2022 ツール・ポワトゥー・シャラント第4ステージ　　最終ステージを勝ち取ったのは?

ツール・ポワトゥー・シャラントは最終日を迎える。

一日で2ステージを走った選手は大変だろうけど、最終ステージも平坦なので勝負は最後の周回に入ってからかと。

注目は、ここまでスプリンターステージでハットトリックを決めているマルク・サローの勝利を阻止するスプリンターが現れるかだ。

できればゴール前には、Team Arkéa Samsicのケヴィン・ヴォークリンのアタックを期待したいところ。

 

第4ステージ    マンル～ポワチエ　　185.1km

 

フランス南西部のシャラント県マンルからスタート。大きな登りはないので確実に集団でゴールに向かうパターン。

ゴール前は約15kmのローカルラップを2周。細かなアップダウンでアタックの応酬がほしいところだ。

 

1. スプリントポイント　Rouille
2. 山岳ポイント　GPM1   0.4km・3.5%
3. 山岳ポイント　GPM2   0.7km・4%
4. スプリントポイント　アパントン
5. 山岳ポイント　GPM3   0.7km・5.4%
6. 山岳ポイント　GPM4   0.6km・2%
7. スプリントポイント　フニッシュライン

 

スタート前

リーダージャージが白なので分かりにくい。集団の中にいると見つけられないので、やはり黄色とか赤にして貰いたいな。気温は26℃。

 

最初の逃げは決まらず。

 

これも決まらなかった。

 

6人の逃げ

6人が逃げている。

1. エリック・フェッター  ( Eolo-Kometa Cycling Team )
2.  Tord GUDMESTAD  ( Uno-X Pro Cycling Team )
3.  ミカエル・シュレル  ( AG2R Citroën Team )
4.  サミュエル・ゾッカラート ( Bardiani CSF Faizane’ )
5. Maël GUÉGAN  ( Team U Nantes Atlantique )
6.  Jokin MURGUIALDAY  ( Caja Rural-Seguros RGA )

 

集団はGroupama – FDJとTeam Arkéa Samsicが牽引。残り57.6kmでタイム差は3分47秒。

 

残り41.1kmで2分15秒と詰められてきた。

 

タイム差2分となって集団は横一線で追い始める。

 

Cofidisが登りでペースを上げてきた。

 

山岳ポイント　GPM4   0.6km・2%

集団が割れている。

 

残り2周

先頭がゴールラインを通過。

 

集団からTrek-Segafredoのダニエル・オスがアタック!

 

さあ、ダニエル・オスは先頭に追いつくのか。

 

ダニエル・オスは登りで追いつかれてしまう。

 

ダニエル・オスを抜いて二人がアタック。

1. トムス・スクインシュ　Trek-Segafredo
2. Fredrik DVERSNES ( Uno-X Pro Cycling Team ) 

 

残り18km。まずは先頭に追いつくか。

 

残り1周

残り1周。1分19秒差。かなりギリギリまで逃げれそうだ。

 

追走のトムス・スクインシュは追いつくか?

この後、二人は集団に吸収されてしまう。

 

残り7.9km。37秒と迫られる。そろそろ逃げだしのアタックがありそうなものだけど。

 

先頭は登りでアタックがかかる。

 

EOLO-Kometaのエリック・フェッターが抜け出しそうだ。

 

残り5.4km。どこまで逃げれるか。

 

残り3.6km。まだ、集団は後方だ。ハンガリーのTT王者なので独走力はある。

 

集団はB&B Hotels – KTMが引いている。

 

AG2R Citroën Teamが必死で引く。

 

残り1.9km。まだ行ける。

 

後ろに集団が迫る。

 

あ～捕まった。

 

エリック・フェッターが飲み込まれていく。

 

カーブを曲がってバンチスプリントだ。

 

完全に横一線だが、内側のバンジャマン・トマが抜け出すか?

 

Cofidisのバンジャマン・トマをロレンゾ・マンザンが抜いたか?

 

ロレンゾ・マンザンはゴール手前から、もう腕をグルグル回して喜びを爆発させていた!

実に2年振りの勝利で今シーズンの初勝利。キャリア6勝目の勝利となった。3勝を上げていたAG2R Citroën Teamのマルク・サローは3位で4勝目はならず。

シュテファン・キュングはステージ15位で総合優勝を決めた。

 

 

リザルト

第4ステージ　リザルト

ロレンゾ・マンザンのコメント

とても満足している。今年は悔しい思いをたくさんした。ダンケルクやマイエンヌを回ったり…。最後の200mは我慢が足りなかった。今日はそのタイミングを待ちました。

第1ステージでは、最後の400mでホイールを壊してしまい、またしてもちょっと悔しい思いをした…。第2ステージでは、マルク・サローが非常に強かったにもかかわらず、残り200mで転倒してしまった。

今日はゴールから8kmのところに上りがあるので、うまくいったと思う。パンチの効いた取り組みが自分に合っていて、よく回復する。最後の数メートルで、後続の追撃に耐える忍耐力と強さが求められる難しいスプリントだった。

ほっとしたように見えます。
多くのライダーが優勝し、全体としてとても良いシーズンになっている。そんなライダーの一人として勝ちたかった。チームは、14勝か15勝はしているはずです。

フランス選手権の前にコビドを発症してしまい、参加できなかったんです。この勝利は7月の自分へのご褒美です、今日勝ててよかった。

総合

シュテファン・キュングのコメント(公式サイトより)

最後の数キロは、逃げ集団のエリック・フェッターと集団の間で一騎打ちとなった。残り1kmでついにポール・ペノエが逆転し、優勝したロレンゾ・マンザンの後を追って4位となった。

このツール・ド・ポワトゥー＝シャラントで2勝を挙げることができ、とてもうれしい。

今シーズンの残りを占う意味でも、良い兆しだと思う。この良い勢いを持続させたい。このステージレースは僕にとって良いものだった。もうブルターニュ・クラシックが楽しみで仕方ない。

ポイント賞

山岳賞

新人賞