8月15日に、プリモッシュ・ログリッチのブエルタ出場が決まると言われていた。少し前に、自転車に復帰したばかりだったし。出場に関しては未知数だったのだけど。
ようやく、ログリッチの出場も決定した。ということはブエルタ4連覇に向けて動き出すということだ。まさか、ステージ優勝狙いではないだろう。
Jumbo-Vismaのブエルタのメンバーを見てみよう。
Jumbo-Vismaのブエルタメンバー
¡! Happy to start a Grand Tour in our home country!
Our team for @lavuelta⤵️ pic.twitter.com/6A8zmowjRs
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) August 15, 2022
1.プリモッシュ・ログリッチ
2.エドゥアルド・アッフィニ
3.ローハン・デニス
4.ロベルト・ヘーシンク
5.クリス・ハーパー
6.セップ・クス
7.サム・オーメン
8.マルク・テウニッセン
プリモッシュ・ログリッチ
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ログリッチがベストなコンデションならば、タデイ・ポガチャルが出場しないので連覇は固いのか?
いや、噂によると尾骶骨を2箇所骨折していたという情報もあった。ただ、公表もされていないし、噂レベルかもしれない。
あれだけ、ヨナス・ヴィンゲゴーを助けてアシストも出来ていたけど、実際はかなりの痛みがあったのは間違いないし。
ブエルタは第1ステージにはチームタイムトライヤルが控えている。エドアルド・アッフィニ、ローハン・デニスとTTスペシャリストがおり問題ないかもしれない。
だが、ローハン・デニスはコモンウェルスゲームズの個人ダイムトライヤルで優勝したあとに、病院に行ってロードはキャンセル。何が原因だったのかは、情報がない。
ブエルタ出場も微妙だったことを考えると、ローハン・デニスはベストではないかもしれない。
少し不安材料はあるが、第6ステージの登りゴールまでは山岳もないので、ログリッチにとっては好都合だ。
今年のブエルタは例年に比べると山岳ステージがおとなしい感じを受ける。これがログリッチにとってどう作用するのか。最後までわからない展開となりそうだ。
セップ・クス
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総合候補と言われながら、セップ・クスも27歳。ツールでは総合18位。昨年のブエルタでは、ログリッチをアシストしながらも総合8位となっている。
例年スロースターターで、シーズン後半にかけて調子が上がっていくタイプだ。今年のブエルタはざっとみて山岳は9ステージくらい。
少ないチャンスを確実に生かしていかないと総合上位は難しい。
チームにはサム・オーメンもいるが、山岳の最後の砦はセップ・クスだ。プリモッシュ・ログリッチの連覇にはセップ・クスの安定した山岳での走りが要求されるだろう。
チームを去る二人
メンバーには、今年でチームを去る二人が選出されている。これも珍しいことかもしれない。チームによっては、露骨に出場機会を奪うことも珍しいことではないからだ。
マイク・テウニッセンはIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxに。ケガでレースを走れない時期が多かったことも影響しているのかも。
クリス・ハーパーはTeam BikeExchange – Jaycoに移籍。
ツール・ド・フランスのJumbo-Vismaのメンバーに比べると、今回のブエルタのメンバー構成が少し見劣りするのは仕方ないことだ。
ツールでは、ヨナス・ヴィンゲゴー、ワウト・ファンアールト、ステファン・クライスヴァイク、ティシュ・ベノートと他チームならばエースとして走るメンツがアシストに回っていた訳だから。
まあ、プリモッシュ・ログリッチは走りだすと驚異的な力を見せてくれるかもしれない。ログリッチの連覇を阻むライダーはいるだろうか?
案外、自分自身のコンデションにかかっているかもしれない。
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