ジロ・デ・イタリア第15ステージでのログリッチェの3重苦。
総合を狙うライバルに対して40秒を失ってしまったステージ。
パニックになったチームカーの映像が入ってきました。
ログリッチのタイムロス
再度、ログリッチェのタイムロスの状況を時系列にしてみました。3つも遅れる原因があったのに総合グループから40秒の遅れです。
ログリッチのタイムロス
- ボトル配布全員にボトル配布ジャンボ・ヴィズマは最初にボトルを配布するチームカーだった。予定通り3級山岳前に配り終えた
- トイレタイムチームカーストップボトル配布が終わって、チームカーを止めた。しょうがないよね~。自然の摂理ですもんね~。チームカーは一番後ろに
- メカトラログリッチェのバイクディレーラーが故障してギアチェンジ不能
- ラジオコールログリッチェからのコールバイク交換してくれ~
- ログリッチェからラジオコール一番後ろで上がれないログリッチェからラジオコールが入るが行きたくても行けない状態に~。チームカーパニック!
- 待ってらんないバイク交換チームカーを待てないので、チームメイトのアントワン・トールクのバイクに乗り換え。身長はほぼ一緒だけれども、リーチもサドル高さも違う! 当たり前
- 微妙に違う下りで落車カーブでスピードオーバーでオーバーラン気味になり、ガードレールでギリギリ助かる。道路下に落ちなくてよかった~
- タイムロス40秒離されるそこから全開でゴールまで走り40秒のタイムロスで抑える
あんまり、滅茶苦茶パニクってないですね~。もうちょっと騒いで欲しかったな~。マイク握っているのがAddy Engelsです。元プロで最後はクイックステップで走ってました。
スポーツディレクターのAddy Engelsは
「我々は彼に数本の瓶を供給し、トイレのために急いで休憩する必要がありました。
車に乗り込んだ瞬間、何が起こったのかわかりませんが、ラジオで彼は新しい自転車が必要だと言ってました。タイミングと不運の点で、それは起こり得る最悪の事態でした」
ログリッチは、
「自分のバイクじゃなかったからね~。感覚が違っていたよ。コーナーで少し速すぎたんだ。
最高ではありませんが、最悪ではありません。”不運?ええ、それは本当です。ステージを終えたことが嬉しいよ。今は明日の休みの日を楽しみにしています」
チームメイトのアントワン・トールクはどうした?
ログリッチェにバイクを貸したアントワン・トールクですが、まあ乗れないバイクなので突っ立ってました。
すると、モビスターのチームカーが彼にバイクを貸したそうです。
ペダルが合わないので、ログリッチェのビアンキについていたシマノのペダルを付け替えて走れるようにしたようです。
それで、壊れたログリッチェのバイクをモビスターのチームカーに積んで、ジャンボ・ヴィズマに返したそうです。
中々の美談ですね。
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