ジロ・デ・イタリアのクイーンステージ。第16ステージは1級山岳モルティローロ峠の18%勾配でアタックを決めたヴィンチェンツォ・ニバリによって集団は崩壊。
ニバリのアタックによって、プリモシュ・ログリッチは遅れたために、ニバリは総合で2位に浮上。
しかし、ニバリはモビスターのリチャル・カラパスを攻略するのは難しいだろうと語った。
アタックは大成功
劇坂の得意なニバリのアタックは強烈だった。
しばらく独走したニバリに最初に追いついたのは、ヒュー・カーシー(EFエデュケーションファースト)だけだった。
最終的には、マリアローザグループとログリッチェグループとの見ごたえある追走劇となった。
そして、おくれた追走グループ
後ろから追う三人も強力なメンツなのに、徐々にマリアローザグループから遅れたのは、やはりアシストがいたか、どうかも大きな差になったようです。
アンチドーピングテストを待っている間にニバリは語った。
「雨が降って、とても寒いだろうと思っていたので、レインジャケットを着ていた。ログリッチェへとのタイム差を稼ぐことに成功したので、攻撃を続けたのは正解だった。
総合のためにカラパスを打ち負かす方法を考える必要がある。けれど、彼は準備が整っていて非常に強力であることを証明しているので、簡単ではない」
カラパスは第14ステージでリードを奪い、エクアドル人として初めてマリアローザを着たライターとなった。
今後、更に時間を失うことがなければ、エクアドル人として初めてジロを制することになるでしょう。
現在の総合順位とタイムは
1位 | リチャル・カラパス(モビスター) | 70:02:05 |
2位 | ヴィンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ) | 0:01:47 |
3位 | プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ) | 0:02:09 |
4位 | ミケル・ランダ(モビスター) | 0:03:15 |
5位 | バウケ・モレマ(トレック・セガフレード) | 0:05:00 |
最終的にこのステージは、ジュリオ・チッコーネ(Trek-Segafredo)が勝利。山岳賞をほぼ確定しました。
「カラパスは調子が良く、状況をよく管理している。彼はベストな状態だったとは思えなかった。
ただ、それでもランダに乗れるのはレースを管理出来ている証拠だ」
インタビューでは、カラパスとの1分47秒を取り返せるかと聞かれると
「わからない。わからない。現時点では、それは本当に複雑だ」
とニバリは付け加えました。
カラパスがマリアローザを着ているため、ミケル・ランダがカラパスのアシストに回っているので、とても強力。モビスターのチーム力に勝てるかどうか。
ログリッチェもタイムトライヤルだけでは、逆転が難しくなってきたのでは?
ニバリは、とにかくアタックをかけ続けるしかないので頑張って欲しいところです。
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