マチュー・ファンデルプールは、2019年シーズンもっとも記録に残るレースをした一人だ。
世界選手権では、寒さとエネルギーの枯渇で遅れてしまったが、雨でなければどうだっただろうという感じがする。
マチュー・ファンデルプールは、2020オリンピックのあとにブエルタ・ア・エスバーニャに出場したいという。
マチュー・ファンデルプールのレース予定
10月6日のLa DH Famenne Ardenne Classic (1.1)で6位となって以降、マチュー・ファンデルプールは完全休養。
1週間家に帰ってゆっくりと過ごした。10月中旬からトレーニングを再開。
この11月のシクロクロスのレーススケジュールは以下の通りだ。
- 11/3: Telenet Superprestige, Ruddervoorde
- 11/10: UEC European Championships, Silvelle
- 11/11: Rectavit Jaarmarktcross, Niel
- 11/16: UCI World Cup, Tabor
- 11/17: DVV Trofee, Flandriencross, Hamme
- 11/23: Ambiancecross, Wachtebeke
- 11/24: UCI World Cup, Koksijde
- 11/30: DVV Trofee, Kortrijk
冬の最大の目標はシクロクロスのワールドカップだが、今年はレースの出場回数を減らす方向でチームは考えている。
これは、ワールドカップの勝利数が少なくなりランキングの1位は取れないかもしれないことを意味している。
シクロクロスだけが目標ならば良いのだが、常に勝ち続けることは彼の圧力にもなり、経済的にも厳しい。出場するならば勝つのが目標となりプレッシャーとなるからだ。
シクロクロスに関しては、来年2月の世界選手権での連覇が最大の目標となる。
その後、ロードに乗り換えて、春のクラシックに出場。2019年シーズンは31レースで11勝と驚異的な走りを見せた。
アムステルゴールドレースまでが、ロードのシーズン予定。休養を取った後に、5月末からマウンテンバイクのワールドカップを転戦することになる。
オリンピック以降に再びロードへ
東京オリンピックに出場したあとに、マチュー・ファンデルプールは再びロードに戻る。
オリンピックのクロスカントリーレースは7月27日。その後、8月14日スタートのブエルタ・ア・エスバーニャに出場したいと言うのだ。
スポルザ によると、
オリンピックに焦点を当てている。東京は私の大きな夢です。その後、グランドツアーは大きな新しい挑戦です。ブエルタに行きたい!
と語っているのだ。
マチュー・ファンデルプールが所属するベルギーのコレンドンサーカスは、2019チームランキングは18位だ。
プロコンチの中では、
- 16位 TOTAL DIRECT ENERGIE
- 17位 WANTY – GOBERT CYCLING TEAM
- 18位 CORENDON – CIRCUS
と、3番目のランキング位置だ。このうちTOTAL DIRECT ENERGIE は全てのグランドツアー出場権を獲得している。
さらに、マチュー・ファンデルプールを守るメンバーも必要だ。現在20名のメンバーは来シーズン25人になるというが、まだ発表されていない。
ブエルタは、オランダから3つのステージで始まる。オランダ人のマチュー・ファンデルプールが出場すれば大盛り上がりだろう。
マチュー・ファンデルプールの発言により、ブエルタの主催者側がどういう判断をするかはわからない。だが、出場するとなると凄いニュースとなるはずだ。
誰しも、彼がグランドツアーで走る姿を見てみたいだろう。
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