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マチュー・ファンデルプールがヒュースデン=ゾルダーでリタイヤした理由とは?

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Photo credit: Frans Peeters Photography on Visualhunt.com
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スーパープレスティージュ2021-2022第6戦ヒュースデン=ゾルダーでは、シクロクロス3強対決となった。

前日のワールドカップ第13戦デンデルモンデでは、今シーズンの初シクロで2位となったマチュー・ファンデルプール。

当然、ヒュースデン=ゾルダーでも良い走りが期待されたのだけど。しかし、結果は7周目でリタイヤ。マチュー・ファンデルプールがシクロクロスでリタイヤするなんて、久々のことだ。

先頭から遅れてしまい失意のリタイヤとなった理由とはなんだうか?

 

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突然の遅れ

こちらはハイライト

 

マチュー・ファンデルプールはスタートは3列目で後ろから。当然スタートダッシュも出来ず、13番手当たりでフィールドへ。

その後、少しずつ順位を上げて2周目で4番手まであがる。そして、3周目のフニッシュラインの舗装区間で一気に2番手に。

この時には、すでにワウト・ファンアールトは単独でトップに立っていた。

 

4周目に入る前にマチューはグループ最後尾へ photo Tiz-cyclingストリーミングより

 

不可解なのは、4周目に入るストーレートの所で、突然マチュー・ファンデルプールが遅れている姿が映し出されたこと。

前を走る、トム・ピドコック、エリ・イーゼルビットも突然遅れたマチュー・ファンデルプールを振り返っていた。

実は、カメラのない部分でマチュー・ファンデルプールは落車しており、一気に2位グループの最後尾まで落ちてしまったのだ。

この後、単独になってしまったマチューは、後続のティム・メルリエのいる10位グループにも追いつかれてしまう。

 

 

その後、2分以上の差がついた所で、マチュー・ファンデルプールはリタイヤ。当然本人のコメントはなく、すぐに帰宅した。

Alpecin-Fenixからの声明では、「ただの悪い日」という報告しかない。

 

マチューの父親、アンドリュー・ファンデルプールが息子がリタイヤしたことについて触れている。

普段はうまく説明できるのだが、今は自分でもわからない。

とても調子は良いと思っていたのに、急にそれがなくなった。どうしたのか?

見当もつかない。クロスが完了するまで、私は装備ポストの中で待機していた。キャンピングカーに着くと、マチューはすでに家に帰る途中だった。本人が落ちてないって言っているけど、多分落ちたんだろう。

膝はだいぶ良くなっていた。背中に少し問題があるが、普段のマチューなら対処できる。

リスクを取りたくなかっただけかもしれない。たぶん彼はチャンスを逃したくなかったのだろう。これ以上続ける意味はない。

 

表彰台にも、立てないならば走る意味もなかったということだろうか。落車がなければ、変わっていたでしょうね。

 

結果とスケジュール

  • 12月4日:ボーム(スーパープレスティージュ第5戦)ワウト・ファンアールト優勝
  • 12月5日:アントウェルペン(ワールドカップ第9戦)中止
  • 12月11日:エッセン(Ethias Cross)ワウト・ファンアールト優勝
  • 12月12日:ヴァル・ディ・ソーレ(ワールドカップ第10戦)ワウト・ファンアールト優勝
  • 12月18日 : ルッフェン(ワールドカップ第11戦)観客なし トム・ピドコック優勝
  • 12月19日 : ナミュール(ワールドカップ第12戦)マイケル・ファントーレンハウト優勝
  • 12月26日:デンデルモンデ(ワールドカップ第13戦)ワウト・ファンアールト優勝
  • 12月27日:ヒュースデン=ゾルダー(スーパープレスティージュ第6戦)ワウト・ファンアールト優勝
  • 12月29日:ディーゲム(スーパープレスティージュ第7戦)中止
  • 12月30日:ロエンハウト(X2Oトロフェー)マチュー、ワウト、ピドコック
  • 1月1日:バール(X2Oトロフェー)ワウト、ピドコック
  • 1月2日:フルスト(ワールドカップ第14戦)マチュー、ワウト、ピドコック
  • 1月5日:ヘーレンタルス(X2Oトロフェー)ワウト
  • 1月9日:ザルトボメル(オランダ選手権)マチュー
  • 1月9日:ミッデルケルケ(ベルギー選手権)ワウト
  • 1月22日 : ハンメ(X2Oトロフェー)マチュー、ピドコック
  • 1月23日 : ホーヘルハイデ (ワールドカップ第15戦)マチュー、ピドコック
  • 1月30日 : フェイエットビル(世界選手権) マチュー、ピドコック

 

12月30日には、再び3人が揃って参戦する。ここでもマチューが遅れるということはないだろう。世界選手権までは5週間あり、少しずつ調子を上げていくはずだ。

やはり、12日もバイクに乗れていないのは大きい。ベースを維持出来る力が戻るには相応の時間が必要ということだろう。

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