ワールドカップ第10戦はシクロクロス3戦目のトム・ピドコックが最後にスプリントで勝利。
ナミュールではコロナ対策をする時間があり、パーティーテントやVIP席はないけれど、Covid Safeチケットを持った観客がいる開催となっている。やはり観客がいないとねえ~。
過去10年のナミュールでの勝者は
2020:マチュー・ファンデルボール
2019:マチュー・ファンデルボール
2018:マチュー・ファンデルボール
2017:ワウト・ファンアールト
2016:マチュー・ファンデルボール
2015:マチュー・ファンデルボール
2014:ケビン・パウウェル
2013:フランシス・ムーリー
2012:ケビン・パウウェル
2011:スヴェン・ネイス
今年は、トム・ピドコックの連日の優勝となるのか注目される。
ワールドカップ第11戦ナミュール
スタート直後のナミュール城塞横の急な上り坂で位置取りが始まる。
人工的なブリッジがある以外は、自然の地形を使って高低差のあるコースを生み出している。ナミュールといえば登りが特徴となるコースだ。
1周目
昨日優勝したトム・ピドコックはまだ3列目スタート。今日ポイントを取れば更に前で走れる。
さあ、スタート。
飛び出したのは、トーン・アールツとクイントン・ヘルマンスの二人。昨年はエリ・イーゼルビットがチェーンを落として遅れたけど、今日は大丈夫そうだ。
トム・ピドコックはバイク交換して10位辺りを走っている。
登りで、エリ・イーゼルビットがトーン・アールツを抜いてトップに。
登りでバイクを押したクイントン・ヘルマンスが再びトップに。エリはずっと乗車したまま走って遅れた。
2周目
トーン・アールツ先頭で2周目に。少しだけ離しているけど2秒もない。
トーン・アールツが少し抜け出した。リードを保ちたいところだ。
ピドコックは6位まで上がってきた。2位以下は団子状態だ。
ピドコックは登りでベースを上げて4番手に。
ピドコックは3番手に上がる。トーン・アールツとは9秒差から5秒まで縮まっている。前を走るのはマイケル・ファントーレンハウト。
トーン・アールツは再びリードを広げる。2位以下に14秒のタイム差をつけた。相当調子が良さそうだ。
3周目
2番手のヘルマンスでも24秒離されている。トップから30秒遅れて、3位にマイケル・ファントーレンハウト、4位にピドコックが並んでいる。
トーン・アールツが下りカーブで落車するがすぐに立ち上がる。
さあ、ピドコックがヘルマンスを抜いて2位に。
ビドコックが10秒差まで詰めてくる。トーン・アールツが後ろを確認している。
4周目
クイントン・ヘルマンスは右足のシューズも変えている。順位は4位まで下がってしまう。
Quinten Hermans falls a little behind in the race due to issues with his shoes. Can he get back to the first 3 men? #CXWorldCup pic.twitter.com/JBzvUXAtCM
— UCI Cyclo-cross World Cup (@UCIcyclocrossWC) December 19, 2021
ヘルマンスは、シューズが壊れてしまっている。
さあ、トーン・アールツの背中にピドコックが張り付いた。
登りでピドコックが前に出る。なんと、トーン・アールツは前輪がパンクだ。これはピンチ!
2位のマイケル・ファントーレンハウトとは少しの差だ。
5周目
バイクチェンジでピドコックが前に出る。二人がデッドヒートだ。
おっと、下りでピドコックが落車。
後ろからマイケル・ファントーレンハウトが迫る。
この隙に、マイケル・ファントーレンハウトが前に出た。
下りで、またもピドコックが落車。これは痛い。リードを広げられてしまう。
3位のトーン・アールツも同じ下りで落車してしまう。
二人のタイム差は12秒に開いてしまった。これは勝負あったか?
7周目
マイケル・ファントーレンハウトが最後のバイク交換をしてペースを上げる。
21秒ものタイム差をつけて逃げ続けるマイケル・ファントーレンハウト。もう勝利を確信しているだろう。
マイケル・ファントーレンハウトも下りで少し滑ってしまう。だが、リードに守られて問題ない。
マイケル・ファントーレンハウトは大量リードを奪ってワールドカップ第11戦を勝利!
Pauwels Sauzen-Bingoalのマイケルにとってワールドカップで2回目の勝利となった。
トップを快走していたトーン・アールツがパンクし、トム・ピドコックも2回落車してはどうにもならない。
競って走っている時には、ミスをしたほうが負けてしまう。2回目の落車は、完全に焦っていたように見えた。滑りやすいところで、無理をしてはいけませんね。
トム・ピドコックは
今日はミスが多すぎて、タンクが空だった。昨日ほど気分が良くなかった。残り1周半で、マイケルにこれ以上プレッシャーをかけることはできなかった。
私の墜落後、彼は本当に遠くまで運転した、彼は本当に素晴らしかった。
まあ、毎日絶好調という訳にはいきませんからね。
リザルト
- マイケル・ファントーレンハウト(Michael – Pauwels Sauzen – Bingoal)59:28
- トム・ピドコック(INEOS Grenadiers) +0:36
- トーン・アールツ (BALOISE TREK LIONS) + 0:51
- クイントン・ヘルマンス(TORMANS CYCLO CROSS TEAM):+1:38
- エリ・イーゼルビット(Pauwels Sauzen-Bingoal) +2:01
- ダーン・ソエテ(DESCHACHT-GROUP HENS-CONTAINERS) +2:06
- ローレンス・スゥーク (PAUWELS SAUZEN – BINGOAL)+2:15
- コルネ・ファンケッセル(TORMANS CYCLO CROSS TEAM) +2:40
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