ワウト・ファンアールトはグランツールでポイント賞と山岳賞という二つを獲得する歴史に残る偉業を達成まじかだった。
グランツールで山岳賞とポイント賞の両方を獲得したのは5回。
- エディ・メルクス 1968ジロ・1969ツール
- トニー・ロミンゲル 1993年ブエルタ
- ローラン・ジャラベール 1995年ブエルタ
- ホセ・マリア・ヒメネス 2001ブエルタ
ワウト・ファンアールトは、逃げに入り山岳ポイントを1位通過2回で、20ポイントを獲得。66ポイントとなり、2位のジェイ・ヴァインの52ポイントを大きく引き離していた。
残念な落車
La cara cruel del ciclismo 💔
Los gritos de dolor de Van Aert tras caerse y verse obligado a abandonar. #LaVuelta24 | #LaCasadelCiclismo pic.twitter.com/41ADoz0tEx
— Eurosport.es (@Eurosport_ES) September 3, 2024
1級山岳コラーダ・ジョメニアの山岳ポイント1位を獲得して、下っていたワウト・ファンアールト。
先頭は、Team Jayco AlUlaのフェリックス・エンゲルハルト。雨のために路面が濡れており、完全に滑ってしまった。
2番手を走っていたワウト・ファンアールトは、落車をさけるために、そのまま真っすぐに進んだ。
ワウト・ファンアールトは、のり面にぶつかったようで、下にはワウトがぶつかって崩れた土砂と思われるものが多数散らばっていた。
一旦は、バイクにまたがり走り出したが、2kmほど下ったところでリタイヤとなってしまった。
スポーツディレクターのグリッシャ・ニアーマンのコメント
「ワウトは救急車で病院に運ばれた。そこで検査を受ける。もちろん、彼がこのような形でブエルタを去るのを見るのはとても悲しい。
今シーズンは運が味方してくれなかった。私たちは皆、彼のことを思っている。」
まだ、ワウト・ファンアールトのケガの詳細はわからない。ワウト・ファンアールトは、世界選手権タイムトライヤルは欠場、ロード1本に絞るつもりだった。
だが、9月15日のヨーロッパ選手権、9月29日の世界選手権ロードの出場はあやしい。ファンとしては、実に残念なブエルタの終わり方となってしまった。
【追記】
Medical update
Wout van Aert has not suffered any fractures from his crash in La Vuelta. The three-time stage winner had to withdraw due to severe knee pain caused by a deep wound. That wound requires intensive care. Wout will travel back to Belgium to continue his recovery. pic.twitter.com/f4YPLktoLq
— Team Visma | Lease a Bike (@vismaleaseabike) September 3, 2024
メディカルアップデート
ワウト・ファンアールトの、ブエルタでのクラッシュによる骨折はない。3度のステージ優勝を誇る彼は、深い傷による膝の激痛のためリタイアを余儀なくされた。
この傷は集中治療を必要としている。ワウトはベルギーに戻り、回復を続ける。
コメント
チーム公式によると、骨折はなかったとのこと。ただ傷が相当深くどちらにしろレース続行は不可だったようですね。
ヨーロッパ選手権はスキップ、世界選手権に間に合うかどうかですかね。
骨折はないけれど、集中治療が必要というのは結構厳しそうですね。今後のレースに活動に影響が及ばないと良いのですが。