2022 グラン・カミノ第2ステージ 　28%の激坂ゴールを制したライダーは?

新しいスペインのステージレース、グラン・カミノの第2ステージは登りゴールが待っている。

平均13.6%で最大28%というから、ひっくり返りそうな登りだ。

激坂といえばアレハンドロ・バルベルデとマイケル・ウッズの対決となりそうだけど、最年長のバルベルデはどんな走りを見せてくれるかな。

 

第2ステージ   ベルタミラン～ミラドール・デ・エサロ　177km

 

スタートは、サンティアゴデコンポステーラのすぐ西にあるベルタミランから。

ライダーは、ガリシアを通り、海岸沿いの町エザロに向かう大きな北のループに乗る。

 

 

なんといっても注目は最後のミラドール・デ・エサロの登り。1.9kmと短いけど最大28%の勾配がゴール前に待ち構える。

2020ブエルタの第13ステージ個人タイムトライヤルで登場した登りだ。この時にはプリモッシュ・ログリッチがウィリアム・バルタを1秒差で破って勝利。

今回も、先頭は一気に上がっちゃうでしょうね。

 

1. 3級山岳　kom  3.3・5.8km
2. スプリントポイント　Carballo
3. スプリントポイント   Cee
   
4. 3級山岳　アルト・デ・アメイセンダ　1.6km・4.7%
5.  2級山岳　ミラドール・デ・エサロ　1.9km・13.6%

 

7人の逃げ

リーダーのマグナス・コルトニールセンはジャージを守れるかな。ちょっと難しいかもね。

 

スペインは今日は快晴だ。

 

リアルスタートからアタックがかかる。

 

逃げにはジロ・デ・イタリアでも良く逃げにのるジョヴァンニ・ヴィスコンティが乗っている。39歳のベテランとなったがキャリア34勝してますからね。

1. 53 Antonio Angulo (Euskaltel-Euskadi)
2. 64 Jon Barrenetxea (Caja Rural-Seguros RGA)
3. 86 Oscar Cabedo (Burgos-BH)
4. 96ジョヴァンニ・ヴィスコンティ (Bardiani CSF Faizanè)
5. 134 Stephen Bassett (Human Powered Health)
6. 145 Guillermo Garcia Janeiro (Radio Popular-Paredes-Boavista)
7. 176 Joni Brandão (W52/FC Porto)

 

残り58kmでタイム差は1分55秒。すでに3級山岳は越えているが、小さなアップダウンが続く。

 

集団はIsrael – Premier Techが引く。マイケル・ウッズは足を見せれるかな。

 

海岸線沿いの石畳の道路を登っている。これはきつい。ジョヴァンニ・ヴィスコンティが最後尾。

 

集団も石畳の海岸線沿いを上がってきた。残り31.2kmでタイム差は1分20秒。

UAEツアーでは逃げグループを逃してしまったけれど、こちらはしっかりと3チームが追っているので逃がすことはない。

 

逃げていた一人が集団に吸収される。逃げは5人となっている。

 

スプリントポイントまでは逃げ切りたい。タイム差は1分を切ってきた。4時間のアベレージスピードは40km/h。

1. 53 Antonio Angulo (Euskaltel-Euskadi)
2. 64 Jon Barrenetxea (Caja Rural-Seguros RGA)
3. 86 Oscar Cabedo (Burgos-BH)
4. 96ジョヴァンニ・ヴィスコンティ (Bardiani CSF Faizanè)
5. 134 Stephen Bassett (Human Powered Health)

 

逃げの人数が多いので、タイム差も少しずつしか縮まらない。

 

スプリントポイント   Cee

スプリントポイントを逃げグールプが通過。ゴールまで残り10.9kmだ。

1. 53 Antonio Angulo (Euskaltel-Euskadi)　20ポイント
2. 86 Oscar Cabedo (Burgos-BH)　17ポイント
3. 134 Stephen Bassett (Human Powered Health)　15ポイント

 

逃げていたジョヴァンニ・ヴィスコンティがまず捕まる。

 

3級山岳　アルト・デ・アメイセンダ　1.6km・4.7%

残ったメンバーは抵抗を見せる。

 

二人が逃げを続ける。

 

頑張って逃げるが後ろから集団が迫る。

1. 86 Oscar Cabedo (Burgos-BH)
2. 134 Stephen Bassett (Human Powered Health)

 

二人は捕まってしまった。

 

残るは最後の登りだけだ。

 

2級山岳　ミラドール・デ・エサロ　1.9km・13.6%

さあ残り1.7kmだ。

 

モビスターがトレインを組む。

 

モビスターが先頭を固めた。

 

先頭はゴンサロ・セラノか。

 

コフィディスも前に上がってきた。

 

残り1.1km。モビスターはアレハンドロ・バルベルデとイバン・ソーサがいる。

 

マイケル・ウッズが上がってきた。

 

マイケル・ウッズがアタック!

 

マイケル・ウッズがアレハンドロ・バルベルデとイバン・ソーサを置き去りにする。

 

どんどん二人の姿が小さくなる。

 

マイケル・ウッズは凄いパワーだ。二人の姿が豆粒になってしまった。

 

アレハンドロ・バルベルデがイバン・ソーサを切り離してウッズを追う。

 

だが、マイケル・ウッズの勢いは全く衰えない。

 

マイケル・ウッズが単独でゴール前に現れた。

 

マイケル・ウッズが劇坂を制して勝利だ～!

マイケル・ウッズは胃腸炎でブエルタ・ア・アンダルシアをリタイヤしたが、見事に復調した。2位のアレハンドロ・バルベルデを16秒も引き離す会心の勝利。これは見事だ。

Israel – Premier Techにとっても今シーズンの初勝利となった。

 

リザルト

第2ステージ　リザルト

マイケル・ウッズのコメント

1週間前、私はすでにルタデルソルで良い結果を探していた。体調は良かったのですが、胃腸がね。

今週は病気になる前に足ができたらいいなと思っていたのだが、うまくいった。

2020年のブエルタ・ア・エスパーニャの個人タイムトライアルで、この登りに一度乗ったことがある。

それから、ここで上り坂のフィニッシュがあったら素晴らしいと思っていた。この登りは私のために作られたものだと知っていたので、今日はこの乗り物を本当に楽しみにしていた。

全体的な勝利が今の目標だ。

明日はとても大変な日になるでしょうが、私にとっては良い日だ。最終日のタイムトライアルはアキレス腱なので、足が良くて総合優勝できるといいですね。

それがうまくいかない場合は、ヤコブ・フルサンも非常にうまくいくと思う。さらに、彼は良いタイムトライアルを運転することができるからね。

 

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞