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2025 ジロ・デ・イタリア Team Visma | Lease a Bikeのメンバー ワウト・ファンアールトは万全ではない?

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Photo credit: Brendan A Ryan on VisualHunt
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Team Visma | Lease a Bikeは、ジロ・デ・イタリアで複数の目標を持っている。

最大の目標はステージ優勝だ。スプリントはオラフ・コーイ、ワウト・ファンアールトは丘陵ステージ、サイモン・イェーツは総合と山岳ステージでの勝利を目指す。

ただ、ワウト・ファンアールトは少し気がかりにニュースが入っている。

 

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Team Visma | Lease a Bikeのメンバー

 

181.ワウト・ファンアールト
182.エドアルド・アッフィニ
183.ウィルコ・ケルデルマン
184.オラフ・コーイ
185.ステフェン・クライスヴァイク
186.バート・レンメン
187.ディラン・ファンバーレ
188.サイモン・イェーツ

 

ワウト・ファンアールト

 

ワウト・ファンアールトは、本当にケガが多い。これまでも何度地獄の縁から帰ってきたことか。

ワウトの2024年シーズンも不運だった。ドワルス・ドール・フラーンデレンでの落車で、ジロも欠場。これは大きな躓きだった。

 

Team Visma | Lease a Bikeのステフェン・クライスヴァイク、ディラン・ファンバーレが落車からツールを欠場。そのためワウトは、100%の状態でないのにツールに急遽参戦。

だが、ツール・ド・フランス第11ステージの下りで落車。

 

パリオリンピックロードでも落車してしまう。

 

ブエルタでは、以前のスーパーワウトに戻っていた。第2ステージで2位となりマイヨロホを着用。第3ステージで優勝。翼を授けられ、カーデン・グローブスをスプリントで破った。

 

第7ステージでは再びスプリントを制して2勝目。

 

さらに第10ステージでは、小集団のスプリントを完璧に制して3勝目。この時点で山岳賞・ポイント賞の両方でトップ。

 

だが、第16ステージの下りで落車してしまい、崖に突っ込み膝を大きく切ってしまう。

 

ポイント賞と山岳賞の両方を獲得する寸前の出来事。マルセイユのゴールが見えている時点でのリタイヤは残念意外の何物でもない。

最大の目標としていた世界選手権も出れないとは。あまりにも悲しいニュースとなってしまった。

シクロクロスから復帰したワウト・ファンアールトだけど、2025年シーズンの勝利はない。

  • ドワルス・ドール・フラーンデレン 2位
  • ロンド・ファン・フラーンデレン 4位
  • パリ~ルーベ 4位
  • ブランバンツ・パイル 2位
  • アムステルゴールドレース 4位

シルバーコレクターの異名があるが、今シーズンも3度の2位。

クラシックも良い成績なのだけど、ワウトとしては不服かもしれない。そして、ワウトからの衝撃のコメント。マリアローザは目標ではなく夢となりそうだと。

 

ワウト・ファンアールトのコメント

ピンクジャージは現実よりも夢になってしまった。 先週、残念ながら体調を崩してしまった。 理想的な準備ができなかった。

アムステルゴールドレース後の火曜日を除けば、本当にいいトレーニングができなかった。 ウイルス感染が長引いたので、常にスケジュールを調整しなければならなかった。

現在、コンディションはどうなのか?

いや、まだ手探り状態だよ。 初日からベストを尽くすつもりだった。 今はその可能性はかなり小さくなっていると思う。 最初のライドで体がうまく反応することを願っている。 金曜日にトライするつもりだけど、どうなることやら。

もちろん、いいジロを走りたい。 スタート地点に立つことができたし、まだたくさんの野望がある。

 

サイモン・イェーツ

 

双子の弟アダム・イェーツは、現在UAE Team Emirates – XRGに。兄のサイモン・イェーツは、ライバルチームのTeam Visma | Lease a Bikeに所属している。

2018 ジロ・デ・イタリアではステージ3勝をあげ、マリアローザを着用していたが、最後には疲労もあり総合21位まで脱落してしまう。

だが、2018 ブエルタ・ア・エスパーニャでは総合優勝を飾る。2019ジロ・デ・イタリア総合8位。2020 ティレーノ〜アドリアティコ 総合優勝。

2021 ジロ・デ・イタリア総合3位。グランドツアーでは上位に入り続ける。

 

2022年シーズンの主な成績を見てみると8勝をあげる活躍。2022ブエルタ・ア・エスパーニャでは第10ステージまで総合7位にいたのだけど、第11ステージをコロナのためにリタイヤしている。

  • ブエルタ・ア・アンダルシア 総合5位
  • パリ~ニース第8ステージ優勝 総合2位
  • ブエルタ・アストゥリアス第1・第3ステージ優勝
  • ジロ・デ・イタリア 第2ステージ・14ステージ優勝
  • プルエバ・ビリャフランカ・オルディジアコ・クラシカ 優勝
  • ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオン 第2ステージ 優勝 総合優勝
  • クラシカ・サンセバスチャン 6位
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ 第11ステージ コロナでDNS

とても調子の良いシーズンだった。

 

2023年シーズンを見てみると

  • サントス・ツアー・ダウンアンダー第5ステージ優勝 総合2位
  • パリ~ニース 総合4位
  • イツリアバスクカントリー 総合9位
  • ツール・ド・ロマンディ 第2ステージを胃腸不良でリタイヤ

 

2024年シーズンは、アラウルツアー第5ステージで優勝し、総合優勝も獲得。

 

2024 ツール・ド・フランスでは総合12位に終わっている。今シーズンTeam Jayco AlUlaのエースから、Team Visma | Lease a Bikeに移籍。

ティレーノ〜アドリアティコ総合14位。ボルタ・ア・カタルーニャ総合9位となっている。

 

サイモン・イェーツのコメント

ジロは今シーズンの私の目標だから本当に楽しみにしている。 僕にとって特別なレースで、良くも悪くも歴史と思い出が詰まっている。 私の目標は、総合クラスで最高の結果を出すこと。

Team Visma | Lease a Bikeでの初めてのジロ。 チームに加入してからまだ新しいことがたくさんある。プロとしてのキャリアでチームを変えたのは初めてだが、ここ数ヶ月でかなり進歩したと感じている。 

今年行った2つのレースでは、毎日強くなったと感じた。 個人的な目標だけでなく、チームがとても強力で、何人かのリーダーがいて、ほぼすべてのステージで何かを目指して戦うことができるからだ。

 

オラフ・コーイ

 

オラフ・コーイは2020 Jumbo-Vismaの開発チームにいる時に初勝利。2021年2月18日に昇格。

その後、オラフ・コーイは猛烈なペースで勝利を重ねている。2023年の21歳でキャリア25勝目。これは、レムコ・エヴェネプール、タデイ・ポガチャルを上回る凄い記録だ。

 

現在23歳で39勝。2024年は8勝。今年は3勝。だが、ヘント〜ウェヴェルヘムで先頭集団にいたのにカーブで落車。鎖骨骨折で離脱している。ジロ・デ・イタリアに間には間に合った。

 

オラフ・コーイは、3月30日のヘント〜ウェヴェルヘム以来レースには出場していない。スプリントではワウト・ファンアールトがリードアウトを務める。ばっちり決まれば、かなうスプリンターはいないかもしれない。

 

オラフ・コーイのコメント

第6ステージでナポリに戻ってこられて本当に嬉しい。昨年の第9ステージのナポリでグランツール初ステージ優勝を果たした。

またスプリントで勝利を掴むのが本当に楽しみ。もちろん、他にも激しいスプリントのチャンスはたくさんある。毎回勝利を目指して戦いたいと思っている。チームが私に自信を与えてくれていることは、本当に大きな意味を持っている。

 

Team Visma | Lease a Bikeは、レースが進むたびに目標を変えてくるかもしれない。ワウト・ファンアールトがコンデション万全でないのは非常に気がかりだ。

 

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