2024 ルート・アデリ・ド・ヴィトレ 　フランスのワンデーレースを制したのは?

フランスのブルターニュ地方のヴィトレで行われる1クラスのワンデーレース。La Route Adélie de Vitré(1.1)

2009年には、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインや新城幸也（Bboxブイグテレムコ）が出場していた。

 

過去優勝者は

• 2023　フレドリック・ドゥバースネス
• 2022  アクセル・ジングル
  
• 2021   アーヴィッド・デクレイジン
• 2019  マルク・サロー
• 2018   シルヴァン・ディリエ
• 2017   ローラン・ピション
• 2016  ブライアン・コカール
• 2015   ロマン・フェイルゥ
• 2014   ブライアン・コカール
• 2013   アレッサンドロ・マラグーティ
• 2012   ロベルト・フェラーリ

 

ヴィトレ～ヴィトレ　174.2km

 

ワンデーレースのコースは2つのローカルラップで構成されている。

 

グレートループ 21.1km

最初の周回は21.1kmで5周回。CôtedelaChênelière（0.8km・5.3％）とCôtedePérouse（0.7km・ 5.3％）の登りがある。

このサーキットは、ヴィトレ、バラゼ、タイリス、モントルイユ スー ペルーズのコミューンを連続して通過し、ヴィトレに戻る。

公式サイトではグレートループと命名されている。

 

リトルループ　8.9km

 

2番目の周回は、フィニッシュから73kmで始まる。リトルループは8.9kmで、コートデラシェネリエールの登りがある。このリトルループは8周回。

 

ゴールプロフィール

 

ゴールは500m前から登っている。フラットではないけど、最後は生き残ったスプリンターでゴールを争うことになる。

 

注目のライダーは

• Uno-X Mobility　フレドリック・ドゥバースネス
• Arkéa – B&B Hotels　イエンセ・ビエルマンス、ユエン・コスティウ、クレマン・ヴァントゥリーニ
• Intermarché – Wanty　アンネ・マリット
• Cofidis　ブライアン・コカール
• Decathlon AG2R La Mondiale Team　ブノワ・コヌフロワ
• Groupama – FDJ　ダヴィ・ゴデュ、マシュー・ウォールズ
• Lotto Dstny Development Team　ライオネル・タミニオー
• TotalEnergies　ヴァランタン・フェロン

 

スタート

オフィシャルスタート。

 

2人の逃げ

残り166kmから二人の逃げ。

1. マティス・ルベール(Arkéa – B&B Hotels)
2. ポール・ヘネキン (Nice Métropole Côte d’Azur)

 

残り72kmで1分50秒差。すでに大周回は終えている。

 

残り8周

小周回がこれから始まる。

 

Arkéa – B&B Hotelsのマティス・ルベールは、2023年からチーム入り。E3 サクソバンククラシックで136km。ヘント〜ウェヴェルヘムで131kmの逃げに乗っている。

 

小周回にある登りで、集団は絞られていく。結構な勾配だ。

 

登りを終えると集団は、結構バラバラに。

 

集団は二分割に。かなりの向かい風。

 

残り7周

タイム差は54秒に。

 

集団はSt Michel – Mavic – Auber93が引いている。2023年までCofidisで走っていたアレクサンドル・デュレットがエース。2023年までTotalEnergiesで走っていたジェレミー・カボもいる。

 

集団の2番手にはCofidisのブライアン・コカールがいる。

 

先頭はArkéa – B&B Hotelsのマティス・ルベール単独に。

 

先頭からちぎれたNice Métropole Côte d’Azurのポール・ヘネキンは集団に捕まる。

 

向かい風が強く、チームは横一線。

 

残り6周

タイム差は30秒となっている。

 

集団から3人が少し抜け出している。

1. マーティン・マーセルージ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
2. ミケル・レテギ　Equipo Kern Pharma
3. Jean-Louis Le Ny(Nice Métropole Côte d’Azur)

 

前を走るマティス・ルベールが見えてくる。

 

先頭に追い付いた。

 

先頭からマーティン・マーセルージがアタック。

 

集団で落車。優勝候補のブノワ・コヌフロワが落車してしまった。

•  GOLLIKER Joshua (Groupama – FDJ)
•  ブノワ・コヌフロワ (Decathlon AG2R La Mondiale Team)
•  ÁLVAREZ Rodrigo (Burgos – BH)

 

先頭4人は追走に追い付かれた。

 

残り5周

8人が先頭集団となって通過。

 

集団もほとんど離れていない。

 

後方が追いついた。

 

集団は人数を減らして再編成。

 

残り4周

先頭は25人ほど。

 

集団先頭はCofidisのブライアン・コカール。追いつかないとスプリントとはならない。

 

残り30.2km。先頭は27秒差となっている。集団は本当に小さく後ろに見えている。

 

残り3周

先頭集団は残り3周。Arkéa – B&B Hotelsが5人入っている。これは逃げ切りたいはず。

• イエンセ・ビエルマンス
• ユエン・コスティウ
• マティス・ルベール
• クレマン・ヴァントゥリーニ
• ピエール・ティエリー

 

残り23.9kmで29秒差。

 

下りで集団が追いついてきた。

 

残り20.5km。まだ、20秒以上タイム差がある。

 

残り2周

先頭は26秒のタイム差で通過。

 

集団はLotto Dstny、Uno-X Mobilityが引いている。

 

先頭は登りで絞られた。

 

集団は登れるスプリンター、ブライアン・コカールが引いている。

 

先頭は13人まで人数を減らした。

 

先頭にはGroupama – FDJのダヴィ・ゴデュがいる。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamのノア・イシドールがアタック。

 

ノア・イシドールは、開発チームのライダーだ。後ろが牽制となっているのでリードを広げる。

 

まだ19歳のライダー。ゴール手前で追いつかれる。

 

残り1周

集団は44秒差となって追いつかない。

 

先頭はアタック合戦となってきた。二人が抜け出す。

 

 

カメラが遠すぎる。先頭にダヴィ・ゴデュが追い付いた。

1. ダヴィ・ゴデュ　Groupama – FDJ
2. ジョーダン・ラブロス (Decathlon AG2R La Mondiale)
3. アレクサンドル・デュレット (St-Michel-Mavic-Auber 93) 

 

先頭は3人。

 

残り3.3km。これは決まったか。

 

3人は逃げ切れるか。

 

集団で落車。

•  アンネ・マリット (Intermarché – Wanty)
•  ZANONCELLO Enrico (VF Group – Bardiani CSF – Faizanè)
•  LÓPEZ DE ABETXUKO Andoni (Euskaltel – Euskadi)

 

残り1.5km。

 

ダヴィ・ゴデュが仕掛けるが、これは3人のスプリントか。

 

ゴール手前で、Arkéa – B&B Hotelsのイエンセ・ビエルマンスに追い付かれる。

 

3人はギリギリで捕まった。

 

それでも、3人がゴールスプリントへ。

 

先頭は昨年までCofidisで走っていたアレクサンドル・デュレット。ダヴィ・ゴデュが2番手だ。

 

しかし、アレクサンドル・デュレットをイエンセ・ビエルマンスが追い込む。

 

イエンセ・ビエルマンスがアレクサンドル・デュレットを捕らえた。

 

イエンセ・ビエルマンスは、後ろを確認する余裕もあるほどのスピードでぶち抜いている。

 

イエンセ・ビエルマンスは、ゴールの手前から勝利を確信。

 

イエンセ・ビエルマンスがゴールを駆け抜けた～!

 

Arkéa – B&B Hotelsのチームメイトが先頭集団を逃げ切らせた結果だ。

 

イエンセ・ビエルマンスは、今シーズンの初勝利。キャリア3勝目となった。

2位にはTotalEnergiesのサンディ・デュジャルダン。3位にはSt Michel – Mavic – Auber93のアレクサンドル・デュレットが入っている。

 

リザルト

優勝したイエンセ・ビエルマンスのコメント

我々にとって非常に重要なレースだ。どの勝利もうれしいが、ここブルターニュではさらにうれしい。私たちは皆、勝つためにここにいた。

集団でとてもいい仕事ができた。ローラン・ピションはコースを熟知しており、集団の強みを活かして上りで他を苦しめなければならないことを知っていた。みんなに感謝したい。

パリ～カマンベールで、逃げていたユエン・コスティウもアシストしてましたね。

彼は遅れをとっていたのに、最後まで頑張ってくれた。350mの地点ではとてもいい位置につけていたし、まだ前に3人組がいたから頑張るしかなかった。あの時点で、僕はとてもいい位置にいた。

スプリントの前に、前回のパリ〜ニースでの挫折から今日カムバックしたダヴィ・ゴデュを始めとする最高のクライマーたちの努力をコントロールする必要がありましたね。

彼は登りで一番強かった。特に風が強かったから、1人でフィニッシュするのは簡単ではないと思っていた。

サミン、グランプリ　クリキエリオン、そして直近のラ・ルー・トゥランジェルで3位につけており、安定した走りがついに報われましたね。

先週は転倒してしまったけれど、今のところ気分はいい。3位が3回続いた後に足りなかったのは優勝だった。

 

2位はTotalEnergiesのサンディ・デュジャルダン

ここに来るつもりはなかったんだけど、それが一番うまくいくことが多いんだ。ライダーとしての自分のプロフィールのために、チームに来るように頼んだんだ。結果的には2位になれた。

いいパフォーマンスだったけれど、勝利がそう遠くないところにあるときは腹が立つね。私たちは勝利のためにそこにいたのだから。

急勾配で起伏の多いサーキットでしたね。

ロレンゾ・マンザンは最初、僕のためにいい仕事をしてくれた。何度かアタックしすぎたけど、彼がうまくコントロールしてくれた。そのときこそ冷静さを見せなければならなかった。ただ攻めるだけだった。選手たちを追いかけようとする努力の積み重ねが痛かった。

ラスト5km、ダヴィ・ゴデュの新たなアタックで3人が飛び出しましたね。

風を味方につけて、たとえ彼らが非常に強かったとしても、それは終わらなかった。しかも、前方に3人の選手がいると、お互いの声が聞こえなくなることがよくある。そして実際、私たちは戻ってくることができた。

 

3位はSt Michel – Mavic – Auber93のアレクサンドル・デュレット

2日前のパリ・カマンベールでも3位に入賞しましたが、またも表彰台ですね。

回って回って、何とかしたいんだ。あと30メートルで、あと50メートルで勝てるというところまで来ていた。3人が外に出たとき、それを感じることができた。振り返らなかったから、後ろから来るのがわからなかった。彼らはもっと速く来た。優勝を逃してとても残念だ。

このところの好調をポジティブに捉えられますか?

もちろん、体力的にここにいられることはうれしいが、勝ちたいし、それができることもわかっている。ここ数週間のチームに報いたかった。これからも戦い続けるし、素晴らしいチームであることを証明した。

チームは後追いに満足することなく、レースの主導権を握ってましたね。

大きなサーキットでのスタートは慎重にならざるを得ない日だった。無理に横風を吹かせようとする前に、気楽に走ったんだ。集団を少し吹き飛ばしたが、固まるには時間が足りなかった。第2幕に入った。

大集団が集団から抜け出すことに成功しましたね。

ディロン・コーカリーとタイミングを間違えてしまったんだ。サーキットのスタートで動こうとした。先頭の25人のグループには4人がいた。彼らは僕のために自分を犠牲にして走ってくれた。ビッグチームに対して恥じることは何もない。僕たちはここにいるし、この初勝利を獲りに行くんだ。

決勝については?

ユエン・コスティウとダヴィ・ゴデュをポイントしなければならないことはわかっていた。彼らは最後の2周でアタックしてきた。

最終的には3人でした。

登りで赤に入れられたけど、いい感じだった。でもスプリントではいい感じだったし、自分が一番速いと思った。集団がどのように迫ってきているのかよく分かっていなかった。