残り92kmの地点で、EF Education-EasyPostのリチャル・カラパスは集団先頭にいたのに落車。
原因は、リチャル・カラパスが抜け出そうとするライダーに追従しようとした時に、Decathlon AG2R La Mondiale Teamのライダーに当たって落車したためだ。
ベン・オコナーのチームは、逃げを容認するために全員で集団の前を固めていた。
この行為に対して、UCIはイエローカードを出している。
リチャル・カラパスは転倒でチャンスを失う
Accidents happen in cycling. We all know that. It’s a rough sport. But this was not an accident: pic.twitter.com/0PorhVlASy
— Jonathan Vaughters (@Vaughters) August 28, 2024
上空からの映像では、ちょうど木の影に隠れて、Decathlon AG2R La Mondiale Teamのヴィクトル・ラフェがリチャル・カラパスのほうにわざと寄ったのかは良くわからない。
リチャル・カラパスは路肩走行して前に出ようとした訳でもない。ただ、当たらない限りは落車することなどない。
陪審員の報告では
- ヴィクトル・ラフェ、ブルーノ・アルミライル、ジョフリー・ブシャールがイエローカード
- スポーツディレクターのシリル・デッセルもイエローカード
- ヴィクトル・ラフェはポイント部門で1ポイント減点、山岳部門で6ポイント減点、一般部門で10秒のペナルティ、500スイスフランの罰金
- スポーツディレクターのシリル・デッセルは1,000スイスフランの罰金
陪審報告書によると、ペナルティの理由は「他のライダーや車両の動きを妨げたり遅らせたりするためのライダーによる妨害」だとしている。
集団の前でフタをすることはあるけれど、今回はぶつかって転倒したから問題となっている。
EF Education-EasyPostのジョナサン・ヴォーターズはXの投稿で、
あれは、非常に意地悪だった。サイクリングで事故は起こる。それは誰もが知っている。荒っぽいスポーツだ。しかし、これは事故ではない。
前に行こうするライダーを故意に邪魔してはいけない。単なる妨害行為だ。リチャル・カラパスは、転倒のために逃げに入ることはできなかった。
さらに、プリモッシュ・ログリッチのアタックについていけず、彼から15秒遅れでゴール。総合ではエンリク・マスに抜かれて4位に落ちてしまった。
リチャル・カラパスが逃げに入れていたら、また面白い展開となっていたのに残念。EF Education-EasyPostのジョナサン・ヴォーターズが怒るのも無理はない。
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