Sunwebのマイケル・マシューズがコロナ陽性反応を示してジロ・デ・イタリアから撤退したのは、第10ステージの前のこと。
Team Jumbo-Vismaはステフェン・クライスヴァイクがコロナ陽性反応を出したことで、すぐにジロから撤退した。
だが、Sunwebはレースを続行。その判断は賛否の分かれるところだが、陽性反応を示していたマイケル・マシューズは翌日の検査では陰性となっている。
擬陽性だった可能性もあり
休息日のテストではマイケル・マシューズは陽性反応。だが、翌日に再テストされた結果は陰性反応。
2日で治るのは通常考えにくいので、1回目のテストは擬陽性だった可能性がある。同じく、撤退したステフェン・クライスヴァイクは2回目のテストでも陽性だった。
マイケル・マシューズは、再度テストを受けて陰性だった場合には、シーズン終了することなく、ロンド・ファン・フラーンデレンかブエルタへの出場の道を探ることになる。
これは、当然だろう。全く症状もなく陰性だった場合には気持ちの持っていきようもない。
来シーズンには移籍するが、最後までチームのために働きたいのが本音のはずだ。
ホテルの様子
Team Jumbo-Vismaのヨスファン・エムデムがステフェン・クライスヴァイクが陽性反応になったことに驚かなかった。
これは、ホテルでのコロナ対策が全く取れていないことにある。
Un mediodía de día de descanso en un hotel del Giro de Italia. Distancias? Burbuja de carrera? Miembros de hasta 4 equipos mezclados con turistas, periodistas… Recuerden que hay dos equipos fuera ya de carrera y algún otro en camino. Quedan 11 días para llegar a Milan. @tjcope pic.twitter.com/cgCAZdXFcy
— Quique Iglesias (@qiglesias) October 14, 2020
当然、人は食事する時にはマスクを取る。
しかも、動画を見ると完全に密の状態だ。これでは、コロナを持っている無症状の人が一人でもいれば、容易に感染する。
ジロの主催者(RCS Sport)とUCIはどうして、ここまでコロナ対策について無頓着なのだろうか?
ツール・ド・フランス主催者のASO(Amaury Sport Organisation)は場合には厳格だった。ホテルではチームごとにフロアーは分けていた。
ライダーとスタッフはバブルと呼ばれるグループの中で行動し、一般の人との接触は考えられるだけ避けている。
あまりにも、ジロの主催者の対応はお粗末としか言いようがない。原因があれば対策をする。それさえも、行わないのであれば感染することは避けられない。
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