負荷がかかった形になっていた。
彼を一から審査した。彼を新しい患者のように扱い、彼の弱点をどう克服するかを考えた。
2年前からエクササイズをしているが、どちらかというとメンテナンスのためだ。
マチューはアドレナリンで生きているので、すぐには変えられない。その代償を背中で払ってきた。
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David Bombeke Facebookより
やはり、3つの種目を休みなく、続けるのは負荷が大きすぎるようだ。ただ、MTBでの世界制覇も諦めていないので、パリオリンピックまでは3種目を続けるはずだ。
米国の1月末に米国で開催される世界選手権シクロクロスが当面の目標となる。シクロクロスの復帰レースのスケジュールはまだ発表されていないが、12月には参戦していることだろう。
その時には、万全のコンデションで不安なく走れるようになっているはずだ。
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