2022 ドイツツアー第2ステージ　激しい最長ステージを生き残ったスプリンターは?

ドイツツアー第2ステージもスプリンターステージ。

だけど、第1ステージでもスプリンターがふるい落とされている。欧州王者のファビオ・ヤコブセンは今日はスプリントに残ることが出来るだろうか。

残れば、カレブ・ユアンとの対決が見られそうだ。

 

第2ステージ　マイニンゲン～マールブルグ 　200.7 km

 

200.7kmと最長ステージ。決戦はゴール手前40kmから始まるアメーネブルクの登りからだ。一度フニッシュラインを越えてからもボーナスタイムのかかる登りもある。

パンチャーにとっては理想的な踏み台になりそうだけど、スプリンターチームは捕まえることが出来るだろうか。

 

1. 2級山岳　Schwarzenborn　1.2km・8.7%
2. スプリントポイント　Schlitz
3. 2級山岳　アメーネブルク　1.4km・10%
4. 2級山岳　Hasenkopf　2km・7%
5. スプリントポイント　Marburg
6. 2級山岳　マールバッハ　2.8km・4.8%
7. ボーナスタイム    Neuhöfe
   

 

スタート前

さあ、スタート。

 

4人の逃げ

逃げは4人。

1.  JAUREGUI Quentin (B&B Hotels – KTM)
2.  MUNTON Byron (Team Dauner | Akkon)
3. HUGGER Jan (Team Lotto – Kern Haus)
4. STOCKMAN Abram(Saris Rouvy Sauerland Team)

 

2級山岳　Schwarzenborn　1.2km・8.7%

山岳ポイント通過。

1. JAUREGUI Quentin (B&B Hotels – KTM)　3ポイント
2. HUGGER Jan (Team Lotto – Kern Haus)　2ポイント
3.  MUNTON Byron (Team Dauner | Akkon)　1ポイント

 

今日も先頭牽引はエガン・ベルナル。残り83kmで2分57秒差。

 

久々に勝利したカレブ・ユアン。連勝なるか?

 

エガン・ベルナルは最初から引いているんだろうか。だとしたら100km以上牽引している。

 

UAE Team Emiratesが後ろにいるけど先頭交代はしていない。ベルナルは孤軍奮闘で厳しい。

 

ベルナルが無線で話している。

 

さらにベン・トゥレットを呼ぶ。

 

先頭で話合い。ベン・トゥレットは良くやったとねぎらっているような。

 

INEOS Grenadiersは、多分これで先頭を引かなくなるのだろう。

 

あ～、INEOS Grenadiersの姿はなくなった。スプリンターチームに任すようだ。まあ、そうですよね。

 

2級山岳　アメーネブルク　1.4km・10%

先頭が登りに。

 

先頭からB&B Hotels – KTMのJAUREGUI Quentinが切れる。

 

集団からUAE Team Emiratesのミッケル・ビョーグがアタック!

 

TTスペシャリストが逃げれるか。

 

ダメだ。逃がして貰えない。

 

EF Education-EasyPostが攻める!

 

先頭をEF Education-EasyPostで固めてきた。ルーベン・ゲレイロ、アルベルト・ベッティオル、ベン・ヒーリーと攻める。

 

逃げが2級山岳をクリアー。

1. HUGGER Jan (Team Lotto – Kern Haus)　3ポイント
2. MUNTON Byron (Team Dauner | Akkon)　2ポイント
3. JAUREGUI Quentin (B&B Hotels – KTM)　1ポイント

 

EF Education-EasyPostは誰で勝負するのか。

 

またも、欧州王者のファビオ・ヤコブセンが遅れてしまった。今日もスプリントに絡めない。

 

アルベルト・ベッティオルか。

 

集団はバラバラだ。

 

フィリッポ・ガンナは後ろのグループだ。22秒遅れている。

 

カレブ・ユアンも切れてしまった。

 

先頭に追走が迫る。

 

残り37.4kmで先頭は捕まった。

 

こちらは第3集団。かなり先頭とは離れている。

 

こちらはガンナグループ。19秒のタイム差がある。

 

残り29.9kmで追いついた。

 

またもアタック。アレッサンドロ・コーヴィだ。

 

INEOS Grenadiersのベン・トゥレットがメカトラ。

 

二人が抜け出した。後ろからスタン・ファントリヒトが追っている。

1. スタン・ファントリヒト　Quick-Step Alpha Vinyl Team
2. アレッサンドロ・コーヴィ　UAE Team Emirates
3. ベン・ヒーリー　EF Education-EasyPost

 

ニルス・ボリッツが追走にでる。

1. ニルス・ボリッツ (BORA – hansgrohe)
2.  HOLLMANN Juri (Movistar Team)

 

ニルス・ボリッツが追いついたが集団も後ろにいて、追いつかれてしまう。

 

2級山岳　Hasenkopf　2km・7%

登りでBahrain Victoriousのペッリョ・ビルバオが先頭。

 

そのまま頂上を越える。

1. ペッリョ・ビルバオ　Bahrain Victorious　3ポイント
2. エマヌエル・ブッフマン　BORA – hansgrohe　2ポイント

 

ニルス・ボリッツは少し遅れている。集団が割れている。

 

スプリントポイント　Marburg

5人が前に出ている。

 

だが、集団も後ろにいる。

 

スプリンターは誰が残っているのか?

 

少しリードしているが、捕まりそうだ。

 

2級山岳　マールバッハ　2.8km・4.8%

かなり良いメンバー抜け出した。

 

これが勝ち逃げになるのか?

 

ここはマウリ・ファンセヴェナントがトップ通過。

1. マウリ・ファンセヴェナント　Quick-Step Alpha Vinyl Team　3ポイント
2. ベン・ヒーリー　EF Education-EasyPost　2ポイント
3. バルナバーシェ・ペアーク　Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux　1ポイント

 

後続が下りで追ってきている。

 

あ～、やはり下りで追いつかれた。

 

フィリッポ・ガンナはしっかりと集団の中にいる。

 

残り7.3km。かなり人数が戻ってきた。

 

先頭はEF Education-EasyPostが引いている。

 

ボーナスタイム    Neuhöfe

ボーナスタイムの前にEF Education-EasyPostが先頭を固めて狙いにいく。

 

EF Education-EasyPostの後ろからTeam DSMのロマン・バルデがアタック!

 

ボーナスタイムはロマン・バルデがEF Education-EasyPostの3人を振り切って獲得。

1. ロマン・バルデ　Team DSM　3秒
2. アルベルト・ベッティオル　EF Education-EasyPost　2秒
3. ルーベン・ゲレイロ　EF Education-EasyPost　1秒

 

ゴール手前2.7km。かなり集団は縦長に。

 

1.7km前でAG2R Citroën Teamが先頭。

 

残り1.3kmでTrek-Segafredoのマティアス・スケルモースイェンセンがアタック!

 

だが、マティアス・スケルモースイェンセンはゴール手前で捕まる。

 

さあ、ゴール前にやってきた。

 

左端からIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのアレクサンダー・クリストフが出てきた。

 

アレクサンダー・クリストフの後ろには、アルベルト・ベッティオルがついている。右にはフランスチャンピオンのフロリアン・セネシャル!

 

フロリアン・セネシャルが抜くか?

 

最後のもがき合い!

 

ゴール前でアレクサンダー・クリストフが振り返る!

 

アレクサンダー・クリストフが、そのままゴール～!

35歳のベテランスプリンターは、この最長ステージで生き延びてゴールを勝ち取った。これで今シーズン5勝目。来シーズンには、若いチームに移籍するけど、勝利の量産は止まらないかもしれない。

 

総合トップは、このステージで3位に入ったEF Education-EasyPostのアルベルト・ベッティオルに。EF Education-EasyPostが必死で先頭を固めて走っていたのはこの為だった。

ボーナスタイムで2秒を獲得。更にゴールのボーナスタイムで4秒を獲得。同タイムながら、フィリッポ・ガンナからリーダージャージを奪うことに成功した。

 

 

リザルト

第2ステージ　リザルト

アレクサンダー・クリストフのコメント(公式サイトより)

このステージの決勝は特に難しく、最後の 50kmで多数の上り坂と横風が発生した。チームメイトが危険な離脱の試みを追跡している間、私はすべての登りでプロトンを追跡するために深く掘り下げた。

スヴェンエリック・ビストグラムはいつも私のそばにいて、私が困難な状況にあるとき、戻るのを助けてくれた。最後の登りの後、パンチャーの強烈なリズムは自分にとって致命的だと思った。

しかし、チームメイトは私のチャンスを信じ続けた。残り1000mで、なんとかプロトンに戻り、素晴らしいリードアウトを行ったバルナバーシュ・ペアークのスリップストリームに位置した。

もうチャンスはないと思った数分後にチームワークを終えると、私はとても幸せになった。Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux は、シーズン開始以来好調に推移しており、私はこの成功を最後まで続けることに非常に意欲的だ。

 

総合

チームの作戦勝ちでリーダーはアルベルト・ベッティオルに。

ポイント賞

山岳賞

新人賞