オスカル・セビリアは、2025年も引き続きプロレースに参加する。
1998年にKELMEでプロになった48歳のスペイン人は、Team Medellín – EPMとの契約をさらに1年延長した。これでプロ27シーズン目となる。
2020ブエルタ・ア・サンファンではレムコ・エヴェネプール、フィリッポ・ガンナについで総合3位となっている大ベテラン。
さらに、2023 ツアー・オブ・ハイナンで総合優勝まで飾っている。
さらに1年延長
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オスカル・セビリアは、1998年KELMEでプロカテゴリーに進出。
グランツールでは、何度も上位に顔を出しており、リーダージャージをまとうことも何度もあった選手。2006年、オペラシオン・プエルトに当人の名前があったことからドーピングの疑惑をかけられる。
ヤン・ウルリッヒと共に2006年のツール参加を拒まれてしまい、加えて同年7月22日、T-モバイルから契約を打ち切られてしまう。
この事件では血液袋が捜査官によって発見され、自分のものとされた。2009年に検査で陽性反応が出て、2011年3月まで出場停止となっている。
2011年以降はコロンビアのコンチネンタルチームを渡り歩くことなり、現在はTeam Medellín – EPM。
ブエルタ・ア・サンファンでは2017年総合2位、2018年総合優勝、2019年総合3位と常に総合上位の成績を残している。
2021年には、コロンビアで行われているステージレースVuelta al Tachira en Bicicleta(2.2)のタイムトライヤルでトップに立っていた。
そして、2023年シーズンは、最終戦の2023ツアー・オブ・ハイナンで総合優勝を飾ることに。実に2018年以来のプロレースでの勝利となっている。
オスカル・セビリアは、来シーズン48歳でチームのエースとして引き続き走ることになる。
オスカル・セビリアのコメント
今年の初めのツアー・オブ・コロンビアでの転倒や、病院での細菌感染など、2024年のサイクリング・シーズンは私にとって非常に困難な年だった。
プロとしての25年間はとても素晴らしいものだったし、このような形でキャリアを終えたくはない。
まだ自分の力を発揮してレースに参加できる。 プレッシャーを感じないから。 自分自身にプレッシャーをかけることもなくなった。
私は主に若い子たちのモチベーションを上げ、自信をつけさせたいと思っている。 最近はトレーナーやチームリーダーのような気持ちにもなっている。 そうやってチーム内の若いライダーを助けたいんだ。
サイクリングは僕の人生であり、情熱なんだ。 自転車に乗っていると、いまだに子供のような気持ちになる。 だから、当分引退するつもりはない。
特権階級になった気分だよ。いつかは確かに止まってしまうけれど、サイクリングのキャリアが終わっても、サイクリングとのつながりは持ち続けるつもりだ。
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