2019ヨーロッパシクロクロス選手権を3連覇で飾ったマチュー・ファンデルプール。
24時間後に、ベルギーのヤールマルクトクロスで連勝を飾っている。バケモノか?
マチュー・ファンデルプールは来シーズンのロードレースではミラノ・サンレモに出場したいと語っている。
シクロクロス復帰ハットトリック達成
前日に、ヨーロッパシクロクロス選手権に優勝したマチュー・ファンデルプール。
この後、インタビューでは自分のコンディションはまだ上がってないと語っていた。それはそうだろう。10月半ばからトレーニングを再開して、まだ2戦目だったのだから。
しかも、ベルギー勢5人を相手に戦うマチュー・ファンデルプールのアタックはまだ全開を感じさせる力強さがなかったことは、2位となったエリ・イーゼルビットも証言している。
だが、24時間後、再びスタートラインに立ったヤールマルクトクロスでは、先頭に立った時にレースが決まってしまった感じがする走りだった。
レースは、スタートからチームメイトのトム・メーウセンが先頭を走ってアシスト。
マチュー・ファンデルプールは6位くらいから、徐々に順位をあげる。テクニカルな部分では、前を抜くチャンスが中々ない。
この、ヤールマルクトクロスではスタート・ゴール付近がアスファルト舗装路でコース幅も広い。それと芝生区間でもコース幅が広く抜きやすい。
マチュー・ファンデルプールは、ここを待っていたようだ。
コース幅が広い芝生の地点で首位に立つと、雨でぬかるんだ砂場で一気に差をつける。すると、あとは広がる一方だった。
残り9周を独走。2位のローレンス・スウィークに1分20秒という大差をつけて圧勝してしまう。
朝は5時に起きて、北イタリアからベルギーまで飛行機で移動。決して良いコンデションであったとは思えないのにこの走り。流石としかいいようがない。
Mathieu van der Poelの暫定2020年ロードカレンダー
レース後に、3月にロードレースに戻ることを望んでいることを明らかにした。
コレンドンサーカスがワールドツアーレースに招待されること待っているレースもあるが、いくつかの石畳のクラシックへの参加はすでに確認されている。
その中でも、マチュー・ファンデルプールはミラノ~サンレモへの初めての参加を望んでいる。だが、これもワイルドカードで招待されることを仮定しての話だ。
昨年は、招待されてなかった。
我々はチームと一緒にミラノ~サンレモに招待されることを望んでいます。
私たちはワールドツアーチームではないので、ワイルドカードを取得する必要がある。それが先に進むことを望んでいる。
と、ファンデルプールはオランダのテレビチャンネルZiggo Sportのインタビューで語っている。
予定されたスケジュールには4つの石畳のクラシックがあり、春の目標は完璧だ。
5月には、マウンテンバイクのワールドカップに参加する予定となっている。そのため、切り替えの為に一旦の休息は必要だとチームは判断しているからだ。
マウンテンパイクのワールドカップ出場は7月27日のオリンピックのために絶対に必要なレースとなる。
その後、ブエルタに出場するのがオリンピック後のマチュー・ファンデルプールの目標だ。
来シーズンの暫定カレンダー
- 3月8日:ストラーデビアンケ
- 3月11〜17日:ティレーノ~アドリアティコ
- 3月21日:ミラノ~サンレモ
- 3月29日: ヘント~ウェヴェルヘム
- 4月1日:ドワースドール・フラーデレン
- 4月5日:ロンド・ファンフラーンデレン
- 4月12日:パリ~ルーべ
- 4月15日:ブラバンツ・パイル
- 4月19日:アムステルゴールド
- 4月22日:フレッシュ・ワロンヌ
- 5月: UCIマウンテンバイクワールドカップ
- 7月27日:オリンピック、クロスカントリーマウンテンバイク
- 8月14日〜9月6日:ヴエルタ・ア・エスパーニャ
ミラノ~サンレモに加えて、ブエルタも出場出来たら最高に面白いレースとなるだろう。
下は、スタートからゴールまでのフル動画。
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