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2022 ツール・ド・スイス第8ステージ 最終ステージの個人タイムトライヤルの結果は?

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Photo credit: pom'. on VisualHunt.com
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ツール・ド・スイスも8日目で最終日。

山岳ステージで、セルジオ・イギータがアタックを成功させて総合でトップに立った。だが、総合2位のゲラント・トーマスとは2秒差。

25.6kmの個人タイムトライヤルは、微妙に距離が長い。総合7位には、Groupama – FDJのシュテファン・キュングが2分19秒差に位置している。

順位を上げてくるのは間違いないだろう。

レムコ・エヴェネプールは、今年のヴォルタ・アン・アルガルヴェ第4ステージでは、シュテファン・キュングを32.2kmの距離で58秒離して勝利している。

 

二人の勝負の行方も注目してみておきたい。

 

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第8ステージ    ファドゥーツ~ファドゥーツ  25.6km

コースプロフィール     photo tourofslovenia

 

最終ステージは、リヒテンシュタインの首都ファドゥーツ周辺を通る25.6kmの個人タイムトライアル。

ルートはまずライン河畔を時計回りに進み、エッシェンまでは高低差はほとんどない。

それ以降は、少し難しくなり、12.9kmの地点で中間タイムが記録される。マウレン、ネンデルン、シャーンを経て、再びファドゥーツに戻り、ここで最終タイムが記録される。

絶対的なスペシャリストが最終日に有利になる。2つの厳しい山岳ステージを終えて、どの選手がまだ何かを残しているのか、どの選手が燃え尽きたのか、明らかになるだろう。

 

  1.  中間計測 12.5km

 

ディラン・ファンバーレ INEOS Grenadiers

ディラン・ファンバーレがHuman Powered Healthのチャド・ハガの記録を大幅に更新。29分31秒。av52.038km/h。

 

長くディラン・ファンバーレがホットシートに。TTは得意ですからね。今シーズン末で移籍と言われているけど勿体ない。

 

マイケル・・マシューズ Team BikeExchange – Jayco

逃げに2ステージ乗って、スプリントポイントを稼いだマイケル。マシューズ。見事にポイント賞を獲得した。ツール・ド・フランスでは2回目のグリーンジャージを狙う。

 

クイン・シモンズ Trek-Segafredo

今回、山岳賞にまとを絞ったクイン・シモンズ。昨年は、見事に成功した。21歳で、ツール・ド・フランスでも山岳賞を狙ってくると面白いのだけど。

 

ティボー・ピノ Groupama – FDJ

相当暑いようで、ティボー・ピノは、スタート前に、一度バイザーを取って水を浴びる。

 

前日の山岳ステージで優勝を飾ったティボー・ピノ。ツールには2年振りの参加となるが狙いはステージ優勝だ。

 

ティボー・ピノは、クライマーなのでTTは得意でない。途中も暑さのためにボトルの水を全部身体にかけていた。

 

イラン・ファンワイルダー Quick-Step Alpha Vinyl Team

ラウンドアバウトで落車してしまう。かなりショックだったのか、立てなかった。

 

結局、ここでリタイヤ。総合30位にいたのに勿体ない。

 

レムコ・エヴェネプール Quick-Step Alpha Vinyl Team

優勝候補のレムコ・エヴェネプール。このスイスでは、暑さにやられてしまった。

 

レムコは中間計測をトップの28分26秒。av54.021km/hで、ただ一人54km/h台を出した。

 

レムコ・エヴェネプールは、28分26秒。av54.021km/h。暫定トツプに躍り出る。

 

レムコ・エヴェネプールは、シュテファン・キュングのゴールを待つことになる。

 

ダニエル・マルティネス INEOS Grenadiers

ダニエル・マルティネスのバイクの模様は~?

 

第1ステージから失速してしまったダニエル・マルティネス。だが、ステージ後半にかけてゲラント・トーマスをアシストして存在感を示した。

ゴールタイムは、28分54秒でレムコについで暫定2位だ。

 

ボブ・ユンゲルス AG2R Citroën Team

 

ボブ・ユンゲルスは、過去3年の不調からようやく立ち直ったようだ。総合3位まで上がっている。

ゴールタイムも28分59秒で、暫定3位だ。

 

シュテファン・キュング Groupama – FDJ

  

さあ、レムコの記録を抜くことが出来るか?

 

シュテファン・キュングがスタート!

 

綺麗な景色の中を走っている。まあ、ライダーはみてないだろうけど。

 

果たしてシュテファン・キュングの調子はどうだろうか。

 

シュテファン・キュングの中間計測は、13分53秒とレムコを2秒上回る!

これは、シュテファン・キュングの勝利となるのか?

 

シュテファン・キュングのゴールタイムは….

28分37秒。なんと、レムコに11秒負けてしまった~。前半、突っ込みすぎたようだ。これはレムコのステージ優勝か。

 

ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux

総合5位のドメニコ・ポッツォヴィーヴォがスタート。

 

ドメニコ・ポッツォヴィーヴォは、レムコから2分10秒遅れ。それでも、39歳の年齢でしっかりと総合上位にくるのは凄いことだ。

 

ニールセン・ポーレス EF Education-EasyPost

総合4位のニールソン・ポーレス。中間計測を14分10秒で暫定3位で通過。表彰台の望みをかけて走っていたのだけど、なんとパンク!

 

 

これは痛い!

 

29分25秒とタイムロスをしてしまう。総合順位は変わらなかった。

 

ヤコブ・フルサン Israel – Premier Tech

総合3位でスタートしたヤコブ・フルサン。目指すのは総合2位だ。

ゲラント・トーマスには、かなわないとしても、セルジオ・イギータとのタイム差19秒を詰めたい。

 

ヤコブ・フルサンのゴールタイムは、29分27秒。暫定8位。これでセルジオ・イギータのゴールタイムを待つことに。

 

ゲラント・トーマス INEOS Grenadiers

    

アダム・イェーツがコロナでリタイヤしたために、エースに。スタート前は、アイスベストで身体を冷やしている。

 

このタイヤとフレームの模様はなんだ~。BOLIDEと書いてある。

 

ピナレロのTTバイクの名前だ。これはフィリッポ・ガンナが乗っていた新型と同じのようだ。

 

落車しなければ、ゲラント・トーマスの総合優勝は固い。

 

さあ、スタート!

 

ゲラント・トーマスの中間計測は、レムコから7秒61遅れ。

 

 

ゲラント・トーマスは後半追いこんだ。レムコから3秒遅れでゴール。シュテファン・キュングも抜いて、ステージ2位だ。

 

セルジオ・イギータ BORA-hansgrohe

セルジオ・イギータもアイスベストで身体を冷やしている。

 

スタートを待つセルジオ・イギータ。

 

さあ、スタートだ。

 

セルジオ・イギータの中間計測は14分44秒。ヤコブ・フルサンから28秒遅れている。これは総合3位に落ちてしまうぞ。

 

 

セルジオ・イギータは、タイムを挽回できるか?

 

セルジオ・イギータの、ゴールタイムは29分43秒。ヤコブ・フルサンとのタイム差は15秒。ギリギリの4秒差で総合2位を確保した。

 

ゲラント・トーマスは、風呂上りのようなレムコ・エヴェネプールから祝福を受ける。ゲラント・トーマスの背中には、アイスバックがありますね。

走っていた時もこれでエアロ効果になっていたりして。アダム・イェーツがコロナでリタイヤし、BORA-hansgroheのアレクサンドル・ウラソフもリタイヤした。

ツールでは、俄然エースとして指名される可能性も高くなったのでは。コロナが収まってアダム・イェーツが戻ればアシストになるのかな。勿体ないけど。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第8ステージ リザルト

レムコ・エヴェネプールのコメント

最初の数日は良かったけど、フレッシュさが足りなかった。5日目には完全に爆発した。集中力が足りなかったため、いくつかのミスを犯してしまい、完全に順位を落としてしまった。

その後、できるだけ長く頑張って順位を上げようと思って、今は11位くらいにいる?

ここ数日は、起床時の爽快感を感じていた。脚の調子は良く、それが今日も表れていた。今日はペースプランを立てていたのだけど、まったく守れなかった。

幸いにも、安定したペースを保つことができたので、それが今日の勝因だと思うが、とても近かった。トーマスが最終コーナーで出てきたとき、私は勝利を確信したんだ。

Rnk Rider Team UCI   Time Avg
1
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 60   0:28:26 54.021
2
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers 25   0:03 53.926
3
 KÜNG Stefan
Groupama – FDJ 10   0:11 53.675
4
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
INEOS Grenadiers     0:28 53.149
5
 JUNGELS Bob
AG2R Citroën Team     0:33 52.996
6
 SCHACHMANN Maximilian
BORA – hansgrohe     0:39 52.814
7
 GROßSCHARTNER Felix
BORA – hansgrohe     0:55 52.334
8
 POWLESS Neilson
EF Education-EasyPost     0:59 52.215
9
 FUGLSANG Jakob
Israel – Premier Tech     1:02 52.127
10
 VAN BAARLE Dylan
INEOS Grenadiers     1:05 52.038
11
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe     1:17 51.688
12
 HAGA Chad
Human Powered Health     1:25 51.457
13
 IZAGIRRE Ion
Cofidis     ,, 51.457
14
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange – Jayco     1:28 51.371
15
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM     1:32 51.257
16
 DENZ Nico
Team DSM     ,, 51.257
17
 BAUER Jack
Team BikeExchange – Jayco     1:38 51.086
18
 LUTSENKO Alexey
Astana Qazaqstan Team     1:39 51.058
19
 MASNADA Fausto
Quick-Step Alpha Vinyl Team     1:40 51.030
20
 RUTSCH Jonas
EF Education-EasyPost     1:43 50.945

総合

ゲラント・トーマスのコメント

チームには他に2人のリーダーがいたので、正直言って期待していなかった。週のはじめにリードアウトをしたりしたが、今日は最後までできてよかった。

最後に勝ったのは、2021 クリテリウム・デュ・ドーフィネの第5ステージで、1年以上前になりますね。

勝つ”ということが、とにかくうれしい。昨年のツアーからそのシーズンが終わるまでは、本当に大変だった。

私のキャリアの中で、最もタフな時期だったかもしれない。今シーズンは少し遅れてのスタートだったが、チームのみんなと一緒にレースや組み立てを楽んだ。また前でレースができるのはとてもうれしい。この勝利にとても満足している。

総合優勝しましたが、この日の優勝にはあと一歩届きませんでした。

正直なところ、ステージ優勝を逃したことは少し残念だ。どれくらい近いのか、イヤホンからでは時差がわからなかった。取っていれば良かったのですが、総合優勝も嬉しいですね。

ツール・ド・フランスに向けてコペンハーゲンに向かうことになりますが、そこでの役割は何でしょうか?

簡単だ。ただ、現地に行って、一生懸命にレースをし、自分のできることをしたいだけなんだ。

チームには他に2人のリーダーがいる。総合上位にとどまって複数のカードを使うにしても、ステージ優勝を狙うにしても、仲間を助けるにしても、僕はすべてに満足している。もちろん、チャンスは来た時につかむ。

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers 500
3″
33:07:09
2
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe 400   1:12
3
 FUGLSANG Jakob
Israel – Premier Tech 325
4″
1:16
4
 POWLESS Neilson
EF Education-EasyPost 275
6″
2:10
5
 KÜNG Stefan
Groupama – FDJ 225   2:25
6
 JUNGELS Bob
AG2R Citroën Team 175   2:59
7
 GROßSCHARTNER Felix
BORA – hansgrohe 150   3:37
8
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
INEOS Grenadiers 125   3:39
9
 POZZOVIVO Domenico
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 100   3:42
10
 SCHACHMANN Maximilian
BORA – hansgrohe 85
8″
3:45
11
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 70   4:04
12
 REICHENBACH Sébastien
Groupama – FDJ 60   4:10
13
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 50
16″
4:26
14
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ 40
11″
6:49
15
 HOULE Hugo
Israel – Premier Tech 35   6:57
16
 KRON Andreas
Lotto Soudal 30
5″
7:07
17
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 30
3″
8:37
18
 PEDRERO Antonio
Movistar Team 30   9:57
19
 LUTSENKO Alexey
Astana Qazaqstan Team 30
4″
12:03
20
 MASNADA Fausto
Quick-Step Alpha Vinyl Team 30
1″
16:20

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange – Jayco 30
2 2
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 20
3 3
 SIMMONS Quinn
Trek – Segafredo 18
4 9 ▲5
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers 18
5 4 ▼1
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ 13
6  
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 12
7 5 ▼2
 DENZ Nico
Team DSM 12
8 8
 HOLMES Matthew
Lotto Soudal 12
9 10 ▲1
 SCHACHMANN Maximilian
BORA – hansgrohe 10
10 11 ▲1
 CHAMPOUSSIN Clément
AG2R Citroën Team 9

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 SIMMONS Quinn
Trek – Segafredo 60
2 2
 MASNADA Fausto
Quick-Step Alpha Vinyl Team 31
3 3
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ 28
4 4
 DENZ Nico
Team DSM 20
5 5
 RODRÍGUEZ Óscar
Movistar Team 16
6 6
 CHAMPOUSSIN Clément
AG2R Citroën Team 15
7 7
 BERTHET Clément
AG2R Citroën Team 14
8 8
 GILBERT Philippe
Lotto Soudal 12
9 9
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 10
10 10
 KAMP Alexander
Trek – Segafredo 10

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe 33:08:21
2 3 ▲1
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 2:52
3 2 ▼1
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 3:14
4 4
 KRON Andreas
Lotto Soudal 5:55
5 5
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 7:25
6 6
 BERTHET Clément
AG2R Citroën Team 19:40
7 7
 CHAMPOUSSIN Clément
AG2R Citroën Team 30:03
8 9 ▲1
 MONIQUET Sylvain
Lotto Soudal 39:23
9 10 ▲1
 VOISARD Yannis
Switzerland 44:45
10 11 ▲1
 PRODHOMME Nicolas
AG2R Citroën Team 48:19

 

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