ツール・ド・フランスを制したタデイ・ポガチャルが使っているGRAPHENlube Wax lubricant。
世界最速のチェーンオイルと豪語しており、その性能はUFOチェーンを凌ぐと言われている。
その性能については、上記の記事で紹介しているが、有名なチェーンオイルと比較しても長く効果が持続するのが特徴となっている。
GRAPHENLUBEを搭載したSHIMANO11速チェーン
今回、新しく製品に仲間入りしたのは、すでにShimano 11速チェーンにGRAPHENlube Wax lubricantが塗布されたもの。
新品のチェーンには、Shimanoが塗布しているオイルがついている。他のチェーンオイルを使う場合には、最初に塗布されているオイルを完全に落とさないといけない。
この作業を完全に行うのは結構大変。
DuraAce 11速 WITH GRAPHENLUBEチェーンは、プロツアーチーム用のチェーンとまったく同じ方法で作成される。
独自の真空超音波プロセスを使用して、グリースからチェーンを剥がし、オーブンで乾燥させ、チェーンリンク内の完全なコーティングを保証する。
潤滑チェーンは、再潤滑を必要とせずに、乾燥した道路状況で約2000km持続。チェーンの長さは116リンクで、クイックリンクが付属している。
真空バックされて保存
チェーンのもう一つの利点は、正確なレベルの水分を保持するために真空パックされていること。
パッケージにより、チェーンを長期間保管でき、トップレベルのパフォーマンスが保証される。
一般的なワックスと特定の添加剤は、わずかに湿度の高い環境を好んでいる。
自転車でチェーンを頻繁に使用することは、何の動きもなく箱に保管されているチェーンと同じではないということだ。
自分で、チェーンをオイルから脱脂して塗布しても良いが、既存のオイルをどこまで脱脂出来るかによって、新しく塗布したオイルの性能も変わってくる。
最初から、プロと同じ工程で塗布されたチェーンならば手間いらずで簡単だ。
GRAPHENlube Wax lubricantのサプライヤーは、UAE-Team Emirates、Team Jumbo-Vismaとツールの1位と2位のライダーを支えている。
更に、機密保持契約に基づくいくつかのプロツアーチームへのサプライヤーともなっている。スポンサーの関係があるので名前は言えないそうだ。
購入は、公式サイトからのみ。価格は、159.95ドル(約1万6千円)。SRAM RED AXS 12Sチェーンも同じ価格。
手間がいらないので、決戦用として使うには良いはずだ。
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