ベルギーのEthias cross第6戦がエッセンで行われた。
昨年はマチュー・ファンデルプールが独走で勝利。今回のエッセンには、有力ライダーはワウト・ファンアールトとU23チャンピオンのロン・ピンハール(Baloise Trek Lions)のみ。
あとは、Alpecin-Fenixのジャンニ・フェルメルシュくらいかな。
Ethias Cross Essen
昨年コースが選手から不評だったので、大きくコースは変わっている。
昨年末にオープンしたテクノロジーパークのRobotlandの公園の一部がコースになっている。過去数日間の激しい降雨のため、特にサーキットの最初の部分はドロドロだ。
スタート前から、試走のワウト・ファンアールトをカメラをずっと追っていた。レース前にすでに顔はドロドロ。
今シーズンの初戦はぶっちぎりで優勝しており、ライバルはクリスマスの勝利はないとあきらめの発言をしているほど。
今日も多分ぶっちぎって勝利するだろう。
スタート
ワウト・ファンアールトは端からスタート。最前列のライダーでも強力なライダーの顔は全くなし。
スタートからワウト・ファンアールトは2番手についている。
最初のブリッジで大渋滞。女子と同様に後ろは歩いて上がるしかない。
路面はドロドロだ。ワウトは2番手で走る。
スタートして3分でトップに。どこまで2位以下がついていけるか?
すでにワウト・ファンアールトについているのは、U23チャンピオンのロン・ピンハールだけ。
これは二人の争いとなりそうだ。
2周目
1秒差で、ロン・ピンハールが追う。ジャンニ・フェルメルシュは7位通過。
ロン・ピンハールが前に出た。これは面白い戦いとなりそうだ。
担ぎ区間で、ワウト・ファンアールトが前に出る。ランニングもしているワウトは担いでも速い!
ロン・ピンハールは後続に捕まった。もう追いつかないだろう。
3周目
これは、明日のワールドカップに向けてのワウト・ファンアールトの予行演習のよう。2位に20秒もタイム差をつけた。
4周目
全く危なげない走りで、後続を突き放し続けている。あとは周回を重ねるだけだ。
2位はBaloise Trek Lionsのタイス・アーツが単独となった。
5周目
水たまりが凄いことになっている。
6周目
次々にラップしていくので、多くのライダーが降ろされている。
Alpecin-Fenixのジャンニ・フェルメルシュも降りてしまった。
7周目最終周回
タイス・アーツは、ワウト・ファンアールトから1分27秒遅れで通過。2位の座は間違いない。
ワウト・ファンアールトはパンクも落車もなく、シーズン2連勝を飾った。明日のワールドカップ、ヴァル・ディ・ソーレは、雪を残した状態で行われる。
シクロクロスは、早ければ2030年代にはオリンピック種目として採用されることを目指しており、雪の中でもレースが出来ることを証明するチャンスでもある。
ここでは、トム・ピドコックとの2度目の対決となるが、果たしてピドコックは調子を上げてくるかな。膝の状態が気になるところだけど。
リザルト
- ワウト・ファンアールト(Team Jumbo-Visma) 57:21
- タイス・アーツ(Baloise Trek Lions) +1:47
- ロン・ピンハール(Baloise Trek Lions) +2:07
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