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2023 イツリア・バスクカントリー第1ステージ  バスクの初日を飾ったのは?

海外情報
Image credit: itzulia.eus
この記事は約17分で読めます。

スペインのバスク地方で行われるワールドツアーレース。2016年までは、ブエルタ・アル・パイス・バスコ、日本ではバスク1周と呼ばれていた。Itzulia Basque Country(2.UWT)

最多優勝は、アルベルト・コンタドール(2008、2009、2014、2016)とホセ・アントニオ・ゴンザレス(1972、1975、1977、1978)で、4回ずつ総合優勝している。

 

過去の優勝者

  • 2022  ダニエル・マルティネス
  • 2021 : プリモッシュ・ログリッチ
  • 2019 : ヨン・イサギレ
  • 2018 : プリモッシュ・ログリッチ
  • 2017 : アレハンドロ・バルベルデ
  • 2016 : アルベルト・コンタドール
  • 2015 : ホアキン・ロドリゲス
  • 2014 :アルベルト・コンタドール
  • 2013 : ナイロ・キンタナ
  • 2012 :  サミエル・サンチェス
  • 2011 :  アンドレアス・クレーデン

 

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第1ステージ  ビトリア・ガステイス~ラバスティア  165.4km

コースプロフィール photo itzulia.eus

 

バスク地方の最初のステージは、それほど厳しいコースではない。 唯一の公式の登りは、30kmを過ぎたところにあり、Opakua (7.1kmで5.8%) 。

残りのライドでは、絶えず上下する。最後の1kmでは、フィニッシュラインの直前にも登りがあり、ゴールも登っている。初日から気の抜けないコース設定だ。

 

  1. 2級山岳ポイント Opakua  7.1 km・5.8%
  2. スプリントポイント  ラバスティア
  3. スプリントポイント  ラバスティア

 

注目のライダーは

  • INEOS Grenadiers ダニエル・マルティネス、エガン・ベルナル、ルーク・プラップ、イーサン・ヘイター
  • AG2R Citroën Team アンドレア・ヴェンドラーメ
  • Alpecin-Deceuninck 二コラ・コンチ、クイントン・ヘルマンス
  • Team Arkéa Samsic クレマン・シャンプッサン
  • Astana Qazaqstan Team ルイスレオン・サンチェス、ジャンニ・モスコン、ダビ・デラクルス
  • BORA – hansgrohe エマヌエル・ブッフマン、セルジオ・イギータ
  • Cofidis ヨン・イサギレ、ヘスス・エラダ
  • Team DSM 
  • EF Education-EasyPost リチャル・カラパス、リゴベルト・ウラン、エスデバン・チャベス
  • Groupama – FDJ ダヴィ・ゴデュ、マイケル・ストーラー
  • Intermarché – Circus – Wanty ルイ・コスタ、レイン・タラマエ
  • Team Jayco AlUla サイモン・イェーツ、マッティオ・ソレブロ
  • Movistar Team エンリク・マス、ゴルカ・イサギレ、アレックス・アランブル
  • Soudal – Quick Step レミ・カヴァニャ、マウロ・シュミット、マッティオ・カッタネオ
  • Bahrain – Victorious 新城幸也、ミケル・ランダ、ペッリョ・ビルバオ
  • Trek – Segafredo バウケ・モレマ、トニー・ガロパン
  • Jumbo-Visma ヨナス・ヴィンゲゴー、ローハン・デニス、ステファン・クライスヴァイク
  • UAE Team Emirates ブランドン・マクナリティ、マルク・ソレル、マルク・ヒルシ
  • TotalEnergies ビエール・ラトゥール

 

3人の逃げ

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

全員スペイン人の3人が逃げている。残り81.4kmで1分55秒差。

  1. クリスティアン・ロドリゲス Team Arkéa Samsic
  2. ジョン・バレンテクスア Caja Rural – Seguros RGA
  3. トキシミン・ジュアリスティ Euskaltel – Euskadi

 

逃げているTeam Arkéa Samsicのクリスティアン・ロドリゲスは2021ツール・ド・ルワンダ総合優勝と第8ステージの優勝を飾っている。

今年TotalEnergiesから移籍。今日はエースナンバーをつけているけど、逃げに乗っている。

 

エガン・ベルナルはボルタ・ア・カタルーニャ第6ステージの落車リタイヤから復帰。先頭付近で走っている。

 

集団牽引はAlpecin-Deceuninckも参加。先頭はジミー・ヤンセンス。

 

残り56kmで2分17秒。この人数とタイム差では逃げは成功しない。最後はパンチャーの戦いとなるかな。

 

INEOS Grenadiersはイーサン・ヘイターが最後のゴールを狙う。

 

スプリントポイント  ラバスティア

なんとカメラは、スプリントポイントの着順は写らず。この先にスプリントポイントがあった。

  1. トキシミン・ジュアリスティ Euskaltel – Euskadi 10ポイント・3秒
  2. ジョン・バレンテクスア Caja Rural – Seguros RGA 6ポイント・2秒
  3. クリスティアン・ロドリゲス Team Arkéa Samsic 4ポイント・1秒

 

集団はエガン・ベルナル先頭で通過。

 

Astana Qazaqstan Teamのルイスレオン・サンチェスは、ギアを長く見て貰っている。

 

結局バイクチェンジ。

 

残り38km。タイム差は53秒と縮まってきた。

 

タイム差は13秒に。これは早めに捕まえるようだ。

 

残り31.5km。集団が後ろに。

 

残り30.1kmで逃げは吸収された。

 

エガン・ベルナルは先頭で喋りながら登っている。

 

スプリントポイント前で、Jumbo-Vismaのローハン・デニス、INEOS Grenadiersのルーク・プラップが上がってくる。

 

ローハン・デニスが強烈に引く。

 

ローハン・デニスの引きが終ると、INEOS Grenadiersのダニエル・マルティネスがアタック。

 

スプリントポイント  ラバスティア

スプリントポイントは、ダニエル・マルティネスが先着。

  1. ダニエル・マルティネス INEOS Grenadiers 10ポイント・3秒
  2. ヨナス・ヴィンゲゴー Jumbo-Visma 6ポイント・2秒
  3. マルク・ソレル UAE Team Emirates 4ポイント・1秒

 

最後のゴールもこんな感じになるかも。

 

残り14.2km。この感じでゴール前まで進みそう。新城幸也は、放送前に集団から遅れていて一度も姿を見れなかったのが残念。

 

残り5.5km。位置取り争いでスピードが上がってきた。

 

INEOS Grenadiersのルーク・プラップが先頭に。

 

残り2.4km。左からINEOS Grenadiers、右からSoudal – Quick Step。

 

Soudal – Quick Stepは、アンドレア・バジオーリか、マウロ・シュミットでゴール狙う。

 

TotalEnergiesのマチュー・プルドゴーがアタック!

 

しかし、マチュー・プルドゴーのアタックはSoudal – Quick Stepに、残り1.2kmで捕まえられる。

 

残り1kmのゲートをSoudal – Quick Step先頭で越える。

 

残り814m。先頭はSoudal – Quick Stepが3人で固める。

 

だが、ここでINEOS Grenadiersのオマール・フライレが先頭に出た。

 

オマール・フライレがイーサン・ヘイターを引く。

 

イーサン・ヘイターは完璧なポジションだ。

 

オマール・フライレが最後のリードアウト。後ろにはリチャル・カラパスの姿も。

 

さあ、イーサン・ヘイターが発射!

 

すでに、オマール・フライレは勝利を確信して手を上げている。

 

後ろから、Soudal – Quick Stepのマウロ・シュミット、Trek-Segafredoのジョン・アベラストゥリが迫る。

 

だが、イーサン・ヘイターが、そのままゴール~!

再度、後ろでオマール・フライレが手を上げている。見事なリードアウトからのスプリント勝利だった。イーサン・ヘイターは、今シーズンの初勝利をようやく上げることが出来た。

イーサン・ヘイターは、ステージ優勝と共に、ボーナスタイム10秒を獲得して総合トップに。明日はリーダージャージで登場することになった。

 

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リザルト

イーサン・ヘイターのコメント(チーム公式サイトより)

素晴らしい。カタルーニャではあまりいいところがなかったけれど、今日は僕がステップアップして、チームのみんなが僕のために動いてくれたんだ。

彼らに感謝しなければならない。オマール・フライレはバスクのエキスパートで、この決勝は完璧だった。最後の100メートルを走りきるだけでよかったんだ。

特に、今年初めて優勝できたことは、本当にうれしい。オーストラリアで鎖骨を骨折し、そこから復帰するのに時間がかかった。これでもっと自信を持って前に進んでいけるといいんだけどね。

第1ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 50
10″
4:01:24
2
 SCHMID Mauro
Soudal – Quick Step 30
6″
,,
3
 ABERASTURI Jon
Trek – Segafredo 25
4″
,,
4
 ARANBURU Alex
Movistar Team 20   ,,
5
 AULAR Orluis
Caja Rural – Seguros RGA 15   ,,
6
 CARAPAZ Richard
EF Education-EasyPost 10   ,,
7
 HERMANS Quinten
Alpecin-Deceuninck 8   ,,
8
 SERRANO Gonzalo
Movistar Team 6   ,,
9
 SKJELMOSE Mattias
Trek – Segafredo 3   ,,
10
 SCARONI Christian
Astana Qazaqstan Team 1   ,,
11
 BAGIOLI Andrea
Soudal – Quick Step     ,,
12
 SMITH Dion
Intermarché – Circus – Wanty     ,,
13
 IZAGIRRE Ion
Cofidis     ,,
14
 MARTÍN Gotzon
Euskaltel – Euskadi     ,,
15
 FRAILE Omar
INEOS Grenadiers     ,,
16
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
INEOS Grenadiers  
3″
,,
17
 SOBRERO Matteo
Team Jayco AlUla     ,,
18
 CANAL Carlos
Euskaltel – Euskadi     ,,
19
 OLDANI Stefano
Alpecin-Deceuninck     ,,
20
 VENDRAME Andrea
AG2R Citroën Team     ,,
21
 CHAVES Esteban
EF Education-EasyPost     ,,
22
 CRAS Steff
TotalEnergies     ,,
23
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ     ,,
24
 GUGLIELMI Simon
Team Arkéa Samsic     ,,
25
 GAUDU David
Groupama – FDJ     ,,
26
 GUERREIRO Ruben
Movistar Team     ,,
27
 SÜTTERLIN Jasha
Bahrain – Victorious     ,,
28
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma  
2″
,,
29
 SÁNCHEZ Luis León
Astana Qazaqstan Team     ,,
30
 LASTRA Jonathan
Cofidis     ,,

総合

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 8
10″
4:01:14
2
 SCHMID Mauro
Soudal – Quick Step  
6″
0:04
3
 ABERASTURI Jon
Trek – Segafredo  
4″
0:06
4
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
INEOS Grenadiers  
3″
0:07
5
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma  
2″
0:08
6
 SOLER Marc
UAE Team Emirates  
1″
0:09
7
 RODRÍGUEZ Cristián
Team Arkéa Samsic  
1″
,,
8
 ARANBURU Alex
Movistar Team     0:10
9
 AULAR Orluis
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
10
 CARAPAZ Richard
EF Education-EasyPost     ,,
11
 HERMANS Quinten
Alpecin-Deceuninck     ,,
12
 SERRANO Gonzalo
Movistar Team     ,,
13
 SKJELMOSE Mattias
Trek – Segafredo     ,,
14
 SCARONI Christian
Astana Qazaqstan Team     ,,
15
 BAGIOLI Andrea
Soudal – Quick Step     ,,
16
 SMITH Dion
Intermarché – Circus – Wanty     ,,
17
 IZAGIRRE Ion
Cofidis     ,,
18
 MARTÍN Gotzon
Euskaltel – Euskadi     ,,
19
 FRAILE Omar
INEOS Grenadiers     ,,
20
 SOBRERO Matteo
Team Jayco AlUla     ,,
21
 CANAL Carlos
Euskaltel – Euskadi     ,,
22
 OLDANI Stefano
Alpecin-Deceuninck     ,,
23
 VENDRAME Andrea
AG2R Citroën Team     ,,
24
 CHAVES Esteban
EF Education-EasyPost     ,,
25
 CRAS Steff
TotalEnergies     ,,
26
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ     ,,
27
 GUGLIELMI Simon
Team Arkéa Samsic     ,,
28
 GAUDU David
Groupama – FDJ     ,,
29
 GUERREIRO Ruben
Movistar Team     ,,
30
 SÜTTERLIN Jasha
Bahrain – Victorious     ,,

ポイント賞

Rnk Rider Team Points
1
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 25
2
 SCHMID Mauro
Soudal – Quick Step 20
3
 ABERASTURI Jon
Trek – Segafredo 16
4
 ARANBURU Alex
Movistar Team 14
5
 AULAR Orluis
Caja Rural – Seguros RGA 12
6
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
INEOS Grenadiers 10
7
 JUARISTI Txomin
Euskaltel – Euskadi 10
8
 CARAPAZ Richard
EF Education-EasyPost 10
9
 HERMANS Quinten
Alpecin-Deceuninck 9
10
 SERRANO Gonzalo
Movistar Team 8

山岳賞

Rnk Rider Team Points
1
 BARRENETXEA Jon
Caja Rural – Seguros RGA 6
2
 RODRÍGUEZ Cristián
Team Arkéa Samsic 4
3
 JUARISTI Txomin
Euskaltel – Euskadi 2
4
 RUIZ Ibon
Equipo Kern Pharma 1

新人賞

Rnk Rider Team Time
1
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 4:01:14
2
 SCHMID Mauro
Soudal – Quick Step 0:04
3
 SKJELMOSE Mattias
Trek – Segafredo 0:10
4
 BAGIOLI Andrea
Soudal – Quick Step ,,
5
 CANAL Carlos
Euskaltel – Euskadi ,,
6
 OLDANI Stefano
Alpecin-Deceuninck ,,
7
 GRÉGOIRE Romain
Groupama – FDJ ,,
8
 SCHELLING Ide
BORA – hansgrohe ,,
9
 STANNARD Robert
Alpecin-Deceuninck ,,
10
 VANDENABEELE Henri
Team DSM ,,
こちらはハイライト動画

 

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