今シーズンは多くのベテランライダーがプロレースから去っていく。
- アレハンドロ・バルベルデ Movistar Team
- ヴィンチェンツォ・ニバリ Astana Qazaqstan Team
- フィリップ・ジルベール Lotto Soudal
- ニキ・テルプストラ TotalEnergies
- アレックス・ダウセット Israel – Premier Tech
- トム・デュムラン Jumbo-Visma
INEOS Grenadiersのリッチー・ポートもその一人だ。
リッチー・ポートはツアー・オブ・ブリテンを最後のレースとして選んでいたが、エリザベス女王の死去により、そのステージレースは突然終了してしまった。
こうして、彼のプロライフは予期せぬ形で終ってしまったのだ。。
One last ride
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リッチー・ポートはすでに2022年を別れの年にすると宣言していたが、エリザベス女王の死去に伴い、最後のレースは予定より3日早く中止となった。
リッチー・ポートはその後、SNSでツアー・オブ・ブリテンのスタート台で撮った写真と一緒に、以下のように引退のコメントをしている。
その時はまだ何もわかっていなかったのだが、これがプロのサイクリストとしてステージ前の最後のサインをする機会になるとは。
13年間の人生の幕を閉じ、最も素晴らしい思い出の数々。
タスマニアで育った幼い頃の自分には、自転車で世界中を旅し、サイクリング界のトップチームと走り、その過程で多くの素晴らしい人々に出会う幸運に恵まれるとは想像もできなかったでしょう。
引退のメッセージと沿道の応援に感謝します。次の章を楽しむ準備は万端ですが、なんと素晴らしいライドだったことでしょう。
フォレスト・ガンプが言ったように、「かなり疲れたよ。もう家に帰ろうかな」
リッチー・ポートは、2020ツール・ド・フランスで3位に入賞し、パリ~ニース(2勝)、ツアー・オブ・スイス、ドーフィネ、ツール・ド・ロマンディ、ツアー・オブ・カタロニア、ツアー・ダウンアンダー(2勝)などキャリア33勝をあげた。
ツアー・ダウンアンダーではミスター・ウィランガヒルとして連続勝利していた記録は抜かれることはないだろう。
最後に地元オーストラリアの世界選手権で終了かと思っていたのだけど、英国でのレースが最後になってしまったのは少し残念。
引退後の計画はまだ発表されていないが、まずは家族とゆっくりと過ごすことだろう。
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