偉大な自転選手としてその名が語り継がれるジーノ・バルタリ。
いまでも、ジーノ・バルタリとファウスト・コッピにちなんで名付けられたレース、コッピ・エ・バルタリがイタリアで開催されている。
今回、トップガンでブラットショー大尉を演じたマイルズ・テーラーが主演でジーノ・バルタリの伝記映画が上演される。
イタリアの英雄
EXCLUSIVE: Miles Teller is set to play feted Italian cyclist turned WWII hero Gino Bartali in the biopic ‘Bartali’, which should be a strong proposition for buyers at this week’s EFM in Berlin https://t.co/PpH3eGR4eG
— Deadline (@DEADLINE) February 11, 2025
ジーノ・バルタリは、3回のジロ・デ・イタリア制覇、2回のツール・ド・フランス制覇。ジロ・デ・イタリアでは7回の山岳賞を獲得し、キャリア92勝をあげている。
ジーノ・バルタリの凄さは、第2次世界大戦でキャリアが約10年間失われたにも関わらず1948年にツール・ド・フランスで優勝していることだ。
だが、それだけで伝記映画となることはない。
ジーノ・バルタリは、戦時中、地下組織のレジスタンスに参加し、自転車のハンドルやシートポストに偽造身分証明書を詰め込んで北イタリアを横断した。
フレンチェからアッシジまで片道180kmをトレーニングと称して走っていたのだ。
偽の身分証明書はユダヤ人がスイスに逃れるのに役立ち、彼の努力によって何百人もの命が救われたと推定されている。
国家の敵として尋問され、脅迫されたバルタリは、家族の安全を守るため、自分の任務を家族に秘密にすることに全力を尽くした。
これらは、バルタリの死後に彼の日記から分かったことだ。
マイルズ・テラーのコメント
この素晴らしいプロジェクトに参加し、ジーノ・バルタリの感動的な物語に命を吹き込むことができて、とても興奮しています。
彼は単なるサイクリングのレジェンドではなく、最も必要とする人々を助けるために自らの危険を冒した真のヒーローだった。 彼の旅の背後にある勇気とハートを観客に見てもらうのが待ちきれない。
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