第10ステージではフアン・アユソーの引きによってメイン集団が分断。マイヨロホを着用していたトースタイン・トレーエンも遅れてしまった。
総合勢は固まってゴール。ヨナス・ヴィンゲゴーがマイヨロホ奪還となった。もう、最後までジャージを渡すことはないはず。
この第11ステージでも、ゴール前に厳しい登りが待っている。ただ、もうマイヨロホをプレゼントすることはない。
第11ステージ ビルバオ~ビルバオ 157.4 km

コースプロフィール photo lavuelta
決選は2回上るビベロ峠とピケ峠だ。勾配がきつく差がつきやすい。昨年はUAE Team Emirates – XRGのマルク・ソレルが独走している。
- 3級山岳 ラウキズ峠 (4 km・4.7%)
- 3級山岳 ソルーベ峠 (7.3 km・4.2%)
- 3級山岳 Balcón de Bizkaia (4.4 km・5.3%)
- 3級山岳 モルガ峠 (8.2 km・3.5%)
- 2級山岳 ビベロ峠 4.2km・8.3%
- スプリントポイント ビルバオ
- 2級山岳 ビベロ峠 4.2km・8.3%
- 3級山岳 ピケ峠 2.3km・8.9%
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセンは、今日も耐える日だ。
ヨナス・ヴィンゲゴーとセップ・クスはアップ中。
スタート前に各チームのライダーが抗議。また大規模デモが予定されており、事故が起こった場合の対応と安全を主催者と話ししている。
スタート時点の4賞ジャージは
- 総合 トースタイン・トレーエン Bahrain Victorious
- ポイント賞 マッズ・ピーダスン Lidl – Trek
- 山岳賞 ジェイ・ヴァイン UAE Team Emirates – XRG
- 新人賞 ジュリオ・ペリツァーリ Red Bull – BORA – hansgrohe Rookies
あらま。ニュートラルで止められてしまった。横断幕を掲げて通らせないようにしている。この後排除されたが、ゴール地点では大規模デモが予定されている。
3級山岳 ラウキズ峠 (4 km・4.7%)
マッズ・ピーダスンがアタック。これは非常に遠いビルバオのスプリントポイントを狙っている?
- マッズ・ピーダスン Lidl – Trek
- 二コラ・ジュエル Decathlon AG2R La Mondiale Team
後ろから一人きている。Decathlon AG2R La Mondiale Teamのブルーノ・アルミライルか。
ポイント通過。
- 二コラ・ジュエル Decathlon AG2R La Mondiale Team 3ポイント
- マッズ・ピーダスン Lidl – Trek 2ポイント
残り144.3km。まだ二人に援軍はこない。
2人が追走。
- ガル・グリバー Decathlon AG2R La Mondiale Team
- ジョーダン・ラブロス Alpecin-Deceuninck
3級山岳 ソルーベ峠 (7.3 km・4.2%)
ガル・グリバーに追走が追いつきそう。
きた。フアン・アユソーだ。8人となる。
マッズ・ピーダスン単独。だけど集団もきている。
かなりの人数がきている。というか集団もきてしまった。
マッズ・ピーダスンはつかまりペースアップ。
マッズ・ピーダスンは、どうしても逃げに入りたい。スプリンターステージが少ないので中間スプリントポイントで稼ぐしかない。
マッズ・ピーダスンがアタック。
これに強力な二人がジョイン。
- マッズ・ピーダスン Lidl – Trek
- マルク・ソレル UAE Team Emirates – XRG
- オールイス・アウラール Movistar Team
ポイント獲得順位は
- マッズ・ピーダスン Lidl – Trek 3ポイント
- マルク・ソレル UAE Team Emirates – XRG 2ポイント
- オールイス・アウラール Movistar Team 1ポイント
残り116kmで52秒差。ヨナス・ヴィンゲゴーは、多分奥さんに手を振っている。
3級山岳 Balcón de Bizkaia (4.4 km・5.3%)
タイム差は1分3秒と全く与えて貰えない。
マッズ・ピーダスンは遅れずについていけるか。
Team Visma | Lease a Bikeはディラン・ファンバーレが引いている。タイム差は1分27秒に。
マルク・ソレル先頭で通過。
- マルク・ソレル UAE Team Emirates – XRG 3ポイント
- オールイス・アウラール Movistar Team 2ポイント
- マッズ・ピーダスン Lidl – Trek 1ポイント
パンクしていたフアン・アユソーが、集団から遅れているのかな。
フアン・アユソーは、この集団にいる。
3級山岳 モルガ峠 (8.2 km・3.5%)
先頭はモルガ峠に。
あっとマルク・ソレルがアタック。
マルク・ソレルは集団が迫ってくるので単独走に。
マッズ・ピーダスンとオールイス・アウラールは集団に捕まってしまう。
マッズ・ピーダスンは集団最後尾に。
残り69km。マルク・ソレルは52秒差。
残り60.1km。集団は横一列で追い出す。
ソレルは16秒差。後ろからSoudal – Quick Stepの ルイス・フェルファークがきている。
マルク・ソレルは捕まってしまった。
2級山岳 ビベロ峠 4.2km・8.3%
Team Visma | Lease a Bike先頭でビベロ峠に。
ここは山岳ポイントなのでジェイ・ヴァインが狙うか。
おっと、Soudal – Quick Stepのミケル・ランダが出てきた。
ミケル・ランダは少しずつリードを奪う。
Bahrain Victoriousのサンティアゴ・ブイトラゴが追走に出る。
集団からさらに追走が。
ミケル・ランダがトップ通過。
サンティアゴ・ブイトラゴがミケル・ランダが、見える範囲で越えていく。
追走の6人も22秒差で越えていく。
ミケル・ランダとサンティアゴ・ブイトラゴが合流。
おっと、マッズ・ピーダスンが追走に合流だ。これならばスプリントポイントが取れるか。
ヴィクトール・カンペナールツは、追走の最後尾にいる。集団は10秒程度しか離れていない。
スプリントポイント ビルバオ
ミケル・ランダ先頭で通過。
危ない。フェンスを壊して中に入ろうとしている。
マッズ・ピーダスンは、5番手通過。
集団も通過。
エディ・ダンバーは、最後まで粘ったけれど追走は捕まった。
突然走れなくなったミケル・ランダが集団に捕まる。このままミケル・ランダは集団から遅れてしまう。足が痙攣してしまった。
2級山岳 ビベロ峠 4.2km・8.3%
サンティアゴ・ブイトラゴは37秒差。
あっと危ない!
トム・ピドコックは手ではねのけてなんとか通過。
Red Bull – BORA – hansgroheのフィン・フィッシャーブラックの引きからTeam Visma | Lease a Bikeにチェンジ。
ジョアン・アルメイダがアタック。
すぐにヨナス・ヴィンゲゴーが張り付く。
Team Visma | Lease a Bikeのベン・トゥレットが前に。
今度はRed Bull – BORA – hansgroheのジュリオ・ペリツァーリが前に。
サンティアゴ・ブイトラゴの後ろにきた。
また、ベン・トゥレットが前に。フェリックス・ガルが遅れている。
山岳ポイントを越えた。
Team Visma | Lease a Bikeは、ヴィクトール・カンペナールツ、マッテオ・ヨルゲルソン、ベン・トゥレットと3人アシストが残っている。
残り16.7km。ヨナス・ヴィンゲゴーは、万全だ。だが、ゴールでは大規模デモがあり、ゴールは3km手前に変更。
さらに本日のステージ優勝はなくなった。
物凄い数のデモ。これでは警察がいくらいても防ぎようがない。山岳賞と中間スプリントのポイントは付与されるが、ゴールではポイントはつかない。
3級山岳 ピケ峠 2.3km・8.9%
トム・ピドコックがアタック。
ヨナス・ヴィンゲゴーが離れた。
またヨナス・ヴィンゲゴーが追いつく。
また、アタック。ヨナス・ヴィンゲゴーが離れたぞ。
ヨナス・ヴィンゲゴーを離して通過。
ヨナス・ヴィンゲゴーが遅れている。
- トム・ピドコック Q36.5 Pro Cycling Team 3ポイント・6秒
- ヨナス・ヴィンゲゴー Team Visma | Lease a Bike 2ポイント・4秒
- ジョアン・アルメイダ UAE Team Emirates – XRG 1ポイント・2秒
ヨナス・ヴィンゲゴーが下りで猛追。
ヨナス・ヴィンゲゴーが前にでた。
ジョアン・アルメイダは12秒遅れている。
ヨナス・ヴィンゲゴーの下りが速い!
2人はジョアン・アルメイダに10秒の差をつけている。
ヨナス・ヴィンゲゴーが脚を止める。3km手前の計測地点は越えた。あとは計測結果待ちだ。二人は10秒ほどリードしたはず。
レース終了だ。
安全のためにコースから外れていく。
しかし、トム・ピドコックは超がっかりだろう。一人だけゴールまで走ったけれど、この惨状を自分の目で見れば少しは納得できるのかな。
ステージ優勝の大チャンスを自らの脚でつかんだのに。しかも、2度もヨナス・ヴィンゲゴーを引き離すという凄いことをやってのけた。この後に期待の持てるステージだったけれど、この結末はあまりにも残念。
トム・ピドコックの声明が出れば別記事で。
リザルト
第11ステージ リザルト
総合
ヨナス・ヴィンゲゴーのコメント
息子の誕生日だったから、今日は勝ちたかったんだ。息子は今日1歳になったんだ。息子のために勝ちたいと思って、一日中練習した。勝つチャンスを逃したのは大きな痛手だ。
個人的には、勝ちにこだわっていればよかったと思っている。ステージ優勝が叶わなかったと聞いた時、本当にがっかりした。
トムが最後の登りに出てからは、彼についていくしかなかった。少しの間彼を離さざるを得なかったが、彼はとても強かったので、頂上を越えた後に追いつくことができた。その後は、競争で少しでもタイムを稼ぐために、チーム一丸となって頑張った。
本来のゴールから3キロ手前で他の選手に追いつかれたが、ピッドコックはそのまま単独でゴールした。
トムはステージ優勝者が出ないことを知っていたのかどうかは分からない。3キロ地点を過ぎても走り続けていたからね。でも、僕が先に3キロ地点を通過したんだ(笑。
正直に言うと、警察は今日、良い仕事をしてくれたと思う。フィニッシュラインを初めて越えた時、抗議者たちが道路に侵入しようとしているのが見えた。警察はそこで彼らを阻止することができた。
そして、最後の2番目の登り坂では、抗議者が私たちを止めようとしたが、私たちは簡単に通り抜けることができた。それ以外は、特に危険を感じなかった。
今回のブエルタでステージ優勝者が出るのはこれが最後になるかもしれない。今後何が起こるかは予測できない。レースを続けられることを願っている。
ここは彼らが抗議するべき場所ではない。彼らは私たちサイクリストに何を求めているのでしょうか?私には何もできない。
ポイント賞
山岳賞
新人賞
コメント
面白いレースだったのに、残念です。
ピドコックは抗議者の横断幕を振り払って通過してたんですね。まじ危険。
ジャージ着用者紹介のところ、前日のコピペのようで、違ってますよ。
それと、中間スプリントポイントは、ゴールライン通過の少し先で、ピーダスンが3位通過15ポイント獲得のようです。